映画のエンドロール観る派?観ない派?

村上春樹のファンでもなく、ノルウェイの森ぐらいしか読んだことがない者です。
ブームも去ったことだしと思い、遅ればせながら1Q84を読んでみました。

ファンタジーのような、SFのような、ミステリーのような独特な雰囲気で意外と
面白い と思いつつ読んでいましたが、結局最後までいくと、これは何だったのか?
という思いです。

いろいろ紆余曲折を経ながら、結局は2人の男女が20年ぶりに再会し、くっつく
そんな単純な流れでしかなく、途中の空気さなぎ、リトルピープルや、ふかえりや
リーダーや・・・実にさまざまな謎をばらまきちらし、結局まき散らかしただけで終わる。
アメリカTV1ドラマのLOSTを彷彿とさせました。
というのが私の感想ですが、質問としては

・この本を本屋の開店前から行列して買うほどの村上ファンは、この小説の
 どこを評価しているのでしょうか?

・村上春樹が、ノーベル賞候補になるのは、どういう点からですか?

1Q84についても、いろいろ感想や解釈を検索してみてみましたが、今一つ
すっきりしなかったので、自分で念のためもあり質問させていただきました。

A 回答 (1件)

私は彼のファンです。

アンダーグランド以外の作品は読んでます。一部は何回か読んでいます。特に並んで購入はしていませんが、この作品は2回読みました。多分ファンとしての条件はOKかな。

このIQ84は彼の作品の中では、特に可もなく不可もなくといった出来だと私は勝手に思ってます。1Q84は彼の作品では多用されるシュールリアリズムの手法を用いてますので、異空間の不可思議な世界での出来事です。そこが作品の魅力でもありますので、この手法になじめない人には不向きな内容です。この作品の評価すべき点は、話題性と300万部という売り上げだと思います。ただ内容的にはあなたも感じている通りまとまりがないし、3冊と言うのはやや冗長的かもしれません。でも反論するつもりはありませんが、まとまりがなく冗長的なのが、いかにも彼らしいところなのも事実です。それと作品の多くにある性描写がキツイのがファンの私でも不快で面倒なので、そこだけ読み飛ばすこともあります。個人的は牛河さんが亡くなられる際の描写に作者の愛情が感じられ素直に感動しましたし、この感動を味わうためだけに、もう1度最初から読もうと考えてます。

彼は間違いなく現在の日本を代表する作家です。それどころか日本文学の歴史の上においても、彼ほど日本文学を世界に広めた人はいないわけですから、日本文学史上No.1だと思ってます。ノーベル文学賞は受賞して当然でしょう、くらいに私は思ってます。候補になる理由はファンの多さだと思いますが、私はあまり詳しくわかりません。ここ数年逃している理由は、政治的な主張が無いのか弱いためだという人もいるようです。その辺も特段私は詳しくないのでわかりません。ただ、いつか受賞してくれるだろうと期待はしています。
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この回答へのお礼

ファンの方の素直な意見が聞けて、とても参考になりました。

この作品は、途中までは結構いいなと思いつつ読んでいましたが、結局最後に
なんだったの?という思いが強く、村上春樹をよく理解されている人の意見が
聞きたかったのです。

牛河さんが亡くなられる際の描写に作者の愛情が感じられ素直に感動しましたし、
⇒私も同意です。

性描写がキツイのがファンの私でも不快で面倒
⇒これは、昔渡辺淳一が好きでよく読んでいた私にとってはそう大したものでは
 ないかな と感じていました。

また、別の作品も読んでみます

お礼日時:2014/04/14 22:50

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