
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>武士に日傘は似合わないと思いますが、なぜ日傘を差したのですか。
女性については、髪型を守るために日除け具は菅笠から日傘に変わったことが明らかですが、
武士については、三都(江戸・京・大坂)等では単に流行以上のネタは得られませんでしたが、
下記のローカルネタの中に本音が吐露されているように思います。
これが何度禁止しても男性の日傘の途絶えない理由の一つではないでしょうか?
〇『古事類苑.器用部8/神宮司庁古事類苑出版事務所編/神宮司庁/明29-大3』
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/897883/50
器用部二十三 行旅具 中
<50/109>(456頁15~19行目)
〔甲子夜話 八〕
大洲侯ニ邂逅セシトキ、國々ノ寒暑ノ談ニ及ビ、我平戸ノ氣候ヲカタリ、
扨(※さて)豫州モ海近ケレバ、夏モ涼シカルベシト言シニ、
侯ノ臣堀尾四郎次、其座ニアリテ曰ク、曾テシカラズ、暑至テ甚シ、
盛暑ニ至リテハ、途行スルニ、炎氣黄白色ヲナシ、空中ニ散流シ、
人目ヲ遮リ、前行十歩ナル人ハ殆ド見ヘ分タズ、其蒸熱堪ガタシ、
如(L)斯(※かくのごとき)ナレバ、途行スルモノ青傘─涼傘也、青傘ハ、豫州ノ方言、─
ヲ用ザレバ凌ガタシ、然ルニ近頃青傘ヲサスコト停止セラレシカバ、
暑行尤難儀ナリト語リヌ、
ならば、日傘でなくとも笠で良いのでは?との疑問も浮かびますが、
直接頭に触れる笠(帽子など)は一時凌ぎにはなっても炎天下長時間となると
汗が止まらず笠(帽子など)がジットリなんてことは昔も今も変わらないように思います^^
以上 疑問解消の糸口に繋がれば幸いです^^
ご回答ありがとうございます。
“なるほど”というか“やっぱり”ですね。これが本音でしょう。
炎天下の暑さは今も昔も変わりませんから。
それに、案外かっこいい姿だったのかも知れません。
No.1
- 回答日時:
孫引きになるが
「江戸時代には「御乳母日傘」1で育つことは江戸っ子の条件でもあったという。」
1. 小沢詠美子『お江戸の経済事情』東京堂出版2002 < 出典
一種のステータスシンボルのようです。
http://iyokan.lib.ehime-u.ac.jp/dspace/bitstream …
かなりしつこく禁じられているようです
ご回答ありがとうございます。
「御乳母日傘」と言えば“箱入り娘”を連想しますが、武士にも居たのですね。
馬や駕籠がステータスシンボルと思っていましたが、泰平の世も続くと変われば変わるものと、驚きです。
自分で傘を差すのかと思っていましたが、付き人に傘を持たせている画像を見つけました。
いつも面白い論文を紹介して下さってありがとうございます。
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