イスラム教はなぜ一般庶民まで宗教に「ガンジガラメ」な生活をしているのか知りたいです。

たとえばイスラム創世当時に宗教という箍（たが）をはめないとどんなこと（悪事）をするがわからない人々が大勢いたとか？
たとえば酒禁止についても、酒の上での犯罪・喧嘩・暴行が日常茶飯事で目を覆いたくなる光景だったとか、
たとえば女性の顔を隠す掟も、素顔で外を歩く女性への犯罪が日常茶飯事で目を覆いたくなる光景だったとか
・・・こういうことを憂いて創始者はやむなく日常生活まで入り込んだ厳しい宗教という掟を作ったのか？（一日に何回も礼拝すれば悪事を考える暇はないだろうとか）

No.10 回答者： wellow 回答日時： 2015/03/02 13:31

イスラームの成立過程と地域性を考えてみましょう。

中東の地（暑い地域）に住む、アルコール分解酵素を持たない者がほとんどいない人種、新興宗教であるイスラームと既存宗教間の宗教戦争と幾らかはキーワードが出てきます。

飲酒の戒めは、ザルである人種が酒を呑んで働かなくなり、また水分を奪われ死の危険があるから。
一夫多妻は、戦争による未亡人の大量発生による困窮家庭を救うため。
戦争で治安が悪化している状態では人心の荒廃による犯罪が多いため、喜捨の奨励（今の西欧で言うところの寄付奨励と同じ）、犯罪への罰則強化、その背景としてはイスラームの教えの原典でもある旧約聖書にある、ハンムラビ法典のタリオの法への言及。
豚肉、犬の禁忌は、食害および狂犬病の恐れから。

現代社会においては、多くが払拭できることかもしれません。現にインドネシアやマレーシアのようにソフトな国は進んで酒は呑まないものの、社会的圧力としてのベールは義務ではありません。トルコのように社会的発展の阻害要因排除のため政教分離をしている国もあります。ほとんどのイスラームの国でも重婚を禁止していますが、封建的部族社会（端的にいえば田舎）や原理主義国家では許容されます。

しかしながら、原点回帰、原理的圧力というのはどこの国でも存在します。イスラームの国でもそうですし、カソリック、プロテスタント、ユダヤの国でもそういう傾向は見られます。一見正論のような原理主義回帰は判断力の劣る者にとっては心地良い正義に映ります。
接点はないでしょうから気にも留めていないと思いますが、サウジアラビアなどはＩＳＩＬやアル・カイーダなどとは別の観点で、バリバリの原理主義で運営される国家です。

部外者からみると、封建的なのか復古なのか、伝統なのか、そのあたりは実に分かり難いものです。例えば、日本の着物。大正期には婦人の社会参加を妨げる象徴として見られていた時期、階層があります。
どの宗教にも寛容な部分と厳しい部分があります。「メッカの方角に向かう者には親切にしろ、メッカの方角から来る者には親切にしろ」という教えがあると知り合いのムスリムは言っていました。ムスリム前提ではないとのことですが、牧歌的な考えでもあることを自嘲していました。

害を為さない限りは対立にはなりませんから、むやみに対立の争点を考え出そうとしないことが望ましいのではないでしょうか。

No.9 回答者： ワニカニウニ 回答日時： 2015/03/01 11:53

んっ・・・そんなの決まってますよ・・・

唯の聖書の解釈間違い・・・聖書は色んな比喩と喩えで出来ていて　解釈が違えば其処から先の解釈も変わって来る・・


そうやって　間違ったまま宗派になり分裂して行っただけです・・・

No.8 回答者： paulrachel 回答日時： 2015/02/27 13:34

コーランはマホメットがアッラー（＝神）から啓示を受けて書いた「神の言葉」です。

予言者であるマホメットの言葉ではなくアッラーの言葉そのものなのです。この差は大きいのですね。神の言葉である以上、逆らうことは出来ませんし、人間が勝手に変えることはできません。禁止事項に背いた場合、重大な罪になります。イスラム教徒には神が命じた「おつとめ」があるのです。
http://www.geocities.jp/timeway/kougi-44.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/イスラム教
ムハンマドはキリストとは異なり武士集団を率いて転戦していました。従ってその教えは武士の戒律のような厳しい形を取ったものと思われます。

No.7 回答者： kawasemi60 回答日時： 2015/02/26 08:54

酒を飲むと働かないから。

何度も礼拝するのは休み時間の意味。
女性の顔を隠すのは価値が股の穴だけと言う平等判断。

女性なら顔差別なしの穴競争だけの方が合理的。
女性は穴だけ有れば一人前に認めるという事なんですねー
だから学問は不要。穴の性能以外を求める女はけしからん。

イスラムの根本。
酒を飲まずに働いて休みながら穴を楽しめ～
テロリストが女性を自爆テロに使うのはイスラム原理に違反する。

女性を穴以外で使うなんてイスラムの教えに対する冒涜だ。

No.6 回答者： key00001 回答日時： 2015/02/25 16:59

「イスラム教（法）が、ガンジガラメ」と言うよりは、古い時代から、近代法としても耐用するレベルでソコソコ完成度が高く、多くの人や地域で支持された、「優れた宗教律」であった結果かと思いますよ。

有名な「目には目を」と言うルールも、同害報復であると同時に同害賠償でもあり、近代国家における近代法の損害賠償と共通する概念で、アメリカの懲罰的な高額賠償金などに比べ、遥かに合理的と思います。

あるいは、イスラム圏では、古くからそう言う合理的な刑罰思想が存在する中、たとえば日本では、２００年前くらいまでは、「十両盗めば斬首刑」「不義密通は獄門晒し首」みたいな未熟さです。

明治維新で法体系も西洋化，近代化した日本などまだマシで、中国では今も、窃盗罪で死刑になりかねないし、北朝鮮など、刑罰に理由や根拠が存在するかどうかさえ不明だし・・。

議会制民主主義で作られる法律も、万全じゃないですしね。
実際にアメリカでも、イスラム教と同じく「禁酒法」が制定された事例もあるし。
現在の我が国も、官僚主導で多くの「役人天国」の法律が制定されるし。

一方では、欧米における堕胎禁止などは、キリスト教の戒律の影響を受けている場合が多く、宗教色，宗教律が入り込んでいる法律もあります。
古くからのルールがそのまま「慣習法」になっているとか、日本の憲法や民法も、勧善懲悪的な要素が多く、各国独特の「道徳律」が法律化しているケースも珍しくありません。

イスラム法がガチガチとか古風と感じるのは、あくまで現在の日本人などの感覚で、むしろ「早すぎた天才」と言いますか、未だに一部の国や地域とか、先進国でも一部の法律に比べたら、「優れた法律」と言える部分も残存しているとは思います。

No.5 回答者： uraoraura 回答日時： 2015/02/25 15:53

宗教は理屈ではありません。

功利主義的な効果を期待して成立したものでもありません。何故熱心に信仰生活をするか、それはご自身、イスラム教でも、キリスト教でも、あるいはユダヤ教でも、信じて見られないと分からないのではないかと思います。神を信じる人間に（無意識的に）科学的な立場から、神の存在を証明しろと言ってもおよそ無意味な論争、土俵が違う訳です。神を"信じる"、その"信じる"ということが信仰なのであり、従って当然信仰を持っていない人間は神を信じませんし、信仰上の種々の戒律を理解できるはずもありません。なのでご質問に対する回答を得たければご自身神を信じる信仰を持たれる以外にないと思います。

余談ですが日本人は宗教に対して寛容であると言われますが、逆に言えば特定の宗教に本当の意味で帰依している人は少ないということです。朝ジョギングしている時に時々朝日を拝んでいる人を見かけます。正月には神社に行ったりします。その神社に何が祀られているのかなんて知らない。稲荷は狐だったと思います。蛇を祀っているところもあります。そうかと言えばお寺にお参りしますね。そして「家は代々○○宗です」なんて言ったりしますね。結婚式はキリスト教式、葬儀は仏式。全部とは言いませんが大半の日本人にとって宗教なんてどうでもいいのです。腹いっぱい食えていれば余は満足じゃ、が現実であろうと思います。そんな日本人の特性を考えると本当に宗教を理解できる人間は数少ないのではないでしょうか？

No.4 回答者： ucok 回答日時： 2015/02/25 00:07

すべてのイスラム教徒が「ガンジガラメ」なわけではまったくありませんよ。

ヘソ出しルックをしているイスラム教徒の女性も知り合いにいましたし、みんながみんな、仕事を中断してまで欠かさずお祈りをしているわけではありません。

ただ、私の知っているイスラム教徒は、情熱家が多いです。普段は穏やかな紳士淑女でも、こだわり始めると熱くなったりします。それに、イスラム教徒といっても人種はさまざまですが、モハメッドがいたとされる中東の人たちって堀が深くてすごくセクシーですよね。

女性が顔を隠すのは、自由を奪うためではなく、あまりにも姿をあらわにすると男性の目に毒だからだと、一度ならずイスラム教徒から聞いたことがあります。また、これは「戒律」ではなく「習慣」なのだとも言われています。

モハメッドの時代に、さまざまなことを、「憂いた」というよりは、これがいちばん人民に「合っていた」と指導者が感じ、人民も納得したからそれが普及したのかもしれませんね。ご回答にもある通り、どんな宗教や宗派にも大かれ少なかれ、そういう傾向はあります。

No.3 回答者： rikukoro2 回答日時： 2015/02/24 19:21

んーそれはどの宗教もそうですよ。

　キリスト教も多くの制限がありますし、ヒンドゥ教に至っては生まれで職業選択の自由さえありません。
　日本は仏教でも規制が緩い大乗仏教ですが、原初の仏教である小乗仏教はけっこう「ガンジガラメ」です。
　般庶民まで宗教に「ガンジガラメ」と感じるのは日本人独特の感情じゃないでしょうかね？

イスラムが生まれた1500年前の宗教はどれも「ガンジガラメ」です

No.2 回答者： bagus3 回答日時： 2015/02/24 18:47

イスラム教の発祥地は砂漠地帯です。

雨が少なく作物がとれず、みんなが放牧生活です。
昼間は灼熱、夜は極寒。
四季があり穏やかな自然に恵まれた日本人からは
想像もできないくらい生きるのに苛酷な世界です。

そんな暮らしを精神的に支えるには、強い宗教が必要だったんです。
さらに、宗教が生活の中で大きなウエイトを占めことになります。

No.1 回答者： gouzig 回答日時： 2015/02/24 18:42

まあ、そういうことだと思いますよ。