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こんにちは。
ひとつ質問させていただきます。

毎日新聞の余録(12月06日)に以下のような文章がありました。

~「やけのやんぱち日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯が立たないときた。白く咲いたはユリの花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水くさい」。おなじみの映画「男はつらいよ」の寅さんの口上である
この手の啖呵売(たんかばい)、最後は「えーい、今日はもう一つつけて500円、持ってけ、泥棒!」ってな感じになる。しかし驚くのは、焦点の特定秘密保護法案で国会の会期末を迎えて行われた特定秘密の監視機関、第三者的チェックを行うと称する機関のたたき売りである~

’わたしゃ入れ歯で歯が立たないときた’の’ときた’はどのように解釈すればいいでしょうか。

よろしくお願いいたします。^^

A 回答 (5件)

この場合の「来る」は下記辞書の、


「3.事態が進んで、ある状態に至る。」という用法に該当するように思います。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/64270/m1u/% …
「色が黒くて食いつきたい」という願望がある状態から、「わたしゃ入れ歯で歯が立たない」という状態に至る。
こんな状態に至って(=こんな状態であることが明らかになって)、ああ、つらいね~、といったニュアンス。

あの夫婦、普段は仲が悪かったが、旦那が宝くじで一等を当てたときた。たちまち仲直りして夫婦円満、仲良く暮らしましたとさ。
といった文脈でも使えそうです。
「あの夫婦、普段は仲が悪かったが、旦那が宝くじで一等を当てるという状態に至った。~」というニュアンス。
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この回答へのお礼

私にはまだまだ難しいですが、
一番納得がいく説明だと思いました。
ありがとうございます。^^

お礼日時:2013/12/11 02:58

婆さんがそう言ってきた、と読み替えるべし。

つまり、「ときた」は「と言ってきた」になる。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。^^

お礼日時:2013/12/11 02:59

 「~ときた」の言葉から僕が先ず真っ先に思い浮かべたのは、宮澤賢治の『オッペルと象』の書き出しの部分でした。


「オッペルときたら大したもんだ」として「オッペルという人物」がいるよ、として作品を物語り始める構図です。すると読者はこの一行の書き出しで途端に宮澤賢治が展開する物語の世界にあしを踏み入れてしまう形になります。
 ご質問にあるコラムの一文にとりあげられている寅さんの口上でいえば、茄子→茄子が美味いものである→けれども残念なことにこの私には入れ歯に頼らねば、瑞々しくて美味いはずの茄子も口にすることは到底叶わない、と立て板に水を流すが如くに鮮やかなリズムで言葉を連ねていく形、と僕は理解します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おかげさまでいい例文も分かるようになりました。
大変勉強になりました。

お礼日時:2013/12/11 03:00

「新明解国語辞典」では「来(く)る」の項目で「特にその物事が話題となる場合を強調することを表す」として次の例を挙げています。


・「株式の話とくると(=になると)、てんで歯が立たない」
・「うちの女房と来ては(=などは)外出ばかりして」
・「このコロンボと来たら(=という人は)、本当に警部かどうかさえ疑いたくなる人相・風体だ」

類似の言い回しでは、「~きたもんだ(=言われているものだ)」「~てなもんだ(と言った調子だ)」などがありますが、共通しているのは「来る/来た」が「言う/言った」の意味になっていることです。

国語辞書的な品の良さを離れてみれば、浄瑠璃節でそのクライマックス場面に差し掛かると音程を一段上げて熱っぽく「語る」ことを「繰(く)る」といいます。ここから芝居でも役者が暗記したセリフを順序良く述べ挙げていく場面=「繰る」シーンに差し掛かると、観客が「そうれ「きた、きた」「それきた○○さん待ってたホイ」と囃し立て、「さすがは○○(役者名)ときたもんだ」などと讃えます。

このような「繰る=高調子で語る/長ゼリフを滑らかに話す」ことを、その過去形「繰(く)った」が「食った」と重なる調子の悪さを避けて、同音の「来る」に掛けて「ホラきた、ソレきた」と言い交わすという、いわゆる俗語解釈にも捨てがたいものがあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
詳しく説明していただいたのに私の能力不足で
全部理解できなくて。。。
もっと勉強してまた質問させてただきますので
よろしくお願いいたします。^^

お礼日時:2013/12/11 03:04

国語は専門ではないので間違った解釈かもしれませんので飽くまで参考の一つにしていただけたらと思います。



「~ときた」→「~ときた訳だ」という解釈で理由、事情、いきさつを述べているものと思われます。
「なすびを食べたかった」しかし「入れ歯で食べれなかった」という事情があった。という解釈になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。もっと勉強します。^^

お礼日時:2013/12/11 02:48

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