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e231系やe233系等、殆どの車両に共通しているのですが、
乗務員室隣の戸袋が決まって波打っているのは何故でしょうか?
他の戸袋は決してそんなことはありません。

A 回答 (2件)

こんばんは、首都圏の私鉄で電車運転士をしております。




鉄道車両は、乗用車の様な「モノコック構造」ではなく、トラックの様なフレームの上に箱が乗る「フレーム構造」を取っています。
加減速時の前後の衝動や、台車から加えられる上下の衝動、
これらストレスは、台枠と呼ばれるフレームの部分で全て受け持っており、質問者様が仰る車体の戸袋部分は負荷には影響しません。

列車衝突事故時のクラッシャブルゾーンにつきましては、重要なのは台枠部分のハナシであり、車体鋼体そのもののハナシではありません。

確かに、戸袋部分のしわ、気になりますね。
ワタシも気になっています。
ただ、構造を知っているので、そのしわは安全性に関係ない部分ゆえ、見た目の問題の範囲で止まっています。

鉄道車両の車体は、金属を溶接して組み立てるのですが、
溶接なので、熱が加わり歪みが出やすいモノです。

ステンレス、アルミ、鉄、これら問わず、製造時に歪みが出るハナシは耳にします。

だから、
アルミ車両にはFSW溶接工法が、
ステンレス車両にはレーザー溶接が、
普通鋼の車両の場合は、職人が手作業で叩きだしをしたりバーナーで加熱して歪みを取る訳で、ステンレス車両だから歪みが起きるという訳でもありません。

>e231系やe233系等、殆どの車両に共通しているのですが、
>乗務員室隣の戸袋が決まって波打っているのは何故でしょうか?

○面積が広くて目立ちやすい。
○昔の様なコルゲートやビード加工がされていないので、歪みが目立ちやすい。
○車体の安全性に関係ない部分なので、修正しなかった。

・・・・これが理由になります。

この回答への補足

車体の安全性に関係ない部分とは言え、見た目が悪いのは宜しくありません。両立してないと。

補足日時:2014/05/31 18:41
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この回答へのお礼

ご回答頂きまして、どうも有難うございました。

お礼日時:2014/05/31 18:41

質問者様の仰る通り、


JR東日本のE217系以後の一般型電車の先頭車での最初の乗降扉までの先頭部分、戸袋など、歪みが目立って、波打っているのが見られます。

私自身専門家ではありませんが思うに以下指摘します「クラッシャブルゾーン」によるものかと思っています。

クラッシャブルゾーン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9% …

>クラッシャブルゾーンはその仕組み上、あえて潰れやすく造ってある。
>車両などで万が一の事故時に、衝突部がクラッシャブルゾーンの対象となる部分であれば、
>その部材が変形することで衝突時のエネルギーを効果的に吸収し、かつ、他の構造材へと伝えて分散する。

以上により、運転室の乗務員扉と第一乗降扉の間の戸袋は、歪みが目立って波打っていると、考えられます。

この回答への補足

歪んでいるのはクラッシャブルゾーンの隣なのでピンポイントとずれていますが、
確かに全てクラッシャブルゾーンの隣です。

補足日時:2014/05/31 18:35
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この回答へのお礼

ご回答頂きまして、どうも有難うございました。

お礼日時:2014/05/31 18:38

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