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農業でハウス栽培に興味がありますが、時期的に関係なく野菜ができるのですか?例えば今は冬ですが、夏の野菜トマトやキュウリやナスビもできるのですか?簡単な質問ですみませんが教えてください。ピーマンってちなみにいつの時期の野菜でしたっけ?

A 回答 (2件)

ビニールハウスの使用目的にはいろいろありますが、本来の使用目的は「保温」です。

露地よりも温度を高くすることで生育期間を早める為のもの。
ビニールハウス設置程度だけでは季節を無視しての栽培は難しいです。季節季節の地温の違いや日照時間の違いは単純にビニールハウス設置だけでは再現や改善はできません。

結局ビニールハウスだけでの栽培程度では採れる季節はそれほど変わりません。ただ生育に特に暖かい温度を必要とする野菜が、露地よりも早めに育ち収穫できる程度。

大幅に季節をずらしての栽培では、まず植える野菜自体の選出が第一条件。ビニールハウス内でより早く多く採れる様な生育をする性質に作られた早生品種が必要。そしてハウス内の温度が時期的に生育にまだ足りない場合ハウス専用暖房の設置とその熱がハウス内に平均に行き渡るための通風設備及び換気設備。地温を上げるための地中を温める電熱線設備の設置。生育に日差しの時間の長さや量を必要とする野菜なら育成灯を設置し夜間照らしたり、日差しの調節や短日処理などで季節を勘違いさせる必要のある野菜ならビニールハウス支柱を二重にして遮光シートや黒ビニールを張りめくったり閉めたりの手間など・・・。他に、水遣り設備を整えた方がよく育つ野菜も・・・。

あと、実の成る野菜だと受粉が必要ですが野菜で自身が受粉できるものは少なく大抵は虫媒花。ビニールハウスだと閉鎖空間で受粉してくれる虫は入りにくいし、季節がずれていればそもそも虫自体は屋外に活動していなかったりで(天候も左右する)、イチゴやウリ科野菜だとビニールハウス内にミツバチの巣箱を置いてそれに受粉を任せます。

結局、ただビニールハウスを設置しただけなら、露地よりも季節を早どりで育てた野菜が採れる程度です。かなり季節を人工的にずらしての栽培には、ビニールハウス内に設置する他のいろいろな設備が必要なので資金もかさみ、市販の季節外れの野菜は大抵が値段が高め(夏野菜だと暖房費)です。沖縄などかなり気温の高い所でなら野菜ならビニールハウスだけで時期を考えず採れる物もあるかもしれませんが、普通ビニールハウスだけの規模では冬にピーマンをはじめとする夏野菜は作れません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2014/11/24 14:27

スーパーに行けば、トマト、キュウリ、ナス、ピーマン全て一年中売られていますよね?


ということは、ハウス栽培で一年中作られているからです。
ハウス設備費や保温のための光熱費がかかるので、旬の時期の露地物よりもコスト高にはなりますが。

ピーマンも露地物ならば収穫時期は夏です。
ナス、赤ピーマンやカラーパブリカなどならば、秋まで収穫できます。
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