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この信和グループのcmで最後に片岡愛之助が自信ありげに「ご提案があります」と言ってます。
相手の提案だけを「ご提案」と敬うのが当然で、自分のまで「ご提案」と言ってしまったら
彼我の区別がつかなくなります。…と思います。
それなりに予算をかけて、わざわざこんな違和感のある言葉遣いのCMを流す企業を
誰が信頼するのか疑問ですが、もしかすると私が何か間違ってるのかもしれません。
どうなんでしょうか?

あとCMではありませんが、質問する時に「ご質問があります」と言い出す人も多く見られます。

A 回答 (2件)

まず、謙譲語とは何か、ということについての再確認が必要だと思います。


この点について、文化審議会答申<敬語の指針>が、わかりやすく、且つ、的確に記述していますので、その15ページを参照してみると、謙譲語1を次のように定義しています。
【自分側から相手側又は第三者に向かう行為・ものごとなどについて,その向かう先の人物を立てて述べるもの。】
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf …
謙譲語1とは、従来のいわゆる謙譲語で、聞き手に対して丁重な表現をする用法の謙譲語2と区別するために、このように呼ばれます。
「ご提案があります」という表現の場合、「あなたに向けての提案があります」と言いたい場面であれば、謙譲語1として正しいことになります。
「社長!ご報告があります」などと同じ使い方。
CMを見てみましたが、この流れであれば謙譲語1として正しく使われていると考えることができるでしょう。

ただし、その自分の行為が、「自分側から相手側又は第三者に向かう行為・ものごと」でない場合に使うと不自然、というか誤用になりますので留意が必要です。
たとえば、「彼は、わが社の中でも、ご提案のテクニックに優れた社員です」などと言う場面でしょうか。
これは、「あなた(顧客)に向けての提案」ということではなく、あくまで「提案に関しての本人の能力」といった意味合いが強いと言えます。
つまり、相手に向かう自分の動作であるという認定が難しい。
このような場面で「ご提案」を使うと、自分のことに尊敬語を使っているように見えるため違和感を生じてしまうわけです。
今回の場合、CMをお示しになったので、使われているシチュエーションが明確になり、正誤の判定は付けやすかったのですが、単に「ご提案」という文言だけを提示された場合には、どちらであるか特定することはできません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます
詳しく用例を書いていただいてよく判りました(確かに上役に「ご報告が」と言いますね)

もう納得できてますが、他の方のご意見もあるかもしれないので
今日いっぱいは募集させていただきます。

お礼日時:2015/05/25 17:30

自分のことに「お」や「ご」をつけていいのかというのがこの板の FAQ になっていますね。


結論はつけていいです。
例によって「敬語の指針」P39。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf …
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます
FAQがあるとは知りませんでした(どこにあるんでしょうか?)
読みましたが『「お」や「御」を 付けることには全く問題がない』というのが微妙な気がします
結局、
付けても付けなくても正しい
のか
付けるほうがベター
なのか
付けないほうがベター
なのか。
まあ「指針」では、そこまで結論づける必要はないとも思いますけど。
とても参考になりました!

お礼日時:2015/05/25 17:20

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