JR東日本・新幹線「東京」～「大宮」の速度制限について

Question

JR東日本・新幹線「東京」～「大宮」の速度制限について
標記、速度制限について･･･
(1)建設時の住民との話し合い(和解)の結果、騒音対策のため、「東京(上野)」～「大宮」間は110km/hに抑えられている
(2)線形がまっすぐではなく、速度向上は望めない
ということ知りました。

騒音対策として、「東京」～「大宮」線路内側に吸音+防音マット等可能な限りの防音対策をして、騒音を抑えることは可能でしょうか？
仮に、可能だとして、若干の速度向上+10-20km/hだとします。
+10-20km/hではせいぜい2-3分の短縮と言われていますが、その分、列車を増発することは出来ないでしょうか。
費用対効果から言って「無駄」につきますでしょうか。

先日、乗車して、何とももったいない。新幹線なのに、速度が110km/hでは。と思って。

koge-magu · Accepted Answer

こんばんは。
首都圏の私鉄で電車運転士をしております。

吸音＋防音マットをしたとしても、走行時の振動までは抑えられないので、難しいのが正直な所です。
東京～大宮を2～3分短縮しても、全体での所要時間に与える影響の少なさも、その通りです。
曲線で高速度を出せないのも、沿線への騒音の問題も。

増発するにも、東京駅が4線しかないので、これ以上増発しようもありません。
東京駅に着いて、乗客が入れ替わって直ぐ発車できるモノではありませんから。
座席の向きを変えたり、清掃や、列車によっては上野～大宮間の車庫に持って行って整備も必要です。
トイレの汚物を抜かなければ、便器から汚物が溢れちゃう場面も出て来るでしょう。

東京駅での車内清掃員の作業、最近はテレビでよく取り上げられていますが、質問者様はご覧になられましたか？
10数分の中で、あれだけの作業をしています。

東京駅は4線しかありません。
増発するにもこれ以上出来ないのもご理解頂けると思います。
速度を向上させたところで、東京駅に4線しかない時点でどうしようも無いのです。
そして、ホーム数を増やすのが出来ないのです。
途中の上野駅始発にするにも、地下深い事やアクセスを考えると、余程の臨時列車でない限り設定できないのです。

大宮始発にすれば可能ですが、大宮始発に出来るのなら、今回の質問者様の思っていらっしゃる事など前提からして崩れるハナシ。

無駄も何も、現時点ではこれ以上の良案は無いのです。

Saturn5 · Answer

おっしゃる通りです。
せっかくの高規格の線路と車体なのです。
また、東京大宮間は多くの電車が透区間でもあります。
たとえ５分の短縮でも効果は大きいと言えます。

まず、高規格で整備された線路ですから、レールからの騒音は
在来線に比べても大きくはないです。問題は高速走行時の
風切り音でしょう。
これは線路自体に防音壁を付けたり、フードをかぶせることに
よって提言できます。

市街地なのはわかるのですが、１４０ｋｍは出してほしいものです。

kuma-gorou · Answer

一部修正

東海道新幹線は、大井車両基地への回送２本と東京駅への送り込み２本があるので、東京駅の１時間当たり最大処理能力は19本です。
東北新幹線の東京駅は、スペースの制約から４面しか取れず、上野駅始発終着列車の設定が可能な駅構造になっています。

kuma-gorou · Answer

スピードアップを図る事で、列車の増発は可能か？
専門用語では、線路容量と言います。

で、結論は、スピードアップで線路容量は増やせません。
簡単に説明すると、スピードが増すほど、先行列車と距離を取る必要があります。
先行列車と後続の列車は、同じスピードで走っているとは限りません。何かのアクシデントで先行列車が止まったとしても、後続列車が安全に止まれる距離が必要。
ただ、距離を取っても、速度が速いと所定の距離間を早く通過できる。
その為、列車の速度に関わらず、線路容量は増えないのです。

線路容量より問題は東京駅の処理能力。
東海道新幹線が、１時間あたり最大のぞみ11本・ひかりとこだまが各２本と大井車両基地の回送、計17本を、６面で捌いているのに対し、東北新幹線は４面です。
大宮から新宿に至る増線計画はあるものの状況は前進していません。

JR東日本・新幹線「東京」～「大宮」の速度制限について

こんばんは。

おっしゃる通りです。

一部修正

スピードアップを図る事で、列車の増発は可能か？

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