幼稚園時代「何組」でしたか?

ボーイング787の不手際とか微調整から多くを学びながら、エアバスA350 が後を追っています。


B787とA350

ほぼ同じコンセプトで出来上がっている航空機だと思えばいいと思います。

ちょっと前までは

ボーイングの主張 中型機(明らかに787を意識)でダイレクトに目的地の空港へ乗り入れる
エアバスの 主張  超大型機(すなわちA380)でハブ空港(アジアならばチャンギやインチュン)まで             行き、小・中型機(例えばA320)に乗り換えて目的地空港へ


でしたね。真っ向から考え方が対立していたわけです。


ところがごく最近のA350への力の入れ方をみると・・・?


ここで質問です。

*エアバスは方向転換し、ボーイングと同じ考えに変わったのですか?

*では今後のA380の運命は?


宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

*エアバスは方向転換し、ボーイングと同じ考えに変わったのですか?


A380をエアバスが発表し、ほぼ同時期にボーイングが「ソニッククルーザー」構想を発表した時点までさかのぼれば、確かに方向転換したといえます。ただ、実際のところは方向転換というよりも、A380に時間がかかりすぎて、A350の対応がB787に比べて後手に回りすぎた、というところでしょう。

そもそも、飛行機の刷新は常に「どれだけ少ない燃料でどれだけ飛べるか」と「どのくらい騒音を少なくして空港の周りに影響を与えないか」です。

B787は効率のよいエンジンを軽い機体につけることで燃費を良くし、効率のよいエンジンだから音も小さい(ハイテクでさらに消音している)というコンセプトです。

A380は一回に乗せる人数を増やすことで一人当たりの燃費を抑え、一回あたりの人数が増えるから離着陸回数もへって騒音も抑えられる、というコンセプトです。

どちらも間違ってはいませんが、発表後の各航空会社の選択はB787に軍配があがっています。そのためA350は急ピッチで市場投入する準備に追われているといえます。



*では今後のA380の運命は?
これについてはLCCに押されたレガシーキャリアの動向を見てみると参考になると思います。
レガシーキャリアは最近「エコノミーでも快適」という方向に料金の付加価値を見出そうとしているきらいがあります。
たとえばデルタ航空では「エコノミーコンフォート」とエコノミー料金に1割から2割程度の金額を出すことで、座席空間の広い席を利用できるようになっています。またニュージーランド航空が新しく発表したエコノミー席は座席の下からパッドが出てきて足の空間部分も埋め、横長のベッドのように利用できるものになっています。大人ふたりが横になれる広さがあり、料金も2.5人分ぐらいにするようです。

面白いのは日本のスカイマークでA380を利用して長距離海外路線を運行し、そのすべてが上級エコノミーとビジネスクラスである、という発表があったことです。
長距離路線は12時間以上椅子に縛られているわけですから、多少の金額が掛かってもなるべくゆったりと座りたい、という人は案外多いと思います。ビジネスの半分の金額でビジネスの快適さを半分と考えれば需要は多いでしょう。
いずれLCCが日本でも一般的になれば窮屈だけど安いエコノミーはLCCにかなわなくなります。
それを北米線や欧州線などのニーズの高い路線で「ちょっと高めだけど、その分ゆったり」という選択肢があれば十分に顧客を取り込めるはずです。

そしてそのような路線には空間の広いA380がうってつけです。
いずれ、ほかのレガシーキャリアもこの方向性に向いていくと私は思っています。

ですからA380は今の受注分を作り終わっても安定した需要があると思いますよ。B747では少々小さいですから。
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この回答へのお礼

そもそもこの質問をしたきっかけは、この秋に来日したエアバス社長が、「380は損益分岐点に達しそうだ」と述べたことです。膨大な開発費ですからね、そういうことなんでしょうが。元を取るのは大変ですね。あれだけの大仕掛けなものですとね。

有り難うございました。

お礼日時:2013/11/20 12:38

Q/エアバスは方向転換し、ボーイングと同じ考えに変わったのですか?



A/B787やB777の実績を見て、同等の機体開発をしたというのが妥当かと思います。
要は、ライバルが売れるなら、その市場に参入すれば売れるから、最新のハイテク機で旧型機を刷新したのです。


Q/では今後のA380の運命は?

A/これまで通りでしょう。製造は今後も続きますし、販売促進も行われます。この機体は、あくまでB747と競合する機体であり、それよりも大型になった初めての機体です。
尚、同型機はボーイングでは、B747-8が投入され、今後も後継の研究は行われるでしょう。

機体の名称が異なるから、それが最新最先端とは限りません。

機体構造と運用プラットフォームが根本的に異なれば確かに、機体名称も変わり新しいように見えますが、これらを全面的に刷新すると、B787がそうであるように、初期トラブルが発生する可能性があります。

一般に、新型機は派生によるマイナーチェンジにより展開されるケースの方が多いですから、A380だけしか、新型がないという意味ではないのですよ。ただ、報道する場合には、新型はあくまで、機体のメジャー名称が話題になりますが、実際には、マイナー名称で機体の更新は数年に一度行われます。

そのため、それに合わせて競合品が出るという考え方をすれば、A380対抗はB747-Xが、B787の対抗は、A350がという形になります。また、A380の売れゆきが今後も良く、同等の大型機の新鋭機が必要とボーイングが判断すれば、B7x7の新型機が出るかもしれません。



尚、開発した新型機が全く売れなければ、基本的に新型機をさらに開発するのは困難になります。
一般に、開発には金が掛かりますから・・・。開発するには一定の利益が出るブランドがなければならないのです。即ち、A380がよく売れたから、A350計画が順調に推移するようになったのであって、もしA380が売れなければ・・・A350はキャンセルや遅れている可能性もあったと言えます。
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この回答へのお礼

回答有り難うございました。

お礼日時:2013/11/20 12:40

>ここで質問です。


>*エアバスは方向転換し、ボーイングと同じ考えに変わったのですか?
>*では今後のA380の運命は?

何か勘違いされているようですが・・・

A380は、まだ結構な受注残があり、生産を続けていますが、注残すらはけきらないような状態なのはご存じないのでしょうか?
日本の航空会社でも、発注していたと思いますが、それもまだ納品されて居ない状態です。

実際の空港などに行かれてみると分かりますが、成田空港などでは、同じ時間帯に複数航空会社でA380が3機滑走路を並んでタキシングしていたりと言う光景も見られたりするんですよ。

航空会社もばかではありませんので、A350のクラスが必要な航空会社向けにはA350を出してくるわけです。
ボーイングがB787でであれだけのトラブルを起こしたわけですから、エアバスとして持っている同じクラスは一番良いタイミングでしょう。

だからといって、長距離大型機のA380をやめる訳ではありませんからね。
注残まで抱えてる状態ですから、いまさらそんなに宣伝しなくても勝手に売れて喰てますからね。
勝手に売れてる状態の機種にテコ入れしたって無駄でしょう?
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