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No.3
- 回答日時:
他の回答と若干重複するかもしれませんが、
同一河川においては、陸封型も降海型も遺伝子は同じです。
すなわち、陸封型の親からも降海型の子は産まれます。
陸封型と降海型の比率がどのような要因で定まるのかは研究途上です。
自然状態における降海型の比率は6~7割のようですが、産業的には降海型のサクラマスを増やしたいので、その比率を上げる研究が進んでいます。
<なわばり争いで負けたヤマメ(のオス)が降海に転じる・・>
という説は、一部で確信的に語られていますが、疑問が残ります。
関東以北の河川では、メスのほぼ100%が降海型となります。
しかし、オスは川に残ったり海に下ったりするので、上記のような説があるわけですが・・・
疑問の1、
ナワバリ争いは、ヤマメの密度が高いほど激化します。
ならば、川が小さく、産卵数(放流数)が多いほど、降海型オスの比率が増すはずです。
その逆、たとえばほとんどナワバリ争いが起きないほどヤマメの生息密度が低い河川なら、ほとんど降海型オスは生じないということになります。
しかし、そのようなデータは聞いたことがないし、ヤマメの少ない大河川でも降海型オスが相当数確認されます。
疑問の2
北海道では道南区域で4~5月、道北区域で5~6月がヤマメの禁漁期です。
これは、降海型サクラマス(スモルト化したヤマメ)が海に下るのを待ってあげるためです。
しかし、気温の低い年は、解禁日になってもスモルト化したヤマメがよく釣れます。
で、このスモルト化したヤマメですが、体型が細長く、大きさが均一です。
もし、ナワバリ争いに負けたヤマメがスモルト化するなら、大きさにばらつきがあるのが自然です。
特に、敗者なら小さい個体が多いのが自然ですが、スモルト個体は良型ばかりです。
(ちなみに私は、解禁日でも、スモルト化したヤマメはリリースしています)
疑問の3
いつなわばり争いするのか、という問題です。
4~5月に降海するなら、なわばり争いは3月以前に激化するはずです。
しかしそのころはまだ水も冷たく、エサにもほとんど食いつきません。
はたしてそのような状況で、自分の将来を左右するなわばり争いが繰り広げられるのか?
他にも疑問はいくつかありますが、ともかく科学的な確証はない説です。
No.2
- 回答日時:
私も釣り関係の会話から餌が理由と聞かされています。
こんな簡単テーマでも白黒つけられないのに大昔の進化の考察など夢物語ですね。専門家はどうにかならないものなのでしょうか。氷河期に陸封されたという説からも進化を研究する人らはこのマス~サケのテーマに向かうべきだと思うのですがチグハグですね。
一番ありきたりの進化論の原理を切り口にすれば生存率と繁殖率になりますよね。
つまりは海に降りたメスは産卵数が十倍ぐらいになるんでしょうか。精子を放つオスの降海は無意味に思いますがどうなんでしょう。オスの場合は生存率になってきますよね。風当たりの強い場所(海)でもそこで成長しない手はないという展開ですかね。降海はメスには有利に展開する可能性があるのでそのメス用の性質を共有する男の乳首みたいな感じでしょうか。
河川残留型の性比を知りませんがオスは付録でメス有利の基本構造かなんかでメスが縄張り争い強く河川はオス不足ならばオスが海に逃げて繁殖期に戻るのも悪くないような。
放流だなんだで遺伝子が自然状態ではなくなってしまったらしいのですがつまらぬ動物行動学よりこちらにメドをつけてもらいたいですね。他の動物の不毛な妄想ごっこと違い、頭を使えばかなりの研究成果が望めると思います。
No.1
- 回答日時:
サケ・マス類は,降海型が基本と思います。
陸封型は,中部山岳部に生息します雷鳥や高山植物のような氷河期の生き残りである遺存種のようなものと思います。降海型が,間氷期になりまして河口の水温上昇に伴い,高水温の河口を通過できずに低水温の河川に取り残されたものが陸封型と考えられています。ですから降海型と陸封型は遺伝子が違うためではありません。降海型と陸封型の両タイプが生息する河川では,産卵行動に陸封型の雄が参加します。ですから遺伝子は同じです。むろん何万年間も陸封されますと,隔離が進みますから遺伝子のそれぞれの地域タイプは存在します。
サクラマスも基本的には降海型です。中部地方では,サクラマスは雌が多いというようなことを言う人がいます。しかし,北海道等ではサクラマスの雌雄差はありません。ですから雌の方が,雄よりも多少高水温に対しての耐性が高いのかもしれません。雄は下れないけれど雌は下れると言うことと思います。それにしてもなぜ一部だけ下るのかはなぞと思います。
スチィールヘッドもニジマスそのものです。日本中部ではニジマスは下れないですが,高緯度の地方ですと下れるようになりますので降海型が基本になります。
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