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メソポタミアの創生神話ではティアマトの死体から世界が作られたということになっています。しかしティアマトが死ぬ以前にも天の神やら山の神やらはいたことになってます。やまや天がないのに山の神や天の神がいたというのはどういうことなのでしょうか?

A 回答 (4件)

plapotaさんに釣られて、回答しますか。




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そもそもの大昔、まだ天も地もありませんでした。世界には、ただ水と、それを支配していた二人の者しかいなかったのです。真水はアプスーのもの、また塩水は妻のティアマットのものでした。といっても、その頃はまだ二つの水はまじり合っていたので、まだ川だの海だのがあったわけではありません。
この二人の結婚から、ついに二人の巨大な子供が埋まれましたが、それがラフムと、つれのラハムです。この二人から、次の一対、アンシャルとキシャルが生まれました。ランシャルは天上に属する精霊であり、キシャルは地上に属するものの精霊でした。このお二人から生まれたのがアヌ、天の神でした。


『世界最古の物語』より
~~~~~~
とありますから、
天と地は、ティアマットとアプスーの結婚後に生まれた。

で、二つに割ったティアマットの亡骸から、バビロニアの主神・マルドゥークが作ったのは、大空と大地の土台であり、マルドゥークが天と地を作ったわけではありません。天と地はこれに先行して存在しているんですよ。
天と地の覆いを作ったというイメージでしょうか。
そして、同時に月や星などの天体も作った。


☆やまや天がないのに山の神や天の神がいたというのはどういうことなのでしょうか?
◇天や山はティアマットが殺される前から存在していたんですよ。
ですから、矛盾していません。
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メソポタミア神話といひましても、ティアマトが登場するのは、バビロニア神話ですね。

私は、アッカド語は学習してゐませんので、内容についても詳しくありません。話のでどころは、『エヌマ・エリシュ』でせうか。ティアマトの名称そのものは、「命なる母」といふ意味だと思ひます。

天と地は、すでに存在してゐて、その名前がついてゐなかつた、と記されてゐます。漱石の猫と同じです。ティアマトの死によつてつくられたのは、その構造の詳細です。人間が住みやすいやうに山あり、谷あり、河あり、空に何ができたのかはよくわかりませんが、星か雲かそんなところかもしれません。

>>山の神やらはいたことになってます

「山」の神がだれを指すのかわかりかねるのですが、シュメール語のKIであれば、「山」ではなく「地」を意味します。
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ざっとwikiを読んでみただけなのですが、先ずメソポタミア神話といっても非常に長い時期にわたって(4000年くらい?)いろいろと変わっているところがあるというところでしょうか。


また、神=都市(都市システムのような感じなのかも?)という概念なのか、wikiの説明でも神の中に他の神が住むという記述が多いようです。このあたり、万物の創造神や八百万の神というものとはちょっと違う概念なのかもしれません。

私の理解が間違えているかもしれませんが、最初はエンキが最高神だったのが、イナンナに替わり、次にエンリル、再びイナンナに戻り、次にまたエンリル、そのあとティアマトが台頭してきて最高神になる神話が出来たという感じのようです。

なので、その創造神話はおそらくティアマトを最高神とした神話のものだと思いますが、その前に長い神話の歴史があって、それを改変して造られたものだと思われます。
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大和神話の八百万の神様なら、物に神が宿るって考え方でしょうけど


そういう考え方では無いのでしょう

山に神が宿った物を山の神と言うのでは無くて
山に生命を与える役割を担った神を、山の神と呼んでいるのではありませんか?

100人くらい神様が居て
天地創造の時に、一人一人に役割が与えられたのです
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