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植物、動物、ともにごく低級なものを除き、雌雄同体ではなく、雌雄が個体に分かれています。(植物の場合は、個体まで雌雄に分かれているものはなく、花の中で雄しべと雌しべに分かれている状態ですが。まあ、生物学は専門じゃないのでこれ以上詳しくは書き分けできませんが)
(植物で個体まるまる別個になっているのはイチョウでしたっけ?)

雌雄同体よりも、雌雄が別個になっていることのメリットを教えてください。
別個であると繁殖相手に巡り合えない、というデメリットしか思いつかないのですが。
深海生物など同種のオスメスが巡り合うのが奇跡的な確率の物もいる、と聞いたことがあるような気がします。

その上、わざわざ生殖行為や受粉行為を経なければ繁殖できないというのは、繁殖にとってデメリットだと思うのですけどね。
植物の中には、同じ花の中のおしべとめしべで受粉しても繁殖できず、同種の別の花粉でなければ殖えない、とか、同じく同じ花の中で雄しべと雌しべの生育速度が異なり、同じ花の中では受粉が出来ないように仕組まれている植物もあるとか。媒介してくれる虫が、雄しべと雌しべの成長差の期間、ずっと活動してくれなければ受粉できない、とはこれまた結構な試練ですね。

高度な植物、生物は皆雌雄が分かれているところをみると、おそらく雌雄別個体の方が進化上、生き残り上、有利だったから、そうなったんでしょうけど・・・

繁殖パートナーを巡って同種の同性同士(大抵はオス同士)で争い、勝ち残った方(即ち、繁殖能力や経済能力(獲物の獲得量))が優れている方だけが子孫を残せる、というぐらいですかね、メリットって。

A 回答 (4件)

遺伝子の多様性->環境変化への適応力という事だけどね



同体で自家受精が出来てしまうと、親も子も遺伝子的には全く同じ

同体でも自家受精が出来ない場合は、遺伝子の交換が行われるけど
生殖ってのは相応のエネルギーを要する事で、オスとしてもメスとしても機能しようとすれば
どちらの機能も中途半端に成らざるを得ない

そういう方法よりも、オス、メスそれぞれの特性を活かして生殖を行った方が生存性が高い
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遺伝子の交換という意味があったのですね。

お礼日時:2015/08/12 11:47

有性生殖は、交配によって遺伝的多様性を作り出す(細胞


核の中には(人類で)遺伝子が2セットあり、それが46本の
染色体に分かれていて、受精した時にシャッフルされる)と
同時に、異性を選択する事で、自然淘汰より早く進化する
ためです。
遺伝的多様性は、環境変動への適応や、新たな形質への進化
のベースとして、それ以前のランダムな突然変異+自然淘汰
に比べて、迅速な進化・適応を可能にします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます
交配により進化が早くなるのですね。

お礼日時:2015/08/16 10:19

雌雄同体,異体の話をしているので,無性生殖と有性生殖で議論を進めても・・・?という気がします.有性が前提でしょう.



雌雄異体だと確かに異性を探さなければならないというコストが発生します.デメリットです.しかし,遺伝子の混ぜ合わせが起こるというメリットがあります.
一般に遺伝的に近しい者(近縁な者)同士での交配が続くと近交弱性といって弱い個体が生まれる確率が高くなることが知られています(下に補足).そのため多くの生物は,たとえ雌雄同体であっても自分自身のオスメスで交配しないようにさまざまな工夫・戦略をおこなっています.自家不和合性(同じ個体からのオスメスでは子孫を残せない性質)もその一つです.雌雄異体であれば,少なくとも自分自身のオスメスで交配することはありませんね.これも戦略の一つで大きなメリットです.

雌雄異体の生物の方が多いように見えるかもしれませんが,雌雄同体の生物も現時点でたくさん存在していて子孫を残しているので,どちらも成功者です.戦略が違うというだけでどちらが有利だとかは言えないと思いますよ.
無性生殖と有性生殖も同じです.どちらもたくさんいるし,どちらも子孫を残せているので,有利不利は言えないと思います.

<補足>
なぜか近縁な者同士(ときには雌雄同体のオスメス)で交配しても近交弱性がほとんど起きない生物もいます.私には理由がわかりませんが・・・
例:イネやダイズではわざと自家受精するように品種改良して,病気にかからないようにすることがあります.←花が外部に露出しているとかかる病気があって,花を開かないように品種改良することで病気にかからないようにしている.このときは自分自身のおしべ,めしべで受粉するしかないけど問題がないらしい.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

遺伝子を混ぜ合わせるというメリットがあるのですね

お礼日時:2015/08/13 13:10

一定な環境が続くなら、無性生殖のほうが安定していられますが、環境というものは一定ではありえません。


変化が起こった時に耐えられる確率が高いのは遺伝的多様性が高い方です。
単為生殖の場合は環境の変化がある程度まではその一族全員が耐えられますが、有性生殖の場合は一族内でも性質が分散しているので一族のほとんどが耐えられない環境変化でも何割かが耐えられる可能性があるということです。もちろん極端すぎる環境変化はどちらも死滅しますが、どちらが適応しやすいかという比較です。

なぜかというと単為生殖が性質を変化できるのは突然変異という偶然に頼らざる負えないからです。
有性生殖も基本的な変化は突然変異ですが、突然変異を起こしたからと言ってすべてが変化するわけではありません。優性劣勢というものがあるため、遺伝子内に性質を内包していてもそれが発現されずにいる場合があります。
それらを絶えず混ぜ合わせることによって環境の変化に柔軟に耐えられるのです。

例えばすごく単純に25度に環境の中に、20度~30度の範囲内で生き残れるような性質の生き物がいると仮定します。
その生き物に突然変異が起きて30度~40度で生き残るような性質が生まれたとします。
この時「A」=20度~30度、「a」=30度~40度とすると、遺伝子は二つセットで発言するかどうか決まるので「AA」と「Aa」を持っている個体は20度~30度で生き残り、「aa」を持っている個体が30度~40度で生き残るということになります。
環境が25度の時に「aa」という個体が生まれてしまったら、耐えられずに死んでしまいますが、「Aa」個体は生き残っていることになり、「a」という遺伝子が保存されます。Aa同士が繁殖するとAA:Aa:aa=1:2:1で生まれてくることになります。
子供の一部が死んでしまうので長期的に同じ環境つづくと不利になりますが、ひとたび環境変化が起こり温度が35度に変化した時、「aa」という子孫を残していける可能性があるのです。

一方無性生殖では、遺伝に優性劣勢があるのは一緒なので25度環境の時に「AA」と「「Aa」がいるというのは同じなのですが、「aa」が生まれる確立には大きな違いがあります。
有性生殖と違い他者と交わらない無性生殖は「AA」の子供はみんな「AA」、「Aa」の子供はみんな「Aa」です。25度のときには「aa」は死んでしまうので存在しません。
もしこの時35度に環境が変化した場合、そのタイミングで突然変異が起こって「aa」が生まれなければ全滅してしまういうことです。

有性生殖だと常に無駄がでる可能性があるけど、その無駄が環境変化についていける大きな武器になる可能性があるということです。

実はそれをうまく利用している生き物がいて、ミジンコなんかは環境の変化が起こらない限り無性生殖をしていて、環境が変化すると有性生殖に切り替えたりします。


質問者様がおっしゃるように有性生殖には雌雄で出会わなければいけないというリスクももちろん出てきますが、環境が変化する以上全滅するリスクがある無性生殖より、出会えた少数が生き残ったほうが進化的に有利になったという考え方になると思います。

しかしすべてがそうというわけではなく、小型で短期間に繁殖できるのであれば、環境が変わっても大量の子孫のうちの誰かが突然変異を起こしていて耐えられる可能性があり、実際に下等(というのに私は若干抵抗がありますが)生物で無性生殖が多いのは、繁殖スピードが速いから突然変異だけで環境変化に耐えられ、出会えないリスクよりも繁殖効率がいい無性生殖のほうが有利になったと考えられると思います。

大型の生き物に無性生殖がいないのは繁殖サイクルが長いからではないでしょうか。
繁殖サイクルが長いと、時間当たりの子孫の数が少なくなるのでその中で偶然に起こった突然変異で環境変化に耐えろというのはかなり無理があるのだと考えられます。

ちなみに植物でオスの性質だけメスの性質だけを持つ者はイチョウだけではありません。
雌雄異株という性質で調べてみると結構ありますし、同じ株でも小さいうちはオス、大きくなったらメスになるものもいます。(イチョウで有名なのは精子を持っているという話ですね。ごく希なようですが。)
逆に動物でも魚類の中には成長に合わせてオスメス入れ替わるものもいますし、爬虫類には遺伝子ではなく卵の時の温度で決まる種類がいます。
この辺りも調べるとおもしろいですよ。

かなり長くなってしまいましたが、頑張って書いたので読んでいただけると嬉しいです。笑
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
有性だと突然変異によって気候変動などを乗り切れるから必然的に生き延びてこれたのですね。

お礼日時:2015/08/13 13:07

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