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農業が儲からないという意見をよくお聞きしますが、なぜでしょうか?
こんなにも税金をばら撒いている産業も珍しいように思います。
機械を買う時は3割補助が当たり前、
新規就農した夫婦には230万円を5年間支給。
その他にも、環境保全や土壌改良、獣害対策なんかにも
補助がつきます。

そもそも、農業が儲からないのではなく、
儲ける気がないのでは?
もしくは、経営センスがない、または、原価計算をしていない。
安い安いという話も聞きますが、
単価が気に入らないなら、
他の出荷先を探すべきだと思います。
営業努力をせずに甘えているだけなのでは?
天候に影響されると言いますが、
どんな産業も何かには影響されるものです。
問題はリスク回避リスク分散のやり方では?
これだけ、機械が進歩して、重労働なわけがありません。
おまけに科学も大きく前進しました。
ほとんどのことがコントロール可能になったと思います。

農業が重労働で儲からない産業というのは
昔の話だと思うのは私だけでしょうか?
こんなにも将来性のある産業は無いと思いますが、
いかがでしょうか?

A 回答 (16件中1~10件)

会社経営者です。



農業経営されている方らしき書き込みがありますが、見ていて「ああ、どの業種も同じだな」と思いました。私たちも関連するちょっと違う業態に進出しようとすれば、売上が黒字になるのには3年はかかります。

また、人が仕事をしているものですから、メーカーならともかく、従業員の離脱や入れ替えによる損失、営業用機材のリース料などかかります。それでいて、つねに景気に左右されるわけです。

他の業種の人々は、それらのリスクを「当たり前のこと」として、日々活動しているのに、どうして農家だけはそれを「大変だ、あってはいけないことだ」と声高に主張できるのでしょう。

そもそも、売り先を自分で探してくるなんて、どこの業界だって当たり前のことですし、その業態で大きな会社などは、自分から仕事の量を増やすために、いろいろと努力するものです。

その当たり前が「無い」のが、今の日本の農業の最大の問題点だと思います。

ところで、世界的には農業は成長産業であるとされています。日本だけかは分かりませんが、日本は衰退産業だと思い込んでいます。なぜか?

やはり、株式会社化とか大規模化とか、本来ならやる気のある農家が率先してやるべきことを、農水省とかJAなどが、共産主義並みに「みんなで歩調を合わせて」と低いレベルに合わせてきたからでしょう。

たとえば、米なんて10年も前から日本の米の高級ブランド化と日本食の成長に合わせて海外輸出しても成功すると言われているのに、ほとんどだれも進出していません。あ、もちろんやれば誰でも成功する、というほど甘いものではありませんよ。でも、ほとんど誰も手をつけない、というのが問題であるといえます。


農業機械の購入や、種の購入だって問題点だらけでしょう。なんでタネごときにほぼ12ヶ月前じゃないと手配できないんですか。それは「メーカーのサービス不足を農家が許容している」ということなんですよ。
また農機具が何百万といいますが、建築屋が重機を買えば簡単に1000万です。買い方と使い方に問題があるんじゃないですか。

普通は、販売店の力が多きくなればメーカーは言うこと聞くし、仲卸が大きくなればみんなが利用して便利になるし、それができないメーカーや仲卸もちろん小売なんかはつぶれていくんです。
また、重機などの機械は採算性を重視して購入し、あわなければ採算のほうを広げる努力をするのが、普通の会社です。いまある農地じゃ採算取れないけど、事業継承の補助金もらっているからいいや、ってことなんでしょうか。農地は税制でも優遇されていますよね。

そう、農業は「つぶれない。継承が大切」ということなんですね。昔の銀行やちょっと前のJALと同じです。親方日の丸なんです。

「そんな業種はいらねーーよ。はやく潰れろ」と多くのサラリーマンや自営業者は思っていますよ。だからTPPを利用して農業改革をして欲しい、という意見が多くなるのです。

辛口なことを書いていますが、たとえば、オランダの農業なんかを見ても日本が勝てないわけが無い、と思うわけです。アメリカやオーストラリアと喧嘩することはできませんが、イタリアやギリシャ、オランダ、デンマークあたりなら勝負できるでしょう。ましてや、近隣のアジア諸国はこれから「高級で安全な食品が欲しい」という国ばかりなのですから、

やはり、3次産業以降の産業に携わっている人たちから見れば、1次産業は言い訳ばかりで変革する気がない、としか思えません。もちろん、制度的な問題はあるにしてもです。だって、農家って自民党の最大の得票組織でしょう。農家が「変えたい」と思えば、国の制度だって変えられるはずだ、って都会に住むリベラルで自民党嫌いの人々は思っているんですよ。

だから、農家が儲からない、というのは農家の言い訳だとおもいますね。

じゃあ、農家やってみろ?分かった、その代わり俺の仕事やってみて、きっちり利益出してみろ!です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。ありがとうございます。素晴らしいご意見だと思います。まさにおっしゃる通りで、他産業なら当たり前のことを農家はやりません。どんな職種もリスクはつきものですよね。ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/10 22:41

>農協という組織の偉大さはよくわかりました。

そもそも農協から金を借りること自体に問題があるように思いますが。
>結局は営業努力をしない結果のようにも感じますそもそもプロなのですから、品質の良いものを作るのは当然でしょうし、売れないのなら販売努力をするのが当然のように思います

どんなにプロ意識が高くても、どんなに営業努力をしても、どんなに品質向上をしても、冷害一発で全滅するし、洪水一発で全滅するし、病害虫一発で全滅することがあります。人間は自然には逆らえませんし、自然災害には勝てません。

もし、自然災害などの不可抗力により全滅したら、農協から金を借りるなどして次の収穫時期まで食い繋がないといけませんし、次に育てる作物の苗や種なども、借金して仕入れないといけません。

農作物が全滅して明日食べる食料品も買えない状態の農家に「農協から金を借りるのは問題だ」なんて言えますか?

「農協から金を借りるな」って言うのは、場合と状況によっては「農家は餓えて死ね」って言うのと同じ意味になるんです。

貴方は「農業は自然を相手にしていて、人間は自然災害には勝てない」って事を忘れています。

どっかの大企業がやっている「屋内の工場で害虫なし農薬なしで、無菌状態にしてLEDライトで栽培」って言う生産方法なら、自然災害などの不可抗力で全滅したりはしませんが、そんな生産が可能なのは、ごく一部の大企業だけであり、普通の農家では不可能です。
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この回答へのお礼

何度も回答していただきありがとうございます。洪水にしろ、冷害にしろ、毎年起きるわけではありませんよね?ましてや全滅なんてそうそうありませんよね?路地とハウスを両立する、田畑をする、作型、品種、作物をバラけるなどのリスク回避をしていれば、10年に一度あればいいくらいではなでしょうか?ましてや、ハウスが吹っ飛ぶほどの災害はそうはありませんよ。そのリスク分を原価に上乗せしておくべきではありませんか?そもそも農協から借りずに、銀行から借りれば良いように思いますが。農協から借りるのは、借りやすいですし、審査も楽だからでしょうか?少なくとも私は農協からお金を借りたことはありません。必ず銀行と話をします。確かに自然を相手にしていますが、その中で、どれだけコントロールできるかがプロではないのですか?自然だから仕方がない、それではいつまでも農業は変わりません。大企業だから可能なのではありません。それだけの経営プランが
たてられるかどうかですよね。数億単位でトマトハウスに投資する農家もいます。時間をかけて土作りをして…そればかりが農業ではありません。生き方としては素晴らしいかもしれませんが、その結果が、今の後継者不足を生んでいるわけですよね。水耕でもポット栽培でも、産業としての農業を作っていかなければならないように感じます。ここに回答してくださった方の多くは、大変で儲からないという方がほとんどでした。しかし私の周りには、高級車に乗ってたのしそうに農業をしている方がたくさんいます。こっちのほうが儲かるから農業をしているという方もいます。彼らは特別高い価格で販売しているわけではありません。この違いはなんでしょうか。私は、あまりにも考え方の違いに驚きました。農業がお金にならないという理由が分かったように感じます。長々と申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/07 21:33

追記。



>これだけ、機械が進歩して、重労働なわけがありません。

ここにも「見た目重視、等級重視」の弊害があります。

高額のローンを組んで機械化して、機械で収穫して「機械化したのが原因で収穫物にちょっとでもキズが付いてしまう」と、等級が落ちてクズ同然になるか、ゴミとして廃棄になります。

借金までして機械化したのに、マトモに売れる製品を収穫できないなら、借金が残るだけです。

キズを付けないように人間の手で収穫すれば、収穫物の等級を下げずに出荷する事も可能ですが、人力での作業では出荷量に限界があります。

収穫時期をずらして栽培して、作業量が人力で可能な範囲に収まるようにする事も可能ですが「収穫期」は期間が決まっていて、時期が外れた物は等級が落ちてゴミになるだけです。

消費者と農協が「見た目重視、等級重視」をやめない限り、機械化しても袋小路で行き止まり、人力でやっても袋小路で行き止まりになり、農家には逃げ道がありません。

高額の専用の機械を使えば「手作業で収穫するのと同じレベルで、収穫物を傷つけないまま機械化」も出来ますが、殆どの機械が「専用機」になっちゃって、使い回しが出来ません。

複数の種類の作物を作っている場合は「それぞれの作物に特化した専用の機械」が何台も必要になっちゃって、コストがガンガン跳ね上がり、借金だけが膨らんでいきます。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。そもそも見た目重視でなくては困るようにも思います。なんでも良いのなら農家は品質向上の努力をしませんよね。安い機械の性能が悪いのは当たり前です。悪いから安いのであって、良いものは高いに決まっていますよね。これはどの産業にも言えることです。その投資でもとを取れる経営プランを組むのが当然ように思うのですが‥すみません。イマイチよく分かりませんが、そもそもの計算が出来ていないだけのようにも感じてしまいます。ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/07 00:39

>農業が儲からないという意見をよくお聞きしますが、なぜでしょうか?



農協が存在して、販売者が規格を重視し過ぎて、消費者が製品の見た目を気にし過ぎるから。

普通の企業は「製品の販売先」は、自力で探して「高く買ってくれる所」に売る事ができます。

しかし、農家は、農協が存在するため「自力で販売先を探すこと」が出来ません。

農協に逆らって、農協を通さないで勝手に販売すれば、農協経由で受けていた助成やローンをすべて切られます。

農協に逆らえば、不作時に農作物が全滅しても、農協から金を借りれなくなります。

農協に逆らえば、農協経由でローンで買ってた農機具も、全部、引き上げられてしまいます(ローンを完済し終わらない限り、農機具の所有権は農協にある)

そのため、農作物の殆ど全部を、農協経由で出荷しないといけません。

で、農協は「製品の見た目」で「等級」を決め、農家から農作物を買い上げます。

「味は同じでも、見た目が悪くて、農協が引き取ってくれない農作物」は、近所でタダ同然で無人販売するか、家畜の餌にするしかありません。

不作や天候不順で「味は良くても見た目が悪いもの」は「全部、ゴミになる」のです。

そして、農協経由で農作物を仕入れる販売者も「等級重視」で、見た目の悪い物は仕入れません。

販売者が仕入れない「見た目が悪いもの」は、農協も買い上げません。売れない物、売れ残る物を農家から買っていたら農協が潰れちゃいます。

で、もし、販売者が「味は同じだから、等級の低い製品を仕入れて、安く売ろう」としても、今度は、消費者が買おうとしません。

「緑色が濃くて真っ直ぐな胡瓜」と「ちょっと安いけど、曲がってて一部が黄色い胡瓜」があったら、レストランや外食産業の消費者はどっちを仕入れるでしょうか?答えは自明です。

「作っても農協経由で売れるのは見た目の良いごく一部だけ」「凶作などで作物が全滅した時に農協が無いと死ぬしかない」って状態では「農家は儲からない」のです。

凶作で作物が全滅して丸1年無収入、と言う状態でも食べていけるだけの貯蓄があって、農機なども農協ローンを組まずとも即金で買えるだけの資金がある農家なら、農協無しでも経営が可能ですが、今の日本は、それが出来る大農家は希少です。

要は「普通の農家では儲からない仕組みが出来上がってしまっていて、普通の農家はその仕組みが無いと生きていけず、その仕組みから脱却できないようになっている」のです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。農協という組織の偉大さはよくわかりました。そもそも農協から金を借りること自体に問題があるように思いますが。結局は営業努力をしない結果のようにも感じますそもそもプロなのですから、品質の良いものを作るのは当然でしょうし、売れないのなら販売努力をするのが当然のように思います。それをしないから農協にぶら下がるしかないのでしょうが‥スーツを着て営業に行ったことが無いという農家さんなんて沢山いますし、野菜を作っていながら光合成すらきちっと説明出来なかったり、アルカリ性と酸性がなんなのか知らない方も沢山います。皆さんの回答を読ませていただいて分かりましたが、そのやり方ではお金にならないと思います。あまりにも他産業に比べて、ビジネス面が弱いですよね。ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/07 00:30

昔からの名残で、農業従事者が方法を知らないだけなのです。



以前は基本農協経由での出荷が基本であり、農協へ出荷するためには、農協の指導を受けその通りにやらなければなりませんでした。これが自由化になったからと言って、もともとが経営が楽でなかった農業を継ぐ若者が減り、農業者が高齢になっているところが多数でしょう。その高齢者に経営や営業と言っても、難しいでしょう。

機械の購入の際の補助が受けられる農家ばかりではありませんし、機械ができる作業ばかりでもありません。昔よりは楽になったとはいえ、重労働であることは変わらないと思います。
さらに作物を相手にすることで、上手な経営をしている農家であっても、時間給計算などをしたらよい仕事でもありません。

そのうえで、先祖代々から続いた事業である農業・農地を簡単に手放して他の産業へ出ていくことも難しいこともあります。農業を継ぐために農業を手伝うことに集中しすぎた後継者は、新たな仕事に就くこともなかなか難しいのです。

割り切りがよく、千件がある人の多くは、外の仕事を見つけます。
要領がよい人は、お金になりにくい農地や作物は、小作人にやらせ、比較的お金になりやすく安定した作物や農地の部分だけをこなす人もいますね。
でも、農業で裕福な生活をしている人はあまり見かけません。
やりようだけでは難しいのかもしれません。

よほどの商才があり、ブランド化したり、自ら小売販売を通販等で大きくするだけのノウハウがないと難しいのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。おっしゃる通りかと思います。古い農業のやり方から抜け出せていないようにも感じます。確かに農業で稼いでいる人間は割合からすると僅かでしょうね。ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/05 20:07

 機械化が進んだとは言え、農業は労働集約産業ですからね。

工業でも労働集約産業は海外勢に負けてどんどん儲からなくなっています。農業をやるにしても広大な農地があればいいのですが、狭い土地では機械化しても効率は限られます。

 農家が広大な農地を持つアメリカ、労働賃金が安い東南アジアやアフリカの農産物と競争すれば、不利にきまっていますよ。TTPによる関税撤廃と貿易自由化が農業の分野も聖域なしになってくると、農家の人たちは真綿で首を絞められるように一層の苦戦を強いられて、この先生き残れる農家は僅かでしょうね。

> 機械を買う時は3割補助が当たり前、新規就農した夫婦には230万円を5年間支給。その他にも、環境保全や土壌改良、獣害対策なんかにも補助がつきます。

 これがいけません。甘やかすから、努力しないんです。潰れるべき農家は積極的に潰して、生き残れる農家を絞り込むべきです。

 私が大手製造業に入社した45年も前に、すでに会長は「農業の工業化」ということで製造業ながら農作物を工業的に生産する試験運用をやっており、私もそれに参画しました(メロンなどを工業的に栽培しました)。「お上」の農業支援施策に乗ったりすると、目先の収入はともかく、日本の農業は衰退の運命をたどります。

 工業の分野では日本は世界と戦っています。競争相手は世界なんです。ところが農業の競争相手(それほどあるようには思えないが)は国内だけで、しかも多くは農協が支配しており(農業を「みんな仲良し産業」にしたいのでしょうかね)、出る杭を好まず、工業のような発明・変革で状況を一変させるような革新が出てきません。

 農業分野に青色LEDの発明のようなノーベル賞的な世界を一変させる革新技術がまったく出てこないのが、農業が完全に沈滞しきっている証拠です。現状を根本から打破するくらいの抜本的改善が次々と出てこないようでは、農業は浮かばれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうですね。税金のまき方が下手くそですね。優秀な農家にこそ投資すべきです。生活支援名目の補助は甘やかしているように思います。そうですね、日本の農地はあまりにも狭いです。ですから、狭い土地で不利な作物は、海外に任せればいいでしょう。日本は、得意な分野を突き進むべきです。日本の作物の品質については、悪くないですが、逆に量産の技術は劣っています。おっしゃるように、根本的改革が必要です。段々と企業が参入してきましたので、楽しみです。ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/31 19:40

>こんなにも税金をばら撒いている産業も珍しいように思います。


それは儲からない仕事だから助成しているんです。食料の安定供給という政策のために、農家が農業を嫌って辞めないよう引き留めるための飴玉にすぎません。

>単価が気に入らないなら、他の出荷先を探すべきだと思います。
価格というものは需要と供給のバランスで決定されるものであり、極端に違うものではありません。農産物は生鮮食品が多く、また重量当たり価格が低く、小規模運搬では運送費だけで赤字になります。出荷先を探している間に腐りますよ。

>問題はリスク回避リスク分散のやり方では?
それはそのとおり。みんな必死に考えていても抜本的解決に至っていないのです。あなたにそれができるのなら、ぜひそのアイディアを出してもらいたいものです。

>これだけ、機械が進歩して、重労働なわけがありません。
性能の高い機械は高価でなかなか買えるものではないし、働き手が少なく機械に頼らざるを得ない小規模農家は農協などから多額の借金をして機械を購入し、その借金に縛られて農業をやめられないという悪循環に陥っています。また、雑草駆除など、まだまだ機械では十分に処理できない農作業もたくさんあります。

>おまけに科学も大きく前進しました。ほとんどのことがコントロール可能になったと思います。
肝心の天候は全くコントロールできていません。現在の経済情勢では日本だけでなく他の国の気候なども大きく影響します。新商品の開発などは種苗会社の研究に頼らざるを得ないし、そうして開発された新品種は、商品価値があっても種も高価で育成方法も手探りになり、失敗したら大損します。

>農業が重労働で儲からない産業というのは昔の話だと思うのは私だけでしょうか?
そのとおりだと思います。

>こんなにも将来性のある産業は無いと思いますが、いかがでしょうか?
そう思うのであればぜひ参入して、大儲けしてください。
現在成功しているごく一部の農家は、いずれも手間暇かけた希少価値のある高価な生産物で成功しているところです。皆がそういうものを作るようになれば価値が薄れて儲からなくなります。
中学校か高校で習うはずですが、農産物市場というのは限られたパイであり、それを各生産者が奪い合っている市場です。生活必需品ですから特殊なものを除いて高価にはなりようがなく、パイも価格も大きな変動は起きにくい経済構造です。同業他者を出し抜かない限り儲からないということです。
国内はすでに成熟し低め安定した市場なので将来性には乏しく、将来性を探るなら海外市場を開拓する以外は難しいでしょう。

この回答への補足

すみません。書き忘れましたが、私は農業をしている側の人間です。高価格帯の商品の製造販売です。ありがとうございました。

補足日時:2014/12/31 19:42
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この回答へのお礼

ありがとうございます。単価が低いというよりは、中間業者を通していることが問題かと思います。末端の農産物の単価はむしろ高いくらいです。農家にかけているのは営業力ではないでしょうか?生産技術についても、ある程度は確立されているように思います。そもそも、露地栽培などする必要などなく、ハウスまたは施設栽培で十分です。天候なんて関係ありません。電気と二酸化炭素とファンとなんでも揃っています。かなりのレベルでコントロール可能です。リスク回避の方法はいくらでもあると思いますが、何かに縛られてしまっているだけだと思います。海外市場の開拓もすでに始まっています。いろんなものを輸出していますし、おっしゃるように、これはかなり期待できます。日本は量産の技術は乏しいですが、品質については世界に通用します。すいません、長々と。ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/31 19:33

農業が儲からないのでは無く、日本のシステムが農家重視ではないので儲けられないのです。


何を買うにも収穫した物を納めるのもJAと言う昔で言えば農協ですね、この中間組織があるから農家は儲ける事すら出来ない。
農業族と言われる国会議員と農協との癒着は大きいので、農業族と農協は持ちつ持たれつ。
そこに農水省が入って来るから更に農家は儲ける事が難しくなる上、そのような体質ですから後継者も減る一方で
農業従事者の高齢化や耕作放棄地が増えていく一方。
農業にも企業を参入させ、個人個人で耕作している田畑も共同で管理し一つにして大規模耕作を奨励していく様にし、
農協を介さなくても農薬や農耕機の購入もしやすく農作物販売もしやすい環境にしていけば、農業参入の企業間競争も生まれますから、
より良い物をより安く販売しながらも利益も生ずると言う方向へも行く可能性は現状よりは出て来るでしょう。
その様にしていけば、TPPで農産物輸入自由化となっても十分戦えるし魅力ある職業にもなっていく可能性は高い。
それらを阻害しているのが農業族議員にJA(農協)及び既得権を守りたい役人の農水省。
農業改革と言われる事も小手先の誤魔化しばかりですから、農家の実態は農業だけでは食べていけないと言う事で有り、
サラリーマンと兼業とか季節労働と言う事にもなってしまう。
まず国が農業政策の大転換を行って、族議員とJAとの持ちつ持たれつの癒着が出来ない様にしないとダメでしょう。
農業が儲からないのは、族議員の自分らの利権や利益を追求する連中と票と言う武器で族議員を生み出すJAと言う組織、
そして既得権を守りたい農水省と言うこの三つを何とかしないと為らないが、与党としては族議員だろうが数の論理の
中に埋め込まれていますので、殆どこの先も現状と何も変わらずに農業は疲弊していくだけでしょうね。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をありがとうございます。おっしゃる通りかと思います。とても勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/31 19:23

おんなじことやってる農家が多すぎるからですよ。


差別化なんて言葉も知らないし、ゆえに出荷先を選ぶ余地もない。
効率化しようにも、周りの農地を持っている農家を競争相手と信じているし、、、
保護されていた期間が余りにも長すぎたため、努力する方向性がずれてしまっているんじゃないかな。
企業が入れば、少しずつかわってきますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。おっしゃる通りです。私もそう思います。

お礼日時:2014/12/31 19:21

>機械を買う時は3割補助が当たり前


近年では営農組合みたいに認可を受けたグループでないと
補助が出なくなりましたよ(地域によっては特別措置有り)
>新規就農した夫婦には230万円を5年間支給
夫婦で、は知らなかったが該当する人少なすぎる感・・・
農業が儲からない、は儲からない人が言ってることです
それに儲かってなきゃ儲かってないって言うのは当たり前

昨年はJAから購入したプラグ苗(トレイ一枚に200株)が
持ち帰ってから半分以上枯れました、管理は問題なかったのに。
問い合わせたら苗に付着してる土に除草剤に似た成分が混入し
それが原因ですね(他人事かよ)⇒お詫びはあるも保障はゼロ
推定40万円分の売上げが消えて苗代はきっちり集金された
今年11月に水害があって被害農家は申請すれば補償金が出ます
と言われたが被害は受けたものの申請はせず、なぜか?
被害受けてないだろう農家が大挙申請するのはお約束で
保障金は額決まってて頭割り(山分け)学生の小遣い程なら無用

農業が儲かる儲からないと税金の投入額の多寡は関係が無い
多額の税金が農地整備に使われたからって農家の収入は変らない
補助金は米の生産制限の代償として支払われることが多いが
10a3000円とかだ、転用作物は自腹で種買うし100円も得しない
営農組合化してれば10a15000円(飼料用作物生産が条件)だが
これは組合に入るが個人には一銭も入らない
組合に入ったお金で共同で使用する機械を購入するのが理想だが
実際は営農組合で管理を請け負った耕作放棄地の管理費で消えてく
農家側からすれば「税金たくさんもらってる」「補助金でぬくぬく」
という印象が無い、なんせ懐にはほぼ入ってこないのだから
ちなみに飼料用作物は出荷せずに廃棄するケースが多い(割合わぬ)

シーズンになると単一の作物が日に3万ケースとか出荷されていく
3万は結構な数字に感じるが一市単位のJAでこんな状態
同様のレベルで受け口になるのはイオン系しか見当たらない
地域ぐるみで法人化してイオンにバジル流してるケースがあるが
たった二つの集落がそれやっただけでイオンのバジル需要はお終い

私は中小スーパーや道の駅、通販、民間市場などに持ち込みするが
数量制限が厳しいので⇒結局はJAに沢山出荷する羽目になってる
食品加工会社相手の契約栽培、ニッチな野菜の生産販売、直売店経営
各々色んな活路を見出して挑戦するんだが皆が皆上手くいくかって
いくはずがないんですね、外国人雇って真似されたり競合されたら没

機械が進歩したってあまり関係が無いですね、高くて手が出ませんから
喫茶店開いてアッシモくんにお茶出してもらえばいい、ってのと同じだ

その年の6月に出荷する作物の種は、前年の五月に押さえなきゃ買えない
ほとんどの農家はリスク分散のために毎年色々とやり方変えてます
ぱっと見同じに見える、例えばレタスとして
数十種類あり栽培方法も少しずつ違う、種の購入の難易度もさまざま
レタスが儲からないからってすぐにはレタス栽培は辞められない
パックする機械150万~200万、資材は毎年数十万購入して交換してる
これらを捨て置いて「明日から高級マンゴー作るんじゃ~い」出来ない
ホワイトアスパラが儲かるらしいぞ!⇒初出荷まで三年かかる・・のか

>農業が重労働で儲からない産業というのは
>昔の話だと思うのは私だけでしょうか?
あなただけではないだろうし、当事者でも意見はかなり食い違うでしょ
とにかく、小麦やサトウキビみたいに補助金ありきの農作物専門農家と
米農家と兼業農家と果樹や野菜専とか、一緒くたにされてもアレだ。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をありがとうございました。お米については、余っているようですから栽培そのものが必要ないように感じますね。かわりに飼料米に補助金を突っ込んでくれているので、そちらは稼ぎどきかも知れないですね。そもそも、仲介業者など通さずに、店舗に直結のルートを開拓するべきだと思います。そもそも、販売に関しては、あきらかに農家は素人だと思います。それは私を含めですが。私自身は小規模の高価格帯の商品(一般の4から5倍)を直接販売しています。知り合いは、トマトハウスに数億円投入しましたが、半分近くは税金です。もはや、農業に限らずなんでもそうですが、中途半端が一番良くないですね。そもそも、お金にならないなら、なぜ農業をやるのでしょうか。生き方の選択としてはわかりますが。ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/31 19:20

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