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ミッドレンジスピーカーのハイカット用コイルに、銅箔コイル (Jantzen12AWG)か
空芯コイル(MUNDORF L200)を考えています。
銅箔コイルと空芯コイルの音質を教えてください。

ネット情報によると、銅箔コイルについては換えて音質が良くなったという人と、悪くなったという人がいます。 また、空芯コイル(MUNDORF L200)については、情報が少ないので、銅箔コイルと空芯コイルのどちらにしようか決め兼ねています。  
クロスオーバー周波数は約7200Hz前後、現在はfostex 空芯コイルを使用しています。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

No.4です。


お礼ありがとうございます。

箔巻コイルでDCRが低い場合は、幅広な箔を使ってるか、Fostexに見られるようにフェライトコアなど磁性体を芯に使って巻き数を減らしたもののどちらかでしょう。飽和問題があるものの箔巻コイルではFostexのやり方が正解だろうと思います。巨大化も箔巻コイルの欠点ですので。

>銅箔コイルに渦電流が発生し、音質を悪くするとは知りませんでした。
銅箔に発生する渦電流を利用して、EIコアトランスのフラックス(磁力線漏れ)防止ショートリングなどで効果を挙げています。
参考:http://www4.ocn.ne.jp/~tube/pre/a3300/a3300y.html の末尾など。
磁力線が変化しない場所での使用なら、幅広箔巻きコイルで問題ないでしょう。
普通、マイナスポイントを挙げてセールスしませんよね。この件に限らずメーカーや販売店に負の情報は期待できません。
使う人も少ないし、使った結果の苦労話をBLOG等に挙げてくれる人がいると良いのですが・・・。それには、相応の音いじり経験が必要でしょう。なまじ知識があると端から箔コイルに手を出さないと思います。
お金と時間に余裕がある御仁には、是非他のコイルとの比較記事をお願いしたいところです。
なお、カーオーディオでは、振動に強いという別の選択理由が優先されるかと思います。

>一番安いもの方が一番良い音がするとは、どのように理解したらよいでしょうか。
値段は、メーカーや商社の都合で決まりますが、一般的に
 生産量や販売量が多いと安価
 生産量や販売量が少ないと高価
という経済原則はあるようです。
 それから、価格が高ければ品質が良い、と思いたい
という心理の利用もあります。(お中元など同じ商品でも、ショップ名の入った包装紙の為に有名百貨店で買う行為とか)
特に日本が品質No.1輸出量世界3位(前世紀までアメリカに次いで2位だったんだけど、国内の銅採掘を止めたことと、突然首位に躍り出た隣国があるので順位を下げた)を誇る銅線素材の製品には経済原則が該当するでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
親切にまた答えていただき感謝しています。現在、空芯コイルより銅箔コイルの方が音質改善すると判断できる情報が乏しいので、線径の大きな空芯コイルにするかもしません。
いろいろありがとうございました。

お礼日時:2014/04/10 19:21

こんにちは。



えっと、箔巻コイルは、一般的なコイルに比べて直流抵抗が高い事、交流磁界によって渦電流が発生する事で、スピーカーのネットワーク用としてあまり好ましくないという認識でした。
自分で使ったことがないので、机上論ですが参考までに。

丸導線と比べると、並列(同じ円周)方向に導体が無いのが箔巻コイルの特徴でして、巻数を増やすのは直列方向にしかできません。したがって、同じインダクタンスを得るには、中心部が細巻で外周は巨大にならざるを得ません。巻く際の断面変形問題もあり、あまり厚みのある箔は使えません。表皮効果が無いとされますが、オーディオ帯域での利点になりません。

他のコイルが発する変動磁界によって渦電流が発生します。『コイルの向きを直角方向に』というネットワークコイル配置の常識が逆に仇になります。渦電流を小さくしようと箔の幅を狭くすれば、当然ながら直流抵抗値が高くなります。これが箔巻コイルの一般的姿ですね。
音には好みや思い入れも有り、箔巻コイルを全く否定するものではありませんが、箔巻コイルを愛用するマニアには、コイル同士の距離を取り、コイル磁界を直行させない平置きを一般的な配置とする人が居る事も参考にしてください。
『クロスオーバー周波数は約7200Hz前後』と高いので、中音域ほどの影響は出ないかもしれませんが、既存のネットワークの一部のコイルだけ箔巻コイルに変更するのであれば、良い結果が得られない確率のほうが高いと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>渦電流が発生する事で、スピーカーのネットワーク用としてあまり好ましくないという・・・

銅箔コイルに渦電流が発生し、音質を悪くするとは知りませんでした。

クロスオーバー周波数は約7200Hz前後のL=0.33mHの場合、
単線空芯コイルの18AWGならDCR=0.26Ω、16AWGならDCR=0.22Ωと、
DCRが銅箔コイルより2倍以上ありますが、渦電流の影響を考えると銅箔コイルより
空芯コイルの方が良いということですね。

ただ、値段のことを言うと、0.33mHの空芯コイル18AWG が約850円です。
銅箔コイルはおよそその3.5倍です。6倍のものもあります。
一番安いもの方が一番良い音がするとは、どのように理解したらよいでしょうか。

お礼日時:2014/04/06 21:55

フォイルタイプのコイルは使ったことがないのですが、クロスオーバー周波数が7200Hzだと、「フォイルタイプであること自体のメリット」はないと思います。



そもそもフォイルタイプのコイルを使うのは、高インダクタンスかつ低DCRのコイルを作りやすいからでしょう。

すなわち、コイルの効率を上げるためには隙間なく巻くことが必要ですが、断面が真円の導体だとどうしても隙間ができるので巻き数を増やす必要があります。巻き数が増えると直流抵抗値(DCR)も増えてしまうので、これを減らすために導体断面積を増やすと隙間も大きくなり、悪循環です。

1つの解決策はコア(磁性体の芯)を入れることですが、磁性体が飽和してしまうと歪みの原因になるので忌避されがちです。トロイダルコアを使えば非常に効率的ですが、引出し線とコアの距離がインダクタンスに影響するほど過敏に反応するので、かえって使いにくくなります。

そこで、フォイル状にすれば密に巻ける上に、導体断面積を稼ぐには幅を広くすれば良いだけなので(限界はあるでしょうが)、空芯でありながら悪循環を断ち切れるという訳です。

これが有効なのは、数mH単位のウーファー用の大きなコイルです。ウーファーは慣性のモメントが大きいので少しでも電磁制動を効かせたい訳ですが、数100Hzでハイカットするには大きなインダクタンスが必要になるのでDCRも増え、ダンピングが劇的に悪化します。コアコイルを使うか、それが嫌ならフォイルタイプに、という話になります。

一方で、ミッドレンジのハイカットは数kHz以上なので、インダクタンスは0.1mH単位です。空芯コイルでもDCRは0.1Ω単位まで下がり、もともとウーファーほどの電磁制動も要求されないので、敢えてDCRを目の敵にする必要もありません。DCR込みで定数を決めれば、それで十分でしょう。

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もっとも、音質の微妙なチューニングという意味では、全くの無意味ではないでしょう。

1つは、No.1の回答で書かれている振動の影響ですが、これは緩いコイルでも接着剤などで固めてしまえば大きな問題にはならないでしょう。面倒であれば、Jantzenの空芯コイルは比較的カッチリと巻いてあります。Mundorfは使ったことがありませんが、海外のサイトで測定の結果「値段が高い割に歪みが多い」というデータを見た記憶があります(どこのサイトか思い出せません。またMundorfの別シリーズだったかも知れません)。

もう1つは、コイルにもキャパシタンスが存在するので、それが影響する可能性があります。ふつう、スピーカーネットワーク用のコイルのキャパシタンスは公表されていないので、「経験的に」フォイルタイプが良いとか、いやダメだとか言われているのかも知れません。

あとは、ややオカルト的ですが、絶縁体の違いによる寄生容量とか、導体の構造による表皮効果とかでしょう。

物理現象以外の点で言うと、「銅箔コイルの方が音が良いんじゃないか」という心理的バイアスも否定できません(実際には無視できないほど大きいと思います)。

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ということで、結論的に、敢えてフォイルタイプのコイルを使う意味はないと思いますが、後になって「銅箔コイルならもっと良かったんじゃないか」と疑心暗鬼になるくらいなら、最初からそうしておけば良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>そもそもフォイルタイプのコイルを使うのは、高インダクタンスかつ低DCRのコイルを作りやすいからでしょう。
>振動の影響ですが、これは緩いコイルでも接着剤などで固めてしまえば大きな問題にはならないでしょう

低DCR、かつ振動に強いということで、銅箔コイルを選択肢の1つにしたのですが

>敢えてフォイルタイプのコイルを使う意味はないと思いますが、
>・・・「フォイルタイプであること自体のメリット」はないと思います。
>後になって「銅箔コイルならもっと良かったんじゃないか」と疑心暗鬼になるくらいなら、・・・・

空芯コイルから銅箔コイルに換えるメリットはないけれど、デメリットもないということと解釈して
銅箔コイルにしたらよいのか。・・・難しい。

お礼日時:2014/04/06 17:03

ご質問の趣旨に添わないかもしれませんが。


ネットワークのコイルの役目は、正しいカットオフを出すために正しい値のインダクタンスであること、駆動に必要な十分の電流を流せるだけの低い抵抗値であること、音声信号でも影響を受けない程度にしっかり巻いてあること、以上だと思います。
スピーカーの音質のほとんどはそのユニットの音質です。ネットワークは上記の条件を満たすだけのものであればユニットの差に比べれば音質の差が検知できるほどの違いはありません。
というよりも自作の場合、クロスオーバー前後のユニットのインピーダンスが非常にばらつくので、正しい肩特性がなかなか出なくてそれが音質に与える影響の方がはるかに大きいと思います。7KHz程度のインピーダンスはカタログの定格よりも倍以上大きいことは普通です。
従ってご質問のどちらにするかよりも、ユニットに適した値のコイルを選ぶ方がはるかに重要であるということです。
他の方の答えではどちらがよくてどちらは悪いという意見もあるかもしれませんが、それが貴方のユニットにも適合するかは不明というとです。

ということで、私の答えは正しい値をどう選ぶかの問題で、それができればどちらでもよいということです。

私はかつてネットワークの自作をしていましたが、上記の事情でどうもうまくできないという結論で最後はチャンネルデバイダーを使ったマルチチャンネルに移行しました。これならば正しいクロスオーバーは簡単に設定でき、ユニットのレベル調整も簡単です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>自作の場合、クロスオーバー前後のユニットのインピーダンスが非常にばらつくので、正しい肩特性がなかなか出なくてそれが音質に与える影響の方がはるかに大きいと思います。7KHz程度のインピーダンスはカタログの定格よりも倍以上大きいことは普通です。
従ってご質問のどちらにするかよりも、ユニットに適した値のコイルを選ぶ方がはるかに重要であるということです。
>私の答えは正しい値をどう選ぶかの問題で・・・

現在のミッドレンジスピーカーのハイカット用FOSTEX空芯コイルL2.8Lとコンデンサーの値は、L=0.28mH(値は不明ですが約8KHzのハイカットにしたはずですので0.28mHと思う。)、C=2.2μFです。
音について、一部のCDの曲にはほぼ満足できる状態ですので、CとLの値はスピーカーユニットにだいたい合っているのではないかと思います。
ただ、若干の声に粗さを感じる曲もあるので、今回コンデンサーではなく、スピーカーに直列接続のコイルを換えようかと思った次第です。コイルのインダクタンスは0.28mHから0.33mHへ変更しようと思っています。理由は、8KHzより低いクロスオーバー周波数でハイカットすることで、音質改善につながるのではないかと思ったことと、ネットワークシミュレーションソフトで調べた結果、0.28mHより0.33mHの方がよりフラットな周波数特性になったからです。

お礼日時:2014/04/06 08:15

はじめまして♪



高価な銅箔コイルに対してはなんとも言えないのですが、、、、

フォステクスのコイルであれば、比較的巻きが緩いので、とにかく固めてしまう、というのが音質向上にはよく利用される手法です。

故:長岡 氏 の手法では、2液性のエポキシ樹脂を塗ってドラーヤーで加熱させ、コイル内部に出来るだけ浸透させる方法が紹介されています。

私はもっと手を抜いて、塗料にドブ漬けし、乾かしたりしました、クリアのウレタン塗料が、案外良かったなぁ。巻き線の内部の隙間まで確り固める、とまでは出来てないと思いますが、まぁそこそこ音がスッキリした印象は得られましたよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
空芯コイルは古いものでフォステクスのL2.8ではないかと思います。
直流抵抗は0.23(Ω)前後あると思われます。
銅箔コイルJantzen12AWGと空芯コイルMUNDORF L200 0.33mHの直流抵抗は0.10(Ω)と0.09(Ω)で、
L2.8より直流抵抗が半分以下になることや、銅箔コイルについては、銅箔コイルに換えて、期待したほどではなかったという人がいるのですが、良くなった人もいるので、コイルを換えたら音質が少しでも良くなるのではないかと思い今回相談させていただきました。

お礼日時:2014/04/05 21:45

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