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1908年頃

東京駅から甲府駅まで汽車に乗った際の運賃を教えてください

また、所用時間も希望です

よろしくお願いします

A 回答 (4件)

 こんにちは。


 この質問はなかなか面白いのですが、実は結構厄介な問題も含んでいます。ただし確認できた範囲ではその問題点はこの質問の時期には該当しないようなので、その前提で答えます。
 尚、所要時間に付いては時刻表ファンの出現を待つか、古い時刻表の復刻版を図書館で閲覧するという先の回答の方法で対処してください。

 厄介な問題というのは線路の付け替えが行われているはずなので、現在の里程をそのまま当てはめて答えるわけには行かないということです。中央線の列車に乗っていると、使われなくなった旧トンネルが現行路線に並行しているのが見えるところがあります。更にこれよりも大きく路線が変更された廃線箇所もあります。
 ただし、ウィキペディアによる開業時期と質問内容の時期とは非常に近いため、そのようなことは無かったと判断します。そこにある里程(哩=マイル、及びチェーン)をそのまま採用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE% …
ここにある数値を合計すると、飯田町-甲府間は80.3マイル。切り上げて81マイルとなります。手元の「国鉄乗車券類大事典」の運賃変遷表(74ページ)を見ると、明治40年11月の運賃改定で、3等は1マイル当たり
・0.1~50まで、1.65銭
・51~100まで、1.30銭
マイル数、運賃とも小数点以下は切り上げで、上記を計算すると片道1円23銭となります。
 更にここに日露戦争の戦費回収のための「非常時特別税」が該当の場合には2銭課せられます。よってこの区間の3等運賃は1円25銭だったと思われます。ドラマでは花は5円貰ったということのようですから、十分に間に合ったでしょう。
 また、学生割引制度が明治40年6月25日に開始されています。同書には3等のみ運賃2割引とあります。ですので先の回答よりも低価の、片道1円と少しになりますね。

 さて、私は主に資料としての観点から乗車券などを集めていますが、その頃の乗車券が今市場に出てきたらいくらくらいになるかも一言。
 最も切符の売買が盛んなヤフー・オークションでも明治期の券は月に1枚出るか出ないかです(どちらかと言うと出ない)。ごく普通の区間の赤ベタ券紙の3等乗車券でも2万円はします。これが区間や駅が珍しかったり、同時期に並存して発行されていた「帝国鉄道庁」地紋、或いは中央線の前身である甲武鉄道のものだと更に高くなります(私もそんなものはほとんど持っていません)。
 切手と違って本来世間に残るものではないため、現存数は極めて少なく、これを一部のコレクターが奪い合っている、というのが実情です。ただし昭和初期になると東京や大阪では電車区間も広まり、定期券の利用も多くなったため、その周辺の切符は比較的多く残っています。
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この回答へのお礼

花ではなく花子です(笑)

劇中で花(子)が貰ったのは三円でした

回答者さまの考察では、往復とお弁当代でちょうどくらいですね

当時の路線や社会情勢も参考になりました

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2014/04/19 22:04

1908年当時の話ではなくて恐縮ですが


1920頃の飯田町から甲府までの運賃は約2円、所要時間は約6時間だったそうです。

ちなみに、1908年の時点では甲府駅は開業していましたが、東京駅はまだ開業していませんでした。
そのため、当時の中央本線の東京側のターミナルは、飯田町駅がその役割を担っていました。
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この回答へのお礼

東京駅よりも先に甲府駅が開業されていたのですね

とても参考になる ご回答ありがとうございました

お礼日時:2014/04/18 19:08

NHKの朝ドラ「花子とアン」の一シーンで、掃除の報酬として3円貰う。


それを甲府までの汽車賃に宛てる。
時代も一致するので、その事でしょうか?

結構、時代考証はきっちり遣っている筈ですから、3円有れば往復できたのでしょう。
所要時間は、明治後期から大正時代の普通列車の表定速度25~30Km/h とすれば、5~6時間程度要したのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

そのドラマの時代考証が適格なのか知りたくて質問した次第です

最初から適格に考証しているのだろうと盲信していたら、質問しません

お礼日時:2014/04/18 14:19

そういうことはちょっと大きめの図書館へ行って当時の時刻表を探すのです。


当時の原本はなかなかないでしょうが、復刻版なら比較的簡単に見ることができます。
私の良く行く図書館で検索したらすぐヒットしました。

タイトル 明治大正時刻表 4(明治39年4月号)
巻のタイトル 汽車汽船旅行案内
著者 三宅俊彦 /編・解説
出版者 新人物往来社
出版年 1998.9

まあ、ここの回答者さん中には、わざわざ図書館に出かけて回答してくれる親切な人がいるかもしれませんけど。
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この回答へのお礼

それがなかなか出来ない人のために、このサイトがあるのです

おおよその運賃なら記憶あるいは、手元の資料で回答頂けるかもしれませんし

お礼日時:2014/04/18 10:02

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