ショボ短歌会

地元の川(静岡県)の風景がここ10年~20年くらいで大きく変わってしまいました。

昔は川が流れているところ以外(所謂河原)には一面に石ころや砂利が広がっていて、そこに生えている草木はまばらだったように思うのですが、最近は河原だったところに背の高い草がビッシリと生えてしまって河原を覆い尽くしてしまってます。

近隣市町村に流れる川も同じような現象が起こっています。

これは地球温暖化で植物の生態系が変化したり流れる川の水量が減ったりしたためなんでしょうか?

お詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。

A 回答 (6件)

> 治水のために河川をいじって植物の生態系を変えてしまう。


> 人間は罪深い生き物ですねぇ・・・。
> もっと謙虚にならないといけません。

なにをお考えなのでしょう。
人間が農耕を開始したときから、水や草木の管理をしています。人間が社会を造り、文明を形成する上では、植物の生態系だけでなく、生の自然状態を変更し、人間に都合良いように改変しないとならないのです。

謙虚 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/69398/m0u/
= 控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。

謙虚でいたら、人間は都市も形成できません。 政治社会の形成、経済組織で大量の生産や流通、廃棄物処理さえも出来ません。 欲が満足できたら、その上を望む欲を出すから、このような社会を形成できているのです。 
人間が分業し集団社会として自然を改変することで、人間は数千年間の発展をしてきたのです。 欲を出し、洪水を防止し、用水をいつも確保しようという果てしない《欲の積み重ね》が、河川管理などにつながります。 虫害、鳥害、獣害を避けようとし、自分に都合の良い作物や樹木を育て、不都合な木は伐採し、草は撤去するという自分本位の考えと行動の積み重ねが、人間社会を支えているのです。 海浜や湿地でも人間の都合で改変しているから、住宅地や産業地、交通路が確保出来ているのです。
他のことでも同様です。 
謙虚を排除し、欲を出し続けることで人間は社会を造ってきているし、そのおかげで、食糧難、寒暖の緩和、気楽な生活、不衛生や感染症などを遠ざけ、健康な長寿を享受できているのです。
    • good
    • 0

No1、No2さんのお二人の回答に対するお礼を読んでも、質問者さんは回答に満足されているように思えるのですが、解決したのではないのでしょうか。



私の住まいの近所の川で、堆積していた土砂を河原から大量に運び出していました。
その結果、以前は平坦な堆積地となっていた河原や中州の樹木や草は一掃され、砂利と砂地の状態になり、平常時の水量でも川面の広さはとても広がり、中州や川の岸側にあった陸地の面積は大幅に減りました。
この河川堆積土砂の撤去は、大雨などの増水による災害を未然に防止するための処置だそうです。

本来の河川の姿としては、水量の増減は季節的なものの他に、多雨年/少雨年というような変動、あるいは数日間の大雨などで、あるポイントを流れる水量、流速は数十倍は違うのだと思います。一時的に/数日間の間に平常からかけ離れた水量が流れるときには、その地点にあった土砂は樹木を含めて一掃され、新たに上流から土砂や礫、大石などが流れ込んで、力学的なバランスで新規にその地点に堆積するという現象が起きると思います。
そのような河川本来の姿に近い流れをしていれば、多くの河原は自然堤防の内側では大きな樹木叢は出来にくく、中流域ならば、ちょぼちょぼ草が生える程度の石の河原ができるのが自然なのだと思います。

ところが、下流域にヒトが住んだり、中流域でも増水時の浸水を嫌ってしまうと、人間がダムなどで水量の急増を避けるようにしたり、土砂が下流側に流れ堆積するのを避けるために堤をたくさん造ると、河川を流れる土砂、礫、大石が減ってしまいます。
そうなると、一度溜まった土砂はその場所にとどまり、草木が生えやすくなり、流されにくくなって、結果、背の高い草がビッシリと生えてしまって河原を覆い尽くすような事態にもなってしまうのだと思います。
人間の河川管理の副産物が、今の河原の状態なのだと思います。
「河川の植物生態系について」の回答画像5
    • good
    • 0
この回答へのお礼

遅くなってすみません、ありがとうございました。

治水のために河川をいじって植物の生態系を変えてしまう。

人間は罪深い生き物ですねぇ・・・。

もっと謙虚にならないといけません。

お礼日時:2014/08/25 13:45

原因は堤防を作ったからですよ。


関東平野や濃尾平野、その土を運んだのは川です。本来川は土砂を運びそこが埋まれば別のとこりに流れを変えます。でも堤防はそれを完全に固定してしまうのですから土砂が堆積していくのは当たり前です。土がたまればそこに根を張って植物が茂りそれがまた流れを緩め土を堆積しやすくします。この悪循環。

問題は河原ではなく川の中の方です。魚は卵を産む場所が決まっています。砂地でないとだめ、岩場でないとだめ、という物もいます。そういった魚の繁殖場所がどんどん減っていることが非常に問題です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみませんでした。

河川の氾濫を防ぐために治水をすればそれまで平地に広がっていた土砂が川に堆積していくのは当然のことですよね。

そういえば川にダムをたくさん作ったばっかりに、河口へ堆積する砂が減って全国的に有名だった砂丘が海に侵食されていて、その対策にダムの底に溜まった砂をさらって海岸に戻すという事業が地元の河川で行われています。

遠く江戸時代から続いている治水事業によって人々は安定した暮らしを手に入れたのかもしれませんが、その代償に失ったものも少なくないように思います。

お礼日時:2014/08/25 13:57

セイタカアワダチソウですかね


森みたいになってる耕作放棄地の隣にある田んぼを借りてますが
こいつが性懲りもなく生え続けるんで作付けを諦めました
今年は他の田でも大量発生しまして10aを三人がかりで一週間だった
2トン車に山盛りの量でしたよ
こちらは関西ですが五月中旬から群生が加速したように思います

>地球温暖化で植物の生態系が変化したり
あまり関係ないように思います、耕作放棄地に隣接した田は他にも
ありますがイネ科の雑草が多くて管理の行き届いてない場所だと
セイタカや菊系?の雑草は滅多に生えてきません
マメに除草剤散布したり刈り込みしてる場所だとセイタカが湧きます

元々セイタカの勢いが強い場所⇒セイタカの独壇場
イネ科雑草が群生していて手入れが不十分⇒セイタカ生えない
和系の雑草(イネ科含む)をマメに除去⇒除去の時期によりセイタカ・・・
カヤとかススキとか一所懸命除去した結果、外来種の繁殖を助けた
と私は思ってます、日本の在来種が海外で無双、という例もある
池にはフナや鯉は居らずブラックバスとブルーギルしか釣れません
徳島ではミドリガメが用水路に大繁殖してて捕獲がビジネスになりつつ
丹波笹山ではアライグマラスカル()が毎日黒豆食ってますよ

↓これは新潟の米どころの取り組みですが地域まるまるライを植えてます
在来種の雑草を根絶して後、一旦根付けば10年は場所を譲らない米芝を
村総出で植えてるんですね、これくらいのことやらないとセイタカには勝てない
「河川の植物生態系について」の回答画像3
    • good
    • 0
この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
セイタカアワダチソウでだいぶご苦労されたようですね。
植物に詳しくないのでよくわかりませんが、セイタカアワダチソウではないようにおもいます。
笹の仲間のような草がたくさん生えていますね。

お礼日時:2014/08/07 09:39

ご指摘の現象は全国的な規模で起きています。


土木学会や河川を管理している国や都道府県の機関では必死に再生方法を模索しています。
いずれにしましても、温暖化だけでは説明が付かない現象です。
河原の性質が変わった結果として植物の生態系が変わったしまいました。
詳しくは下記のサイトをご覧下さい

国内事例2鬼怒川
www.rfc.or.jp/kawa/sizensaisei/pdf/jirei2.pdf
このサイトに以下の説明があります。
〇鬼怒川では、土砂供給量の減少や砂利採取等により、大幅に河床が低下している。
この河床低下等によるみお筋の固定化・砂州の単列化、河原の撹乱頻度(冠水頻度)の減少、新たな植生(シナダレスズメガヤなどの外来種等)の侵入・繁茂などにより、鬼怒川らしい礫河原が失われつつある。

ー”ー 5 河原の保全と復元に関する研究 - 土木研究所
www.pwri.go.jp/jpn/seika/pdf/report-seika/2002-1-15.pdf
このサイトでは、詳細な研究報告がされています。


砂礫河原再生 ー現状分析ー
www.kkr.mlit.go.jp/fukui/kuzuryu/pdf/0304_02.pdf

礫河原再生の方策 資料3
www.ob.hkd.mlit.go.jp/hp/kakusyu/satsunai_kentoukai/sgk02_si...

この他、検索サイトで「河原の減少」で検索されると沢山ヒットします。

これ等の減少は河川だけではなく海岸でも生じています

『海のはくぶつかん』Vol.27 No.6 p.4 - 東海大学海洋学部
www.scc.u-tokai.ac.jp/sectu/kaihaku/umihaku/vol27/v27n6p4.ht...

お近くの三保の松原と安部川についての報告です。

治山治水というのが統治者の責務であり、又、川を制する者は国を制すると言われて、何の疑いも持たずにきてしまった結果です。
河川の氾濫を如何に防止するかということを営々とやってきた結果だということになります。
人間がやってしまったことですので、人間の力でなんとかしなくてはなりませんが、自然の力にはまだまだ及びません。
河川をねじ伏せるよりも、共生するという考え方に変えなければならない時代に入ってしまったということでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細なご説明と参照サイトのご案内をありがとうございます。

自分も子供の頃に比べると川の水量が減っていると思ってました。それで水が流れるルートが固定化されてしまって雨が降っても流れるルートが変わらないから河原だったところに植物が繁殖してしまうんですね。

地元の川も10年ほど前にダムが完成したんで、おそらくその影響が少なからずあるんだと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/08/07 10:05

水量が減って土壌が流されにくくなった、というのが草が定着する直接の理由でしょうね。


水量が減った理由は治水技術が発達したから (上流にダムができたとか…) ではないでしょうか。予想ですが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

やっぱり昔と比べると川の水量が減ってます。自分もそれが原因じゃないかと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/08/07 10:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!