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姉の息子の話しです。私にとっても可愛い甥です。
小学生の頃から成績は良くありません。
5段階で、1と4がちらほら、あとは 2>3 という感じでした。
でも成績よりも、生活上であれこれと思い当たることがあり、
中学1年の夏休みに専門施設で親子面談、知能テスト、親子それぞれの
個人面談などを受けた結果、学習障害があるようですとの診断をされ、
学習方法の指導などを受けました。
本人も、勉強するときのコツなどを聞いています。

中学2年になって、一層勉強が難しくなってきて、一学期末のテストや二学期の中間テストでは
各教科で100点満点中の5点~20点という有様です。当然、学年での成績分布でも最下層です。
高校進学にも危機感を持ったのですが、塾では付いていけないのが目に見えているので
家庭教師をお願いしました。
本人も、このままでは将来仕事に就けないかも知れないという漠然とした不安から
高校くらいは行くべきだとは理解しています。
(でも将来、自分が大人になるということはあまり理解していない様子です…)
そして今回は、その家庭教師と勉強する様子を見ていての質問です。
(1)
数学では最初の5分、分数の四則計算の説明が始まった途端、面倒臭そうな顔をしながら
『俺が集中できる時間はあと10分だ』とアピールする。
(2)
問題集や課題プリントは、問題も読まずに解答を丸写ししているだけなので、注意すると、
『俺の勉強方法は普通の人とは違う。この方が頭に入るんだ』と言って他の方法を受け入れず
先生が「今までその方法で勉強していて点数が悪かったんでしょ?」と聞くと
『他のテストに比べれば良い方だった!』と言い返し、さらに
先生が「でも20点は良い点数ではないんじゃないかな」と言うと
『あー、ハイハイ。これだから普通の人には分からないんだよね。』と一気にやる気が失せてしまう。
(3)
考えれば解ける問題でも考えずに答えだけ聞こうとする。
(4)
学校の先生が数学のテスト範囲として配ったプリントの中の、四択問題などは
問題を読まずアイウエのどれが正解かを覚えようとするので、
先生が「そういう問題は順番を変えて出されたら答えも変わるんだから問題の意味を考えないと・・」
と言いかけたくらいで
『だーいじょーぶー!学校の先生はこのまま出すって言ってたから。もし順番が変わってたら、
嘘ついた先生が悪いんだからさ!』と言ってそれ以上学ぼうとしない。
(5)
先生が説明している途中でも、意味が分からなくなると「あ”~~っっ」と(メンドクセーという感じで)
大きな声でアクビをしたり、落書きをしたりする。

とまぁ大まかな様子はこんな感じで、とても勉強に対する意欲を感じられるものではありません。
他者に文句を言わせない言い方などの知恵だけはついてきているので指導も難しくなってきました。

親子(姉)では息子の方も感情的になってしまい、ケンカになるので
他人(家庭教師)を入れたそうなのですが、他人にもそれなりに理屈を通し、
反論されたら、勉強することを放棄してしまうようです。
まったくもって向上心がみられません。

姉は、褒めても叱っても勉強に結びつかず、もうどうして良いか分からないそうです。
父親(姉の夫)は、自分も成績は悪かったので何も言えないというスタンスです。

この先、どういう指導をすれば良いでしょうか?
天才にしたいわけではありません。
高校受験の際、ある程度、選択肢がある位の学力になれればという願いです。

よろしくお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

支援学校教員です。



彼の状態を見たわけでも、検査結果を聞いたわけでもないので、大したアドバイスはできませんが。

質問文から「想像できる彼」へのアプローチの仕方として。

>本人も、このままでは将来仕事に就けないかも知れないという漠然とした不安から高校くらいは行くべきだとは理解しています。

というか、家庭教師が来たら、一応、机に向かうのですよね。ならば「意欲はある」のですよ。
まず、そこから「認めて」あげてください。

(1)
ならば、数学は15分で解ききれるような量の問題プリントにする。

(2)
>俺の勉強方法は普通の人とは違う。この方が頭に入るんだ

と言うのならば、プリントの答えを見せて書かせ、すぐに同じ内容で問題の順番が違うプリントをさせてみる。それが解けるのならば、順番ではなく、内容を読んで理解しているのだから、彼の言い分を認める。

(3)
答えだけ教えて、次回もう1度同じ問題を出す。覚えているのならば、理解したとみなす。

(4)
>もし順番が変わってたら、嘘ついた先生が悪いんだからさ!

これは屁理屈なのですから、屁理屈で返しましょう。

「先生が嘘をついても、先生は困らないけど、君は成績が悪くなるから困らないか?」など。ただ、少し笑える「屁理屈」の方が、彼が素直になれるかもしれません。

(5)
>大きな声でアクビをしたり、落書きをしたりする。

明確な「わからない」のサインです。少し休憩を入れるか、ゲームの要素を入れた(クイズが好きならばクイズ仕立てにした問題)などに目先を変えましょう。

>他人(家庭教師)を入れたそうなのですが、他人にもそれなりに理屈を通し、反論されたら、勉強することを放棄してしまうようです。

家庭教師は、上記のような「少しの工夫」ができない方なのでしょうか?

ならば、あまり「親と変わらない」のではないでしょうか?

できれば、診断を行った病院で検査者から「アセスメント」をもらってください。
それを元に、学校や家庭教師に「学習方法の再検討」を求めてください。

「学習障がい」は「適した指導法」を用いれば、本人の自尊心を取り戻せる可能性が高い障がいです。

今は「これだから普通の人には分からないんだよね」など、自己卑下とも取れる発言をしているのは、「障がいを受容している」のではなく「障がいに対してショックを持ち、自己否定から前向きになれない」状態のように思えます。

>高校受験の際、ある程度、選択肢がある位の学力になれればという願いです。

中学2年生で焦る気持ちはわかりますが、まず「前向きになる」ことが基本かと。その為には「自分の苦手なこと」を自覚し「自分の得意なこと」で「苦手なことをカバーする方法」を一緒に探せる人を探してあげるのがいいのではないでしょうか?

その為には「障がいの専門知識」を持つ人を頼るべきでしょう。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
一つ一つのご意見が具体的、且つ的確で大変参考になりました。
家庭教師の先生は、保育士の資格がある方で、障がい者専門ではありませんが
基礎知識は持っているそうです。
(1)については、3分程度で解けるプリントを数枚作って来てくれました。
(2)(3)については、とりあえずその場は本人の主張に従って、次の日に聞いてみたのですが
解けませんでした。というか、その問題があったことすら覚えていませんでした。
それでも先生の提案は受け入れず、別のプリントでも答えを丸写しするだけです。
(4)については、真面目な方だと難しいですね。先生と相談してみます。
(5)10~15分位の休憩を挟みましたが「よし、じゃそろそろやろうか」と先生が誘ってから
席に着くまでに更に10分位かかります。まだやる気になってないんだろうなーとは思うのですが、
社会性なども身に着けなければ、という思いもあるので
本人の反応を見ながらですが、限界モードになるまでは勉強するようにと促す程度でしています。

LDの診断をされたところでは「勉強は時間を区切って理解できる範囲のことを繰り返し」
という指導を受けました。
学校に相談した際には、学校での個別対応は難しいと言われました。
特定の生徒に個別で指導することはエコヒイキと捉える保護者が出るかも知れないとかで。
数人の希望者を対象に教えることは出来るそうで、それには参加したこともあるのですが
授業とあまり変わらない内容のようです。

>自己卑下とも取れる発言をしている
確かに、LDが判明する前までは、やはり親からも先生からも祖父母からでさえも
注意されることが多かったせいか、自己肯定感はあまり育っていないかも知れません。
その上でLDの診断を受けたのですから、自己否定感が強くなってしまうのも理解に難くはありません。

何か得意なことが見つかれば良いのですが、いろいろとやってみても
ある程度上達して、しばらく続けていると、それ以上にうまくなることは望まずに
飽きてしまう傾向があります。これはLDというよりは性格ですかね。私も似たような感じです。

専門知識を持つ人、探してはいるのですがなかなか会える範囲では見つからないです。
こちらの自治体は、相談してもとても事務的で親身になってくれる感じではありませんでした。
でも今回の家庭教師という案は、期末テスト前の短期だけで、勉強に効果があるか、
他人への反応はどうかなど、いろいろな意味でのお試し採用として、
ダメ元でお願いしたのですが、suzukoさんのアドバイスを読んで
やりようによっては良くなるかも?と一筋の光明が射してきました。
先生には事前にLDの事は話しましたが、程度や性格などは会ってみて感じ取ってもらいました。
そして今後もお願いするとなれば、いろいろと「工夫」をしてくれるタイプの方ではあると思います。
専門といえるような知識も経験もない方ですし、テストの結果にもよるのですが、
家庭教師という案は、今後も続けてみても良いのかなと思いました。

お礼日時:2014/11/21 03:01

No.9,10です。


ご返信を待たずして、更に書き連ねるのは迷惑なのでは…とも思いましたし、ご質問の設問に沿って具体的かつ専門的なアドバイスをなさっている方がいらっしゃるので、蛇足かもしれないと迷いましたが、質問者さんが一番聞きたかったであろう設問について何も返答しないのは、お茶を濁したことになるのでは?と思い、私なりの意見を書かせていただきます。

その子その子に合ったスタイルで授業を進めるということは大切だと思うけれど、申し上げにくいですが、甥御さんの態度は、ハッキリ言って家庭教師さんに失礼だと思います。
家庭教師はやとわれの身ですが、使用人ではありません。
今のままだと、家庭教師さんが気の毒です。

援助を要する側に思いやりの気持ちがないと、結局は支援者が離れて行きます。
人を馬鹿にした態度を取れば、結局、それは自分に返ってきます。
例え、家庭教師の方が理解ある方であっても、他の人を通して返って来ることになります。
それに、そんな態度では、受験の時の面接のときにぼろが出てしまいます。
面接のときは気を付けるつもりだとしても、人によって態度がころころ変わるのなら、それはそれで問題です。…オーソドックスだけれど、やはり態度から改めることが先決だと思いました。
________

(1)15分間なら集中できるということならば、その間は甥御さんには私語やアピールは控えてもらうよう約束をしてもらう。また、家庭教師さんの方で長い説明は控え、要約した文章にまとめた解説書を見せながら、ポイントを抑えた授業スタイルにする。
甥御さんは教えてもらう立場にいながら、先生に向かって「俺」というのは威張り過ぎだし失礼なので、授業中の主語は「僕」か「私」に改めてもらう。

(2)入試の時に問題を読まずに解答をすることはできないと、家庭教師の方から甥御さんに説明をする。丸写しすれば記憶に残るというのなら、解法と一緒に問題も丸写しするように指導する。その際に「解法だけを覚えても、問題について一切覚えていないのなら、何も覚えていないのと同じことだ」ということを強調して伝える。

(3)質問のどこに問題を解くヒントがあるのか、または、教科書や参考書のどこに解や解法のヒントが載っているのか当人に探させる。学習するときには、質問と答えを聞くことは別物だということを理解させる。

(4)「先生の言うこのまま」と「他人が思うこのまま」は必ずしも一致しないということを理解してもらう。学校の先生が言うこのままとは、「あくまでも問題をこのまま出す」という意味であると考えることが、結局は自分の為になるということを理解させる。また、先生が良いとか悪いとか、誰かのせいにしても学力は伸びないし、学力が無ければ自分が苦労するという現実からは逃れられないという事実を理解してもらう。

(5)分らないことがあったり休憩が取りたいときは、「はい」と手を上げてから発言してもらうようにする。

(その他)
・いつまでも屁理屈を返すようなら、「入試の答案用紙に屁理屈を書いても点数はとれない」ことを強調して伝える。

・当人は、お母さんや先生を言い負かしているつもりでも、それは結局はその場しのぎにしかならないし、そうやって逃げても時間の無駄になってしまうということを、ハッキリと伝える。
お母さんや先生を負かしたいと本気で思うなら、学力をつけることが本当の近道なんだということも併せて伝える。(本当に学力が付いたときには自尊心が回復しているので、屁理屈で人を負かしたいという気持ちはなくなっていて、ネガティブなこだわりはなくなると思います。)

・学習障害があっても、「地道にコツコツ積み上げて学習したこと(長期記憶として焼き付けたこと)は忘れにくいという力を持っている」ということを伝える。
学習障害があると「短記憶は弱くても、長期記憶に強いという特徴を持っている」ということを理解してもらう。(投げやりになると損をするのだと理解してもらうため。)

 ~学習障害があると、どうしても理解に時間が掛かるし、理解できたようでも覚えたことを忘れるスピードが速いので、当事者もイライラしたり、学習することが面倒になりがちですが、勉強に臨むときに楽して覚える方法がないからこそ、反復してコツコツやることが本当の意味での学力に結び付くということを身を持って知ってもらうことだと思います。発達障害があると傷つきやすい子は多いですが、腫れ物に触るようにして対応するよりも、伝えるべきことはハッキリと伝えた方が良いです。
ただし、怒鳴ったり、しつこく言ったりは禁物です。

**

甥御さんは、今は自分の現実を受け入れられなくて、投げやりになってしまっているんだと思いますが、LDは定型発達の子のようにスムーズに学ぶことが出来ないことは多いですが、知的障害はありませんので、基礎学力が固まりさえすれば学力をぐんと上げることは可能です。
全ての教科がそうなるとまでは言えませんが、「一つの教科でも学力が上がり、学ぶことの楽しさを知れば、つられるようにして他の教科の学力も上がります」。とにもかくにも「特技には磨きを掛けること」です。

前回の回答では書き切れなかったことを、下記のリンクの質疑で回答しています。
http://sanwa.okwave.jp/qa8805646.html (回答No.6)
多少、こちらのものとダブっている箇所がありますが、参考にしていただければ幸いです。
他の回答者の方々のご意見も読めますので、ご一読していただけたらと思います。

甥御さんは、身近に自分と同じような子がいなかったり、同じ目線で相談できる相手がいないので、悔しい思いをしたり落ち込んだりしているんだと思いますが、定型発達者からみれば、ときに回りくどいことをしているように見えてしまう発達障害者だからこそ、定型発達者が見落としてしまうようなことに価値を見出したり、アイディアを見つけることもあると思います。
それは綺麗ごとの様だけれど、さっと流しただけでは見落としてしまうことは世の中には幾つもある訳で、何かの形で甥御さんがそれを自分で発見することが出来たなら、今の自分に対して誇りを持ったり、生き甲斐を見出すことが出来るのにな…と思いました。
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この回答へのお礼

三度のご回答ありがとうございます。
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。
ご自身の貴重な体験談を交えたご意見、大変感謝致します。

>やはり態度から改めることが先決だと思いました。
私共もそう思っていて、どのように促せば良いのかを相談したいと思い投稿いたしました。

(1)「俺」というのは中学校の先生との会話でも同じで、他の子たちも同様です。
私は逆に、自分の事を「僕」や「私」と言うのは、中学男子では不自然な気がします。
しかし言葉遣いなどはフレンドリーではなく、敬意をはらって話すように言ってみます。

(2)他の方からもご提案頂きましたが「それじゃ覚えられないんだよね」と言い返されました。

(3)(4)理解させる、理解してもうらう、その具体的な方法が分からなくて投稿致しました。
これまで幾度も、ゆっくり丁寧に話したり、強く叱るように言ってみたりと
いろいろと伝え方を変えて試しましたが「分かってるよ!」とムクレるばかりで
どんどん勉強に対する意欲が低下しているように感じています。

(5)これは出来そうです。

>入試の答案用紙に屁理屈を書いても点数はとれないことを強調して伝える

>お母さんや先生を言い負かしているつもりでも、それは結局はその場しのぎにしかならないし、
そうやって逃げても時間の無駄になってしまうということを、ハッキリと伝える。

先ほども書きましたが、これまでその類のことや勉強の大切さなどは幾度も言い聞かせています。
しかし、本人に勉強よりもやりたいことがあるような時はどうにもなりませんので
どうにか勉強がやりたいことの一つになるような、何かしらのアイデアや誘い方はないだろうか
というのがこの投稿の本質です。

以前、自治体を通してLD児相談の専門の方とお会いしましたが、とても事務的で
あまり好感が持てる方ではありませんでした。
作業療法士さんだったのかはちょっと定かではありません。
相性の良い作業療法士に巡り合えると良いのですが。

>知的障害はありませんので、基礎学力が固まりさえすれば学力をぐんと上げることは可能です。
それを期待してあれこれと試しているのですが、まだ「やる気スイッチ」が見つかっていません。

お礼日時:2014/12/13 01:02

~こちらはNo.9の続きになります。



息子の場合は、発達障害に関わる様々な検査から、作業療法が適しているとLDの診断を正式に下した主治医から薦められました。
確かに作業療法は息子に適していたし、その後も専門の検査を受け、検査結果を詳しく解析して頂いたことで、息子は自分の得意分野を知ることも出来たし、自信を付けることも出来ました。

自信が付くにつれノートの筆記も上達し、ノートを見直すことが可能になったので学力も上がったし、もともと好きだった絵の画力も急速にアップし、慌てて話したり脈絡のない話し方をすることもなくなり、落ち着いて話すということをするようになり、相手が言い終わるのを待ってから話すということも出来るようになりました。机に向かうときの姿勢も、作業療法士さんから幾度も指導を受けたので、自分から意識して直すようになったので、集中力も向上しました。

しかし、改善されたと言っても息子の場合は不注意の症状がどうしても残っていて、遅刻や欠席もあったので内申点に問題があり、志望校に入るには学力が不足していました。本気で入りたかった第一志望の高校を落ちてしまったとき、私は息子が本当に可哀想で、何も出来ない自分が不甲斐なくて、

「息子はやる気がないわけではないし、知力が足りないのでもないんです。一緒にいればそれがよく分ります。息子には理解力がないのではなくて、周囲が求めることを理解するのに時間が掛かるだけなんです。本質的なことは理解できているけれど、言葉にしたり文章にするときに、言いたいことと少しずれた表現をしてしまうことがあるんです。表現するとき、正解に近いところまでは行けるんです。でも、あともう少しで手が届きそうなのに、なかなかそこまで行けない。目が悪い人には眼鏡があるのに、どうして息子には眼鏡がないんでしょうか。私は眼鏡に代わるものが欲しいんです。でも、それが分らなくて悔しい…」と、そういったことを今の主治医に話したら、息子の集中力を高める目的でコンサータの投薬を薦めてくださいました。

主治医から投薬に関して詳細な説明を受け、当人も納得した上でコンサータの投薬が開始されたのは息子が中3の秋からでしたが、これに娘の協力も加わって、それこそ手取り足取り、息子に英語の基礎を叩きこんでくれました。それまでに関わった作業療法士さんや、検査に関わった先生方、そして肉親である娘の熱意が息子にも伝わって、息子は第二志望の高校に受かりました。
一番苦手だった英語が得意教科になったのは、本人の努力だけではなくて、周囲の熱意の賜物だと思います。

私達親子だけでは、どうやって克服したら良いのか解らないことだらけでしたが、周囲の人たちがそれぞれの得意分野で知恵を出し合い支えてくれたから、小・中と、まだスタートに立ったばかりなのに、人生に対して諦めムードの強かった息子が前向きになって行ったんだと思います。
息子は今でも、度々、医療スタッフや娘に感謝していますから。

思い起こせば、もともとの息子は前向きな子でした。
幼稚園に入園する前に大病した時も、早く退院したくて、麻痺の残っていた体で何度もベットの上で立ち上がろうとしていました。でも、集団生活に入るうちに自信を失い、いつのまにか投げやりになってしまっていたのです。

最初から何もかも諦めている子はいないと思います。
甥御さんも、本当には諦めてはいないけれど、方法が分らなくて悩んでいるんだと思います。
適切な援助が出来る人が周りにいれば、子どもは伸びると私は信じています。
甥御さんにも、良い主治医と良いセラピスト(作業療法士や臨床心理士)、そして良い教師(学校の担任や家庭教師の役割をする人)が揃えば、道は開かれるのだと。
_____

投薬については否定的な意見もありますし、誰もが体質に合うわけでもありません。
だから強制ではありませんが、もし甥御さんがADHDであるならば、コンサータやストラテラという、ADHDにとっては眼鏡や補聴器に代わるような薬もありますので、主治医に相談するという手段は残っています。

私は発達障害について正式にLDの診断をして下さった当時の主治医に相談したことも、コンサータを薦めてくれた後任の今の主治医に相談したことも、結果として良かったと思います。
幸い息子にはコンサータが合っていて(正しい用法を守っていますし、主治医の処方の仕方が適切だからだと思います)、副作用も無く本当に眼鏡の役割をしてくれています。

一生、投薬に頼るということは私達は考えていませんが、大学を卒業して適職に就けるようになるまでは、コンサータを杖代わりに頑張ろうと息子は自分で考えています。

**

どこに、問題解決に繋がる鍵があるのかは分らないので、疑問に思うこと、今一番に望んでいることは躊躇わずに、その道に携わっている人を頼ると良いと思います。
甥御さんには今、家族以外にも杖になってくれる人たちが必要なんだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
最新の投稿に返信致します。

お礼日時:2014/12/13 01:00

纏まりのない回答となってしまい申し訳ございませんが、長くなったので投稿を二回に分けます。



専門医から、息子がADHDの影響でLD(学習障害)を合併していると診断されています。
ADHDといっても、息子の場合は衝動性や多動の目立たない不注意優勢型です。
ADHDのタイプについてご存知でしたら蛇足になり申し訳ございませんが、質疑をご覧になる方に、ご存じではない方もいらっしゃると思いますので、便宜を図って下記(点線で囲った個所)に解説文の引用を載せています。
-------------------------------
AD/HDは、次の3つを中心的な症状とする発達障害です。
 1.不注意(物事に集中することができず、忘れ物が多い)
 2.多動性(落ち着きがなく、じっとしていることができない)
 3.衝動性(思いついた行動を唐突に行う、順番を待てない)

症状の現れ方や程度にはかなり個人差があり、大きくは次の3つに分類されます。
 1.混合型(不注意、多動性、衝動性の3つがみられる)
 2.不注意優勢型
 3.多動性・衝動性優勢型

~【ヤンセンファーマ株式会社・AD/HDナビ 理解する どんな症状?/中心症状】 http://www.adhd-navi.net/adhd/rikai/index.html より~
-------------------------------

話を戻します。 
大学進学を控えた息子は、今では衝動性が強くないので聞き分けは良い方だと思いますが、小学生の頃は多動性が目立ち、中学の頃までは、じっと椅子に座っていたり、人が話し終えるのを待つことが苦手で、授業中も、自宅で机に向かうときも、ユラユラと体を左右に揺さぶったり机に持たれ掛ったりと、左右の体の重心バランスに問題があったり(両目をつぶったままの片足立ちが苦手でした)、小中学生の頃は衝動性が今より目立っていたので、目の前で話している人の気持ちを無視して割り入って、話の腰を折ってしまうようなことが度々あり、コミュニケーションの取り方にも問題がみられました。

息子の場合は委員会活動や部活動に積極的でしたが、学習面では、やる気を出そうにもADHDの不注意症状が強いために、ノートを取ったり、数式を正しく書き出したり、漢字やローマ字の筆記や英語のスペルの筆記など「筆記全般に深刻な問題があった」ので、頭の中で正解が分っていても、「筆記で点数が取れないという深刻な問題がありました」。(具体的には、口述内容を記憶したり暗算が出来ても、数式を正しく書けない、頭の中にあることを文章に上手く書き表せない、社会科や国語の問題が理解できても選択問題だと番号を写し間違うなど、アウトプットが上手くできませんでした。)

以前は教科書に書かれていることや板書をノートに正しく写すことが困難でしたから、ノートの取り方も滅茶苦茶で、行間もページもすぐ飛んでしまうし、書き写すのが苦手で飽きてしまうからなのか落書きが多かったです。漢字の書き取りも書く傍から間違っているし、意味付けや関連付けの難しいものを覚えることが不得手でしたから、小学生の頃は促音や長音などのイレギュラー的な表記が苦手でしたし、中学生までは数詞を覚えることにも苦労していました。

促音や長音、数詞の表記をクリアしても、「意味付けや関連付けの難しいものを覚えることが不得手である」という問題点が依然としてあったので、中学に上がってもまだローマ字の筆記をマスター出来ていなかったし、アルファベットの順番も、大文字、小文字の違いはもちろんのこと、英語のスペルを覚えることは、殆どと言って良いほど出来ませんでした。

また、ADHDの影響から文章を読むときに独特の癖があって、視線があちらこちらに行ってしまうので、順番通り行を追って読むことをせず、文章を写真を撮るように大きな塊として捉えるので、速読やあらすじを捉えることには適していても、細部の表現を忠実に捉えて読むということが出来ずに、記憶を頼りに勝手読みをしてしまうという習性がありました。

要するに、息子の場合は「目からの情報よりも耳からの情報の方が理解が早く、見ることよりも聞くことの方が得意で記憶の定着も良く、聞くことを通した学習の方が適していたのです」。
それは言い換えれば、「細部の見落としがあり、視覚情報を正しく理解することに困難さを抱えているということ」でもあったのです。

小学生の間は「聞いたことを理解する」ということで、どうにか補えていたのですが、流石に中学に進級すると「書き表す力」が不足しているのは目に見えていて、ノートをまともに取れないことは、文章を頼りに授業内容を理解することが出来ないということであり、復習することにも大きなネックとなっていました。
英語の授業に関しては、文章はどうにか読めても、書くことや文法については全くと言って良いほど理解できず、このことが他の教科の足を大きく引っ張ることになることも、高校受験で苦労することも容易に予想できました。

息子の場合は、そういう複雑な問題があったので、発達障害の専門病院に勤務する児童精神科医の指導の下、作業療法士さんが息子に様々な訓練をしてくださいました。
診断に至った経緯やどういった指導があったのかなど、詳細については、こちらの質疑で回答をしています。専門機関についてのリンクも回答中で紹介しています。
http://sanwa.okwave.jp/qa8790927.html (回答No.19,20,22)
_______

前置きが長くなりましたが、ご質問を読んで感じたことですが、甥御さんのケースも、息子と同様にADHDがあるためにLDを合併しているのではないでしょうか?
(もしもまだ確認していないのでしたら、その点についてお姉さんに聞いてみてください。ADHDの子どもに対する対処法がLDにも功を奏すと思いますので、もしも該当するならば、最初に挙げたリンクと共に直前に載せたリンクも参考にしていただけたらと思います。)

書かれた内容だけでは素人判断は出来ませんが、甥御さんの場合は不注意だけではなくて、衝動性や多動性が強く出ていて、それが学習面で好ましくない方向で影響が出てしまっているように思えます。
努力が実を結ばないことを幾度も経験して来たところ、止めのようにしてLDの診断を下されたという現実が甥御さんには受け入れ難く、十字架を背負わされたように伸し掛かり、何とかしたいという気持ちが当ても、「どうせ、自分は学習障害だから」と投げやりになってしまっている、そんな印象があります。

ADHDもLDも、息子は中学に進級するまでは長らくグレーゾーンの扱いでしたが、息子の場合は園児の頃から小児神経科に通わざるを得なかったので、自分は周囲の子どもたちと発達面で違いがあることを感じざるを得なかったし、受け入れ難くても宣告を受ける日がいつか来ることは自分でも薄々感じていたと思います。
ですから、同じ年頃で正式に診断を受けたのでも、覚悟の度合いは雲泥の差で、甥御さんの場合は、難病を告知されたのと同じぐらいショックなことだったと思います。

LDの診断を告知した当時の息子の主治医が、私達親子が発達障害について理解が深まり、受け入れることが出来るようになるまでハッキリと告げなかったのは、当時の息子の心がとても傷ついていたことを見抜いていたし、私が息子に対して罪悪感を持っていることを理解していたからだと思います。
LDの診断は専門医でも難しいとされるけれど、告知のタイミングも同様にとても難しいものだと思います。
だから、甥御さんの場合は告知が少し早すぎたのかなと思います…。
今となっては、甥御さんが自分で自分の現実を受け止め、自分で自分の杖を作って行くよりないと思います。それは、甥御さんも頭では理解していると思いますが、今はナーバスになってしまっているのでしょう。

(正式にLDの診断を受けた病院で最初の検査を受けたのは小6のときですが、このときは臨床心理士さんも作業療法士さんも、息子はとても傷つきやすい子なので心配だと、当時の主治医が仰っていました。
本当には、この段階でLDの診断はついていたのだと思いますが、主治医をはじめとする医療スタッフが息子の気持ちを慮って、診断名は告げないことにしていたのではないかと思います。私達が現実を受け入れられるようになるまで待とうと…。)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
最新の投稿に返信致します。

お礼日時:2014/12/13 00:59

お礼頂きましてありがとうございます。


NO6の方の回答を読ませて頂きました。子供の性質にそった、大変良い対応の考え方を示されていると思います。
よくよく考えてみれば、ことテスト勉強という観点から見れば解答を丸写しするのは的確な勉強法ですよ。合わせて問題も丸写しする事を提案して下さい。これ以上に効果的なテスト勉強法は他にないんじゃないかな、と思います。
もう一点、親の心づもりとして踏まえて頂きたいのですが、高校に進学する事だけが将来の道筋では無いという事です。私も高校へは行っていません。中学を出て直ぐに、中学当時の支援クラスの先生のつてで、障害児童特化の学童保育でアルバイト指導員として働き、漫画家を目指して漫画ばかり書いていました。そのうちに障害児童に惹かれて、もっと勉強したくなり20歳で大学進学を目指して予備校に行き大検資格を得て進学したのです。私自身の障害については成人後に診断を受けました。
私の親はたまたま教師でしたので、勉強したくなった時にどんな選択肢があるかは多様に示してくれました。高校進学だけが方法なら、私は色んな事を諦めるしかなかったと思います。また、自分が将来勉強したくなるなんて想像もしていませんでした。中学時代は、テストの点数が許容範囲なら、学校に来いとは「二度と言わない」と担任がはっきり約束してくれたので、なんとかしたいと思っただけです。このはっきり言ってくれる事にも救われていたのだと思います。
息子さんの現在の学習がいつ結実するかは分からない。それが次回のテストに反映されていないからといって、駄目なやり方なんだと考えないで下さい。私の場合でも、形としてテストで良い点は取っても、当時は数の概念すら理解出来ませんでしたし、話した言葉をメモする事も出来ませんでしたよ。
専門家に出会えるのは、運次第というのが現状ですよね。全国的にみて、非常に数が少ないですし、個人指導となれば尚更難しいと思います。現状としては本人が一番の専門家ですよ、本人の話しをよく聞いてやって下さい。そして、親御さんの備えとして、学業維持についての実際的な選択肢を情報として多様に得て、いざという時の為に用意しておく事です。その点については、担任の先生から具体的に指導頂いて下さい。
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この回答へのお礼

三度のご回答ありがとうございます。
人間性や可能性などはどうしても学校に所属している間は評価価値が希薄で、
テストでの結果が進路に大きくで影響を与えてしまいます。
>テスト勉強という観点から見れば解答を丸写しするのは的確な勉強法
せっかく勉強という苦行にトライしているのに、これまでのように点数に反映されないままでは
誰であっても意欲は減退してしまうと思うのです。
努力の結果が、見てすぐにわかる「点数」に反映させられる勉強方法が見つけられれば
本人ももう少し楽しく勉強に取り組めるのではと考えています。

また、高校進学については、もちろん人生において必須ではありませんから
どうしても行けなければ仕方ありません。
しかし「高校時代の同級生」という「財産」を得ることも人生を豊かにしてくれる
要素の一つだと思っています。「人」も「一緒に過ごす時間」も。
しかしその逆に、勉強が更に難しくなるために、今よりも辛い思いをするかも知れません。
でも、その辛さも、人生においては糧になるような気もしています。
中学校とは違って、苦しいほど辛かったら辞めることもできるので、
高校受験については、チャレンジする価値がある、人生最初の難関なのではという捉え方です。
勉強を通じて、今後の長い人生、荒波にもまれても簡単に沈まずに生きていける
根気強さも育めればと思っております。

お礼日時:2014/11/21 23:54

No.2 です。



あまりに無神経なことを言ってしまいましたね。申し訳ありません。

言い訳がましいのですが、学習障害のあるお子さんはレベルの低い高校に行けばよいと思ったわけではなく、進学のことを考えるとどうしても焦りが募るので(目的が明確になると、理想と現状のギャップが余計に気になるものです。)安全パイという意味で、そういった選択肢を知っていることが親御さんの心に余裕をもたらす効果があると考え、助言させていただいた次第です。

不快な思いをさせてしまったことと思います。失礼いたしました。


歴史はそもそも、特別な「ものの見方」に従って過去の出来事を時系列に並べたものです。普段からその「ものの見方」になじむことができれば苦労なく教科書の内容を覚えることができるし、逆に、その「ものの見方」になじむことができなければはどれだけ時間を費やしても何も覚えることができないという傾向があるように思います。

歴史に限ったことではなく、学問は、人生をより快適に、より豊かにしたいという、人間が生来的に持っているモチベーションによって体系化された情報の集積です。学習者の中に意欲がなければ、記憶をつないでいくことができません。

ご質問の意図からはやや外れた回答になるかと思いますが、学習障害があるお子さんたちを見ていると、国語算数理科社会英語に対するストレスが→投げやりな性格を助長し→国語算数理科社会英語のみならず自身の人生全般に対して他力本願、なりゆきまかせになってしまう→それがまた国語算数理科社会に対する学習意欲の低下に繋がる。という悪循環に陥っているケースが少なくありません。

自身の人生全般に対する関心の喪失は、学習意欲の低下以上に深刻な問題(回復が難しい)であるように思います。

学習について「あれもできないこれもできない」「あれも試さなきゃこれも試さなきゃ」というスパイラルに陥ることなく、腰を据え、甥っ子さんの中に意欲を育てていく方法を模索なさって下さい。
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この回答へのお礼

再びのご回答ありがとうございます。
もちろん悪気があって仰ったのではないという風に感じましたので、
あまりお気になさらないでください。
ただ、言葉のチョイスや視点、論調から、
LD児に直接関わりがある方ではないのかな?という印象は受けました。
「自分にはこれが出来る」と自信が持てる「何か」を
彼自身が見つけられるといいなと思っています。

お礼日時:2014/11/21 21:24

お礼頂きましてありがとうございます。


ひとつだけ、誤解があります。私はテストに意欲的であった事は一度足りともありません。私の親も期待しませんでした。学校にもほぼ行きませんでしたし、勧められた塾にも行かなかった。それでも私が成績優秀だった理由は、私がやりたい事を親が邪魔しないでくれたからだと思います。やりたいようにやる事で、結果として障害の補いが出来たのだと思います。テスト前日に床一面に乱雑にプリントや教科書を広げて眺めて、涎を垂らしているだけの私を見て、「娘はとうとう駄目になった」と母親はこっそり泣いていたそうです。大人になってから聞かされました。
私は職業として研究者になり、様々な障害を持つ子供の発達過程を観察するのですが、どの子供もその子なりに自分の能力の不足を補う行動をとります。例えば落ち着きがなく多動な子供は、その多動が発達の為に必要だからそうしているのです。その姿は、傍目では落ち着きがなく集中力を欠いているように見えますが、その子供なりの凄まじい集中力を発揮する為の行動である場合も多いのです。
息子さんは、もとから一般とは違う能力の発揮の在り方を持った人間なのですよ。あなた方の納得するような意欲の示し方なんて必要としない性質なのです。要らないものを欲しがれと言われても、困るのですよ。
また、息子さんは、あなた方の納得に付き合う必要がありますか?もっと自分の事に集中していいんじゃないですか?
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この回答へのお礼

再びのご回答ありがとうございます。
私が言う「意欲」とは
>テスト前日に床一面に乱雑にプリントや教科書を広げて眺め…
というような「テストに向けて何らかの行動を自ら起こす」という意味です。
嫌ではあるけど、仕方ないからやってみる、くらいの気持ちでも良いので持ってくれれば、
そこから初めて勉強がスタート出来るのかなと考えています。
今のところ、どんな能力があって、どうすれば発揮できるかが全く分からない状況なので
母親も本人も「出来ない現実」だけを突き付けられて参っているのだと思います。
ちなみに遊びは、パズルゲームで面クリアすることが好きで、
そろそろ止めなさいと注意するまでずっとやってます。
それで将来、ゲーム制作などで生活出来るくらいになれるならそれでも構わないのですが、
致命的に数字が苦手なのでそれは難しいのかなと・・・。
LDに限らず、将来、自分のやりたいことを仕事に出来る人は少ないですが、
LDの場合は、さらにやらせてもらえる仕事も限られると思うので、今から少しでも、訓練を兼ねて、
まずは「苦手でも勉強する」ということをしっかり覚えて欲しいという思いもあるのです。
本人が将来自立した生活を送れるような社会性や人間力をつけさせたいという、
こういう思いも子供からしたら、親の納得に付き合わされていると感じてしまうのでしょうか?

お礼日時:2014/11/21 00:27

私は障害児童発達の研究職に就く者です。

で、私自身学習障害と知的障害を以っています。で、子供の頃は成績優秀でした。勉強は大嫌いでしたけどね。テストは記憶力だけで何とかしてました。
学習障害といっても、その形態は様々です。お子さんと面談しない限り、こうだと試せる方法は分かりません。ですが、本人の話しをまともに取り合わない事が一番よくないんだと思います。障害があるとそれをカバーして補う別のものが発達するんです。息子さんの好きな遊びの中にヒントがありますよ。何故それを楽しめるのか、よく観察して下さい。
で、私の経験内では学習障害のある子供は、プリントやノートでの机の上での勉強より、黒板やボードに書き込む勉強の方が向いているように感じます。扱う物が大きいと体が大きく動くでしょう。脳の動きに体が連動するので、記憶が定着し易いのです。ボートの前で飛び跳ねながら、数式をどんどん解いてゆく子供の姿は、本当に面白いし見応えがありますよ。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
pg8mwさんの子供の頃は、勉強は嫌いでもテストでは良い点数を取ろうという
意欲や向上心があったように感じました。
甥っ子の場合は
「自分は障害があるんだからテストで点数が悪いのは当たり前」という感じなのです。
そんなことない、もっと勉強すれば出来るようになるよ、と声をかけても、
「障害がない人には分からない」と言って拒絶します。
自分なりには勉強してるのに覚えられない、同じ問題でつまずく、の繰り返しで
本人も嫌になってしまうのかも知れませんね。
大きな黒板は自宅では難しいですが、ホワイトボードくらいなら用意できそうなので
家庭教師の先生とも教え方を相談してみます。

お礼日時:2014/11/20 19:38

ご参考にはならないですが・・。



私も、学習障害(LD)を持っています。
求められている回答の答えは、提示できませんが。
学習障害の有る人間の、「理屈」をご説明させて頂きます。

学習障害は、通常、「得意・不得意分野」の「落差」が激しいのが特徴です。
私の場合は、英語・数学・物理・地理が「万年:オール1」でした。
定期試験で、「10点」でも、まぐれ当りをすると。
教科担当教諭から、褒められる?ぐらいでした。

今でも、「九九算」・「分数計算」・「方程式」・「関数」は、大の苦手です。

また、話している相手から「立て板に水」の如く。
難解な話を、一気に喋られると。
「この人は、一体、何を言っているんだ?」と、頭の中が混乱します。
ですので、重要な決定をする際には。
家族や、親友などの信頼できる人物に同席して貰い。
理解できなかった事柄については、後で、区切って貰いながら理解します。

つまり、自分自身が「興味」が無い事柄は・・。
全く、「理解」する事が出来ません。
単なる、「お経に聴こえる」と言う表現が、一番、しっくり来るかと。
言葉と言う、「単語」としては聞こえているのですが。
全く、頭に入ってきません。右から左に、聞き流し状態です。

けれども、自分自身が「興味」が有る事に関しては。
恐ろしい程の、「記憶力」を持っています。
徹底的に、その事柄に関しての「全てを記憶」してしまいます。
幾らでも、どんなに難解な事柄で有ろうとも。
水が、頭に染み込む様に入って来て、「忘れる」事は絶対に有りません。

両親が、私の学習障害に気が付いたのは、中学校2年の時でした。・・。
色々と、諸事情により、荒れた思春期を味わったのですが。
自分自身が興味が有る事は、何でも記憶してしまう現象を。
上手く利用して、私の学習能力を高めてくれました。
「九九算・分数計算」すら、苦手で時間が掛かる。

それを、私は、音楽の才能が有ったので・・。
歌の歌詞で、記憶しました。
なので、今でも、これらの計算は「歌」を唄いながらでないと出来ません。
また社会科は、漫画で覚えました。

漢字は、元々、幼い頃より「活字中毒」と言われる程に、読書が大好きでしたので。
近所の人からは、「二宮金子ちゃん」と言う「あだ名」を付けられる始末でした。
普通の方は、「漢字辞典」を見ないと読めない。
そんな難解な、漢字もスラスラと読む事が可能です。
読めない漢字は、一度、教えてもらうと忘れる事は有りません。

どんなに覚えようとしても・・。
頭に、入って来ないのです。
どんなに、繰り返し教わっても、直ぐに「右から左へ」と消えて行きます。

学習障害が判明してから・・。
姉が、とても学力的に優れていたので。
私の、家庭教師となって、私の「理解方法」で勉強を教えてくれました。
後、NHK教育の番組から、大量の「知識」を仕入れました。
TVだと、頭に入って来て「記憶」が出来るからです。

きっと、甥っ子さんは、「退屈」しきっているんだと想います。
何故なら、ご本人には、興味の持てない時間を過ごしているからです。
「学び」を「強制」するのではなく、「学べる方法」を見つけて上げて下さい。
ご本人の「特性」を、じっくりと観察して。
何に興味を持つのかを、探し出して上げて下さい。
そして、その「興味」を持ったやり方で「学ばせる」と。
素晴らしい記憶力が、必ず、発現する筈です。

私は、上手く、その「特性」を生かした教育を受ける事が出来ましたので・・。
高校も、余裕で合格しましたし。卒業後は、難関分野の医学系の学校に進学しました。
自分自身が「興味」が有り、「理解可能」な方法での教育を受けさせる。
それが、ご本人にとっては「才能の開花」にも繋がるかと想うのですが。

恐らく、甥っ子さんは・・。
今の家庭教師の方の、教え方が悪いのではなく。
「興味」が全く持てないので、その様な「言動」をしていると想います。
一度、理解出来る方法で教えてもらうと。
その後は、「興味」が有るので。
勝手に、ご自分なりの方法で、どんどん学習して行く筈です。

難解なクイズ問題を、解き終った後に、快感(すっきり感)が有りますよね?。
それを、味合わせて上げると、「脳内麻薬」の類いが「分泌」される様で。
「問題」を解く事に、記憶完了する事に。
強烈な、快感を味わいます。

私の場合は、その「快感」、それを求めて・・。
更に、その事柄に関しての知識を掘り下げてしまいます。
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この回答へのお礼

貴重な体験談、ありがとうございます。
HIROEVOさんは学習障害があったとしても、一般人よりも優れた能力をお持ちのようですね。
また、向上心もあって、自ら上を目指しているように感じ、とてもうらやましく読ませて頂きました。
残念ながら甥っ子については、今のところ飛び抜けて上手く出来る事は運動も含めてみつかっていません。
クイズは好きなようですが、難しい問題は考えようとせず、すぐに答えを聞いてきます。
自分で説きたいという向上心はないみたいです。早く「爽快感」を知ってくれると良いのですが。
やはり、千差万別ということでしょうか。彼に合いそうな方法を、いろいろと試してみるしかないのかな。

お礼日時:2014/11/20 19:17

こんにちは。




質問文を拝見して、友人が家庭教師をしていた時のことを思い出しました。
本当に勉強ができない生徒さんだったのですが、彼女の献身的な指導で無事高校に合格されましたよ。



子供の学習障害で悩んでおられるご家庭はかなり多いと聞きます。

学校サイドでもう少し対応してもらえれば助かるのですが、人員を増やすための予算が削られるばかりの今の状況で現場の先生方にこれ以上の負担をお願いするわけにもいきません。

現状、どのご家庭も、家庭内で個々に対応されているようです。


教育の専門家ではありませんが、これまでに見て来た児童、生徒のことを振り返りながら、甥っ子さんが置かれている状況の改善策を考えてみました。

よろしければ参考までに。




(学習について)
実際にお会いしたことがないので正確には分りませんが、
甥っ子さんはおそらく今、学習全般に対して拒絶反応を起こしておられる状態なのだと思います。

一般には耐えられる程度の刺激であっても、彼の脳内では、不快を感じさせる神経細胞が通常よりもずっと多く発せられてしまうのでしょう。そして、それに耐えきれずやけっぱちになってしまう、爆発してしまう。


(数字はテキトウです↓)

一般的な中学生 刺激1→ストレス1  刺激2→ストレス2
甥っ子さん、刺激1→ストレス10  刺激2→ストレス20

誰でもストレスが100になれば爆発するものですが、甥っ子さんは、他の人よりもずっと簡単にストレスが100になってしまうのでしょう。

学校で一日中訳が分からない内容を眺めながら座っていることを要求されるわけですからね、家に帰ってきてまでそれをしなくてならないのは彼にとっては苦痛で仕方がないのだと思います。


さて、現状をふまえての対策ですが、
彼が、落ち着いて(やけっぱちにならず、爆発せず)一時間ノートに向かっていられる状況を作り出すことが現在の最優先課題だと思います。彼自身が、今日はまぁまぁ勉強よく頑張ったなと思いながら眠る、これを繰り返すことでしか、彼の学習に対する拒絶反応はなくならないでしょう。

学習は、求められるレベルと本人のレベルとの間に乖離があればあるほど、学習する当事者にとってはストレスの原因になります。
なので、彼が解くことができるレベルにあわせて学習を始める必要があります。

学習はどうあがいても基礎がなければ先に進むことはできませんから、一歩一歩、一からやっていくしかありません。

彼のレベルを見極めて息の長い指導をしてくれる情緒の安定した家庭教師さんを探されることが肝要です。


(進学について)

実際には、かなりレベルが低くても入れる高校がありますし、そいった学校の存在を知っているだけでも親御さんは安心されると思います。

しかし、高校進学よりも、将来、彼自身が納得してやっていける仕事を模索していくというのがより重要になると思います。


彼が納得して頑張れる道が、見つかるといいですね。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
>甥っ子さんはおそらく今、学習全般に対して拒絶反応を起こしておられる状態なのだと思います。
その通りだと思います。
>彼が解くことができるレベルにあわせて学習を始める必要があります。
数学でしたら解ける問題は正の数の四則計算まで、答えはこれ、などとはっきりしますが、
それ以外の教科、たとえば歴史などは、何を聞いても呪文のように聞こえるようです。
アニメになっている資料などは多少の興味を持って観ますが、後日内容を聞いても
キャラクターの服装や特徴的なしゃべり方などしか覚えていなくて「誰が何をした」ということは
覚えていません。というよりも「あの時、あの建物の中で言ってたことは?」などと具体的な質問に変えると
答えられたりするので、そもそも質問に対して何を応えれば良いのかが分からない様子なのです。
>かなりレベルが低くても入れる高校がありますし、そいった学校の存在を知っているだけでも親御さんは安心されると思います。
学習障害児が、かなりレベルが低い学校にしか行けないのではなく、
少しでも成績を上げられる学習方法はないのだろうかという相談のつもりでした。

>高校進学よりも、将来、彼自身が納得してやっていける仕事を模索していくというのがより重要になると思います。
私も学生時代よりも社会人として過ごす時間の方が、何倍も長いし大変だと思うので、
彼の将来の選択肢をより広げられる進路が見つかることを願っています。

お礼日時:2014/11/20 18:52

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