

図に示すように、球内の熱伝導を考える。半径R1の内層には単位時間、単位体積当り発熱Sがあるとする。また、半径R1からR2までの外層内に発熱はないものとする。今、任意の半径r での熱流束qに対する微分方程式を得るために、半径r からr + Δrの薄い層を考える。半径rの位置で、この薄い層の全表面に流入する熱量は4πr^2q_rであり、また半径r + Δrの全表面から流出する熱量は4π(r+Δr)^2q_r+Δrとなる。そして、この流入する熱量と流出する熱量の差が、この層内で発熱がある場合にはその発熱量とバランスしている。以下の問いに答えよ。
(1)半径r≦R1の内層での熱流束q1を記述する微分方程式を導け。
答えは画像に書いてあるとおりになると思うのですがあっていますか
よろしくお願いします

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
Sはrの関数だと思いますが、微分しなくて良いんですか?(Δrで、S+ΔSになるような気がするんですが?)
あくまで、R1の内側ですよね?(体積的な内部発熱がある状態)
(4π(r+Δr)^2q_r+Δr)-(4πr^2q_r)=ΔSになるって事では無いですか?
No.3
- 回答日時:
平衡状態の話か過渡状態の話かで扱い方が全然違ってくる。
ここ、めっちゃ大事です。でも、ま、問題とご質問のレベルのバランスから見て、平衡状態の話だろうと思う。惑星内部の発熱の模型かな?平衡状態におけるこの球殻の熱の収支の方程式は、要するに
(出て行ったぶん)+(消滅したぶん) = (入ってきたぶん)+(発生したぶん)
ということ。ちなみに過渡状態なら収支は
(出て行ったぶん)+(消滅したぶん)+(ため込んだぶん) = (入ってきたぶん)+(発生したぶん)
というふうに勘定しなくちゃいけない。ま、それはさておき。
ご質問の場合には(消滅したぶん)はゼロ。一方(発生したぶん)については、S=S(r)は単位体積当たりの発熱でしょ。だったら、半径r厚みΔrの球殻での発熱は、球殻の体積をかけ算して 4π(r^2)Δr S(r)になる。だから
4π((r+Δr)^2)q(r+Δr) = 4π(r^2)q(r)+4π(r^2)Δr S(r)
ってことです。
平衡状態、つまり、時間が経っても何も変化しない、という場合の話なんだから、時間tによる偏微分は(何をtで偏微分したってゼロに決まってるんで)出て来ようがない。で、時間が関係ないんなら熱伝導率も関係ないってことは、その単位を考えてみれば分かる。
あ、また脱線した。元に戻って、両辺を4π(r^2)で割れば、
((1+Δr/r)^2)q(r+Δr) = q(r)+Δr S(r)
となり、これは「半径rの球殻上の、単位表面積当たりの方程式」になっている。慣れてくると、いきなりこの形が思い浮かぶ人もいると思う。でも、こうしてしまうとr=0のときに0による割り算が生じて破綻する。なので4π(r^2)じゃなく、4πで割っておくと
((r+Δr)^2)q(r+Δr) = (r^2)q(r)+(r^2)Δr S(r)
です。ここで
q(r+Δr)=q(r)+Δq(r)
としてΔr, Δq(r)の2次以上の項を(あとでΔr→0の極限を取るとどうせ消えちゃうから)無視して展開すれば
(r^2)q(r)+(r^2)Δq(r)+(2rΔr)q(r)=(r^2)q(r)+(r^2)Δr S(r)
だから
(r^2)Δq(r)+(2rΔr)q(r)=(r^2)Δr S(r)
である。ここで、つい(r^2)で割り算したくなるでしょうが、そうすると、先に述べたようにr=0のときに困ってしまう。でもrで割るのならOKですね。式を整理した上で、最後にΔq(r)/Δrをdq/drに差し替えるんです。(つまりΔr→0の極限を取るということ。もちろん、(dq/dr) もrの関数です。)
偏微分がどうしただとか混乱しやすい初心者は、いわゆる「従属変数」という(初心者には使いこなせない)概念を捨てて、上記のように「それがナニの関数なのかを、はっきり分かるようにいちいち書く」という習慣を付けると良いです。そうすると、この場合には偏微分に出番はないということも明確になるでしょ。
ところで文字"Q"の書き方、"G"とまぎらわしいんで直した方が良いと思うぞ。下から右回りにマルを描いてからシッポをつけるんです。
No.1
- 回答日時:
十分時間が経った定常状態での系の記述と言う事と理解する・・!
違う・・!
微分方程式は
∂/∂r{r^2・∂q(r)/∂r} + S = 0
(熱伝導率(λ)が定義されていない様なので取り敢えずλ=1で考えることにするが・・)
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
プロが教えるわが家の防犯対策術!
ホームセキュリティのプロが、家庭の防犯対策を真剣に考える 2組のご夫婦へ実際の防犯対策術をご紹介!どうすれば家と家族を守れるのかを教えます!
-
非定常の熱伝導方程式
物理学
-
極座標系の3次元熱伝導方程式の解法
数学
-
積分で1/x^2 はどうなるのでしょうか?
数学
-
4
伝熱工学(熱伝導)の問題 円筒座標系における非定常熱伝導
物理学
-
5
ビオー数とは
物理学
-
6
熱伝導方程式の直交座標→極座標の変換について
物理学
-
7
球座標系の拡散方程式
数学
-
8
e^(x^2)の積分に関して
数学
-
9
流体力学 二重円筒
物理学
-
10
局所熱伝達率と平均熱伝達率について
物理学
-
11
ターンオーバー数
化学
-
12
WordからPDFに変換すると、文書が少しずつズレて行ってしまいます。
Word(ワード)
-
13
トリフェニルメタノールと安息香酸メチル
化学
-
14
C言語の二分法のプログラムについて
C言語・C++・C#
-
15
ヌセルト(ヌッセルト)数の経験式について
物理学
-
16
工業仕事と絶対仕事の違いについて
物理学
-
17
exp(ikx)の積分
数学
-
18
x/(a^2+x^2)の積分について
数学
-
19
エクセルのグラフ作成で軸を等間隔にしない方法
その他(Microsoft Office)
-
20
斜面の垂直応力とせん断応力に関する問題で困っています。基本的な問題かも
物理学
関連するQ&A
- 1 伝熱工学(熱伝導)の問題 円筒座標系における非定常熱伝導
- 2 内球(r=a) と外球殻(内半径b 外半径c) を中心をそろえた、同心導体球 で、内球を設置します。
- 3 伝熱工学の熱伝導に関しての問題です。
- 4 伝熱工学 1次元非定常熱伝導
- 5 電荷Qを持った半径Rの球を考える。 電荷が球内に密度ρで一様に分布しているとき、球内(r<R)ではE
- 6 対流伝熱と伝導伝熱
- 7 半径Rの球内に一様に密度ρで電荷が分布している。このときの球外部の電界をクーロンの法則で求めよ。 と
- 8 半径1mの導体球Aと半径2mの導体球Bが100mの間隔で置いてある。
- 9 物理の問題です。 半径Rbの球の内側が半径Raの球でくりぬかれている。その物体の内部に電荷密度ρで電
- 10 質問です。半径aの球について、(a)球座標系の面積積分から表面積を、(b)体積積分を用いて球の体積を
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
1000mlって何グラムですか?
-
5
ml(ミリリットル) g(グラム) c...
-
6
ペットボトルにつめれて、一番...
-
7
比重と重量の関係
-
8
収縮率について
-
9
エタノールと水の混合液の粘度...
-
10
m3/hとNm3/hの違いについて
-
11
空隙率(空間率)の計算方法を教...
-
12
1ml = 1g ?
-
13
kgからリットルへの変換
-
14
比重の計算方法
-
15
水の温度と体積の関係式につい...
-
16
縦弾性率からせん断弾性率及び...
-
17
肥料で、キログラム表示とリッ...
-
18
0.4MPa、口径6mmノズルからのエ...
-
19
比重(密度)の異なる液体を混...
-
20
wt%、ppmの単位の読み方
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter
dではなく∂だということはわかったのですが
∂/∂r{r^2・∂q(r)/∂r} + S = 0
はどのようにして導き出されたのですか
Sはrの関数だということはわかったのですが、
(4π(r+Δr)^2q_r+Δr)-(4πr^2q_r)=ΔS
からどう変形すると下の式になるかわかりません
∂/∂r{r^2・∂q(r)/∂r} + S = 0