
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
可逆不可逆もさることながら、可逆の場合であっても平衡がどうであるかの議論は必要でしょう。
一般に、アミドの加水分解で酸性条件はよく使われます。その場合、酸は塩酸や硫酸などの強酸であり、アミドに対して過剰量使います。そうすればアンモニウムイオンになり、アミドの生成を回避できますし、そもそも酸の濃度が高くなり反応も速くなります。
結局、酸とアミンを混ぜ、それに触媒量の不揮発性の酸などを入れて強熱すれば、ゆっくりとアミドは生じます。そういう意味では可逆と言えるのでしょうけど、実際の酸触媒による加水分解(『触媒』というのが適当であるかどうかという議論は抜きにして)で、それが問題になるようなことはありません。
まあ、極言すれば、事実上、加水分解の可否は酸の量によりけりです。
No.2
- 回答日時:
実際には、濃塩酸と煮るような強酸性条件は、アミドの加水分解でよく使われる手法です。
質問者さんが書かれている通り、抜けたアミンは中和されるので不可逆的な反応です。既にご回答がありますが、平衡反応というのはちゃんと考えると実はややこしいものです。実際に、カルボン酸とあみんを混ぜて、塩酸を垂らしたところで、アミンが中和される以上のことはなかなか起こらないでしょう。大量に水が共存しています。逆反応の方が有利です。
塩基との反応だって、原理的には平衡になったってよいのです。フラスコの中に何があるのかを常にイメージしないと、変な考えに陥ります。
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