
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
人類が言語を獲得した時期というのは特定できていません。
また、出アフリカ時代にすでに言語を獲得していたのか、それともアフリカを出発してから言語を獲得したのかも分かっていません。たださし、もっとも古く独立したタスマニア島やアンダマン諸島のアボリジニも言語を有していることを考えると、4万年ぐらい前の人類は言葉を有していたと推測されます。
当然ながら最初の言語は、擬声語や痛み・驚愕などから発せられる音が発達していったものと思われます。この時点ではあまり違いはなかったのでしょう。
言語が地域によって違いがあるのは、アフリカから出発した集団が何度か時間を置いて別々に出て行ったことや、地域にとどまって言語を発達させたのに関係があるといえます。
たとえば、最初の集団は先に書いたように、アフリカを出て、現在のトルコ周辺まで来てアジア方面に移動し、東南アジアからオーストラリアに渡ったと考えられています。オーストラリアのアボリジニがもっとも古いホモサピエンスの形式を遺伝的に持っているのが分かったからです。
次の集団は、トルコ周辺まで来てヨーロッパ方面にも進出したと考えら得ています。また、何度と無く出発した集団は東南アジアから中国大陸に入り、一部が日本に一部がシベリアを横断してアメリカ大陸に到達しています。中国大陸に到達するは4万年ぐらい前ですが、シベリアからアメリカ大陸に渡ったのは1万5千年ぐらい前だと考えられているので、この2万千年ぐらいの間に、環境の変化からアジア人の性質をとりいれて行ったものと思われます。特にアジア人は寒い地方でも生きられる身体的な特徴があるといわれます。
さて、最初に出発した人々はトルコ周辺まできて定住した人々も当然居ます。かれらは言語を独自にはったつさせたでしょう。その地域で生きていくのに必要な言葉、たとえばアララト山から吹き降ろす冷たい風の呼び名、家畜がかかる病気の呼び名などです。
しかし、それらはトルコ周辺で市から有効ではありません。人類は各地に定住しながら、独自にそれぞれの語彙を発達させていったのでしょう。
中国と日本の言葉の違いはもうすこし具体的に分かっています。中国大陸では常に人類の流入が続きましたが、最初に根付いた言葉が段々と発展して地域の共通語になっていったのに対して、日本は樺太方面からの流入者と九州方面からの流入者そして一部ミクロネシア地方からの流入者など、言語がすでに違う人々が混じりあって言語を構成していったからです。
そのため、日本語には韓国語や中国語にはない、ポリネシア語系の言語的要素があり、ポリネシア語のひとつであるハワイ語などを表記するのに日本語は相性がよいとされています(ポリネシア語は日本語と同様、開音節語で、母音と子音が一組になっている)
日本の場合、特に言語的特長を有した集団が多数あつまる、世界の終点であったことから、複数の言語がミックスされ、コミュニケーションの主体となった後に、海面上昇によって孤立したために、現在では近隣諸国とつながりの薄い言語になっているといるようです。
逆に中国語は現存する最古の言語といわれる具合起源が古いため、4万年ぐらいに前に人類が移住してきてから独自に発達しつつ、後からくる流入者を同化させていったと思われます。同化できたのは、言語がその地域の特性を現すのに非常に便利であり、早い時期に高度な発達を見せたからでしょう。
現代の人類にはそれほどの障壁に見えなくても、各大陸は孤立した地域であり、孤立した地域の言語は必ず独自の変化を行います。
それらが長い年月をかけて変化したのが現代の言語であり、特に日本は島国として長い間孤立していましたので、多少の交流のあった朝鮮語との共通点のほかは、中国語から取り入れた特徴以外なく、また文法的にも独自の様式が定まって以降、大量の異民族の流入がなかったので、周辺諸語と乖離しているのだといえます。
No.4
- 回答日時:
簡単に言うなら、狩猟・採集生活が長かったから。
言語はコミュニケーションツールですが、つまり相手が必要なんです。狩猟・採集生活では1家族単位程度での行動が主だったと考えられているので、言語がそれほど発達しなくても意思疎通できた訳です。
7万年前にアフリカを出た人類は、そこそこ早くに世界に広がり、4万年くらい前には南北アメリカ大陸を除き世界に広がっていました(ヨーロッパ・アジア・オーストラリア)。その南北アメリカ大陸へも14000年前には到達。
最近では2万年前くらいに100人程度の集団生活の跡が見つかってたりするようですが、これは例外的で、おおよそ8000年前に農業と酪農が始まり、これにより人々が集団・定住するようになり、それに伴い言語が発達していったと考えられていると思います。ただ南北アメリカ先住民(ネイティブアメリカン)の言葉は中国語系と言われていますので、言語の発達はもう少し早かったのかもしれません。
言語に興味があれば比較言語学などをすこしかじってみると、言語のつながりが見えてきて面白いと思います。
ここなどは分かりやすく書かれていてオススメです。(ボリュームはありますが)
http://homepage3.nifty.com/rosetta_stone/wissens …
逆に中国語などは、一括りにされているものの、中身はいくつもの別の言語と言えるほど違ってたりするようです。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/11/18 10:15
民族の移動はそんなに詳しくわかってるんですね。移動、定住してから言葉が誕生したのなら、文法・言葉がバラバラなのも納得いきます。ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
言葉って、耳から聞こえてくる動物の鳴き声や、自然の音を擬音化することから始まり。
同じ音であるのに、聞こえ方は千種以上で、それを元に言葉が自然と発生。そのお陰で、世界に何千という言葉が存在しています。よく、言葉を勉強したい人からネィチャーみたいに話せるようになりたい、などありますが、自分の耳で聞こえない音など土台マネできる筈がなく、不可能なこと。
文法などは、自分たちが作り上げた言葉に、こじつけただけです。話していて、舌が縺れなければ文法的にあってるだけ。
各言葉のニワトリの鳴き声を聞けば、面白いですよ。コケ・コッコーは日本人にしか聞こえない擬音語です。
これ、わたしの土素人持論で、言語学で音声専門の人に言ったら、「アホか!」と一傑されました。よって、こんな考え方もあるという程度と聞き流してください。
コケ・コッコ、ケッケレ・ケ、ククル・ケ、キッキリ・キー、すべて同じニワトリの鳴き方の聞こえ方で、1000以上もあります。
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