
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
蒸留水、イオン交換水とかは精製する方法をさしているのであって、定義上は純度は関係ありませんよね。
でも一般的に蒸留すれば沸点の違いによってある程度の不純物は分離されるので、かなり綺麗な水になるということは合ってるでしょうし、熱を加えるのでゴミは除は除かれます。純水というのは、水質や精製方法に定義はないみたいで、大体綺麗なものであって、取りあえずなんらかの精製過程を含めば純水なんて言い方もされるでしょうね。
超純水ってのは、実は科学的にちゃんとした定義はあって18MΩcm以上の抵抗(伝導率)の水です。水に不純物が含まれると水の伝導率は上がるので、抵抗が下がるため、このような指標を用いています。研究所で細胞培養とか実験に使う水は、意図しないものが含まれているのは好ましくないので、MilliQ水というものを良く使いますが、これはMilliQという装置(精製方法)で精製された超純水(純度)という訳です。
以上の定義からすると、超純水というのは細菌はともかくタンパク質や低分子の不純物などが限りなく除かれた水という事になります。何もないので本来飲んで害になることは少ないでしょうが、ミネラルが少ないので美味しくないでしょう。本来なら不純物が少ないので、水道水みたいに消毒されてないような本来の水とくらべれば腐りにくい=細菌など生物にとっては繁殖しにくいとは言えるでしょうが、それは同時に我々にとっても有害でもないが有益ともいえないのです。無論、普通は無菌状態で維持するのは難しいので細菌が一定の範囲で混入する事は当然ありますからね。
害はあるか?ですが、綺麗すぎる水を飲み過ぎれば、体のミネラルを不用意に奪っていく可能性はあるでしょうね。激しい運動や山登りなんかでは喉が渇くので水を飲み過ぎて逆に吸収されるどころかミネラルを奪ってだるくなったりするということは良く言われ、砂糖水とか塩水とかスポーツドリンクのようなものが推奨される所以です。また、動物の腸なんかには重要な細菌も存在しているので、綺麗すぎる環境というのはそういう細菌が住むためには不向きなことから、飲み過ぎて体の調子が悪くなることもないとは言い切れない気がしますが、下痢まで行くかは微妙な所だと思います。
一般的な美味しい水というのは、一定量のミネラルを含み一定の硬度の範囲にあるものが重要です。意外と温度も重要ダッタリもしますけど。ちなみに安全性に関して言えばミネラルウォーターよりも水道水の方が安全な範囲で処理がしっかりしてるので(処理後の事も想定してるためと思われます)細菌の繁殖にはむしろ強いんじゃないかなあと思います。
ちなみに、研究室に超純水があるのでどんなお味か飲んだことありますけど、水?という感じの変なお味がします。何も言われなければ腐ってると勘違いするかもですね(苦笑い)
細菌を気にされるならば、水そのものというのよりも保存状態のほうが重要でしょうね。蓋を開けて保存すれば当然細菌は繁殖しますから、どうしてもというなら抗生物質を薄めていれるとか(笑)
http://www.merckmillipore.com/JP/ja/lw/learning/ …
この回答へのお礼
お礼日時:2015/09/03 02:40
詳しく有り難う御座います。
科学的観点からすると超純水は下痢まではいかないが体調への影響は悪いと言う事ですね。
不味いって事は、味覚は水のミネラルを感じとっていたんですね。
純水は飲めないのは分かりましたが超純水は色んな意見があり、一つ言える事は体に良くないと言う事なのだと理解します。

No.3
- 回答日時:
大学時代に研究室に入ったばかりの頃、教授から純水を飲まないよう指導されました。
飲むなと言われると飲みたくなるのが人情ですよね。
私は300mlくらい飲んでみたらお腹壊しました。
何事も経験です。ぜひお試しください。
No.1
- 回答日時:
どの様なところからの疑問で質問されたのか? ですが。
「純水」も「超純水」も定義が正式に決まっていないはずです。
・純水:水道水や天然水中に含まれる種々の不純物,たとえば溶解塩類,溶存ガスなどを除いた純粋の水。通常イオン交換樹脂を用いて脱イオン処理したあとに蒸留して精製する。蒸留装置からその成分がわずかに溶出するので,石英または白金製の器具を用い ⇒ 飲めます。
・超純水:純水を更に不純物を除去した水(化学式的な水に近いもの)⇒ 飲めます。
ちなみに、日本の水道水は 飲めます。
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