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プッシュプル式ビーム菅のアンプですが、電圧菅はともかく、出力菅はマッチング(プッシュ・プル)とうたったものでないとダメと聞きました。ネットでしらべたのですが、絶対ダメ、というわけでもないようです。
アンプは自己バイアス式です。
市販のマッチングペアは高いので、旧ソビエトの軍用菅(高信頼菅)を買いたいのですが、

やはりマッチングは必要でしょうか?

A 回答 (4件)

No.1再びです



No.2 3の方がとても詳しく解説していますので、簡単に回答したことを後悔しています。

No.2 3回答者様が述べていることはほんとうにそのとおりで、最初に旧ソ連製の真空管を使ったときはビックリというか初めての経験でした。
なにしろ今までは国産球とアメリカ球(とほんの少し欧州球)しか使ったことが無く、国産球の中古でも使っていてこれほどプレート電流がガラガラ変わるのは経験したことはありませんでした。
ペアチューブとして購入した5881/6L6WGCが使っていると最初はよく揃ってましたがあとでプレート電流をみたら・・・・・・になってました。(数字で表すのが不適切なほどです)

信頼性では日本人的には   あれですが、一度安定するとその後はほとんど変わりません。ペアチューブとしては崩れますが、安定した球同士をペアチューブにすればしばらく安定して使えます。(20年近く使ってますが、換わりません)


蛇足

日本人には人気のウエスタン・エレクトリックの真空管ですが、エージング (日本語では古化といってます)に信じられないほど球に時間と負荷をかけます。

有名な“300B”はフィラメント電圧7V プレート電流250mAで1時間~~~~~~~次に   次に   次に
の繰り返しの後、ペア選別してるようです。
この工程を省略してるか簡略化してるのでのちの変化が大きいのでしょう。

望んでもいま手に入る真空管はロシア製かさらに品質に???のあるCHINA製しか新品は入手できません。あるものを知恵を使って使い続けるしかないですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2015/08/17 19:37

no.1さんが答えておりますが自己バイアスの場合でプッシュプルのカソードを共通にすると一見バイアス電圧は適正に見えても各球の電流がアンバランスの場合が有ります。

こういう回路ならペアチューブを使用すべきでしょう。しかし使用中、片方の球に異常が発生した場合相方も道ずれにする可能性も大です。一方各球にバイアス抵抗を設けておけば多少の球のばらつきは吸収してくれますし、片方がおかしくなってももう一方を道ずれにすることも有りません。自己バイアス回路でもバイアス調整が可能となっている物も中には有りますが非常にまれです。
別の問題として出力トランスのアンバランス電流の許容値が有ります。かつて銘トランスとして有名だったL社のOYシリーズは2ma以下でありましたのでそのトランスを使用した完成品、KITも沢山ありましたがまともに動作していたのかは???です。L社でもCSZシリーズはアンバランス許容電流も10ma以上でしたのであまりシビアになることは有りませんでした。他社トランスも有りますがかのOYシリーズよりはアンバランス電流の許容値に余裕が有ります。ぺアチューブでなくとも出力トランスのアンバランス電流の許容値内に納まればバラで購入しても良いことに成りますが買ってアンプに挿しこんでみないと判らないですが数本買っていろいろ挿し変えてアンバラがごく少なくなるように組み合わせるのが良いと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2015/08/17 19:37

ギター奏者のお陰で、真空管は生き残りました。


旧共産圏製造の真空管は特性がバラバラでして、プッシュプル増幅には、
不向きですね、ギターアンプは歪系の音なので、都合が良いのですが・・・
音質的には特性の揃ったペアーチューブが宜しいのは御存知折の事と
思いますが、昔の日本製の真空管ならば、バラで購入して、プッシュプル
で使用しても、音に拘る御方以外は平気でした。
中華製を含めて、現状の真空管は特性の上限から下限まで幅広くバラツキ、
とてもプッシュプルでは使用する気になれないですね。
A級アンプの方がプッシュプルアンプより音が良いなどの評論が出る所以
はここからかも?、東芝のHi-Fi用ペアーチューブは仲々の物でした。
一本一本特性を測定して、ペアーチューブとして売り出すのですから、
そりゃ〜高価になりますよ。

質問の主旨とは違って来ますが、今、真空管アンプ自作の目的は何なの
でしょう、電気回路の習得なら、頑張って下さいですが、ピュアーオーディオ
を目指してで、あるならば??です。
歪率だけをみても、トランジスターアンプと2桁違います。
出力トランスが不用なトランジスターアンプが、コストも周波数特性も
有利ですよね。
山水電気のスーパーワイドシリーズの出力トランスが手に入れば、
又、作りたくなるかも・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
真空管の質問をしましたのは、自作のためではなく、製品のメンテのためです。
真空管アンプは重くて、効率が悪く、特性もデータ上とくにすぐれていませんが、
今所有しているアンプがどのアンプと比較しても、すべてにすぐれた再生装置だからです。ただそれだけです。他の真空管アンプは、データどおり、半導体アンプに遠くおよばないのかもしれませんが、聞いたことがありませんのでなんともいえません。これと同等で効率よく、軽くて、すぐれた再生能力を感じさせるものであれば、別に真空管アンプでなくともかまわないのですが・・・。
ちなみに真空管に対してノスタルジー、管球交換による音の差を楽しむ、等の嗜好は一切ありません。

お礼日時:2015/08/17 00:15

真空管アンプを自作して30年以上のものです



一般的に固定バイアスでは出力管のばらつきは強く出ます。プレート電流を合わせる為、第1グリッドの電圧が極端に(20%とか)異なると素直な歪率はえられません。
次に自己バイアスですが、カソードを上下一緒にしてカソード抵抗1本だと少しプレート電流が上下で異なることがあり、上下別々にカソード抵抗をつけるとほとんどばらつきは吸収されるようです。(固定バイアスだと同じ第1グリッド電圧でプレート電流が20%近く違う球でもほとんど同じプレート電流を示すことが多かったです)


旧ソ連製の真空管ですが、自分もいろいろ使ってきました。
材料はいいものを使ってるようですが、エージングが短いようで、使っているうちにプレート電流などどんどん変化していく傾向があります。100時間くらい使ったらプレート電流の再確認が必要です。
音質についてですが、一般的に欧州の真空管はおとなしい感じの音で、静かに高域がスーッと延びてる といったところでしょうか。反対にアメリカ球は中音域が勝った割合ハデな音です。もちろん日本の球は手本がアメリカなのでアメリカ球と音の傾向は同じです。(松下電器製は別)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2015/08/16 16:00

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