このように問えば、おそらくですが NO、あるいは、どちらとも言えない、 という答えがほとんどだろうと思います。
ただ、実際には、明らかに、そのように扱っているはずです。
つまり、
・おかしいから良くない
・変わっているから良くない
という暗黙の了解の下、この社会は(基本的に)動いているでしょう。
思想(国家)対立
宗教対立
いじめ
パワハラ
家族・友人
ご近所づき合い
etc.
様々な局面が想定できると思います。
そして、「おかしい人 変わった人」という認識自体は、程度の大小を問わず、排斥の対象になりやすいはずです。
あるいは、排斥を目的として、そのような認識が為される。
これって、案外、諸悪の根源の重大な要素のひとつになっていないでしょうか。
煎じ詰めると、質問としては、次のようになります。
【質問】
異質と感じるものに対する自らの排斥感情と、我々はどのように付き合っていくべきか。
また、
他者から異質なものとして排斥感情を向けられた場合、我々はどのようにそれを受け止めるべきか。
こうした2方面からのアプローチをお願いしたいと思います。
No.5
- 回答日時:
おかしい人 変わった人 は悪人ですか?
↑
何を持って善というか悪というかですが、
ワタシは秩序を乱すのが悪で、秩序を維持する
のが善だ、とする秩序維持説を採ります。
だから善悪の判断は多数派の考えに従う
ことが多くなります。
そんで、おかしい人、変わった人、という
のは間違い無く少数派です。
だから、悪人としての評価を受けやすいですが
必ずしもそうではありません。
秩序を乱さない少数派なら、受け入れられる
でしょう。
それは悪人ではありません。
あくまでも、おかしい人、変わった人です。
異質と感じるものに対する自らの排斥感情と、
我々はどのように付き合っていくべきか。
↑
悪でなければ、それで構わないでしょう。
放置であれ、面白い奴として付き合うことで
あれ、各々が決めればよいことです。
他者から異質なものとして排斥感情を向けられた場合、
我々はどのようにそれを受け止めるべきか。
↑
距離をとって関わりません。
ご回答ありがとうございます。
1.
>悪でなければ、それで構わないでしょう。
放置であれ、面白い奴として付き合うことで
あれ、各々が決めればよいことです。
:
ごもっともと思います。
ただ、悪でなくても、放置するわけでも、面白い奴として付き合うわけでもなく、排斥に向かう感情というものは、やはりあるように思うのです。
これをどうすべきか、ということを考えてみたい。
2.
>距離をとって関わりません。
:
排斥の感情を向けられた場合は、そうする、ということですね。
◎無視する◎
といったことになりますか。
この場合、距離は取ったものの、相手を憎んだり反撃したくなったり、という感情に苛まれる可能性はないですか。
そういった感情をなだめることができるだけの、さらに一歩踏み込んだ考察をお願いできれば、と思います。
No.4
- 回答日時:
>異質と感じるものに対する自らの排斥感情と、我々はどのように付き合っていくべきか。
みんな違って、みんないい。
>他者から異質なものとして排斥感情を向けられた場合、我々はどのようにそれを受け止めるべきか。
みんな違って、みんないい。
プラス私は、とりあえず相手を許します。
そこにたどり着くには、いろいろありましたが
アプローチという話しですと、これをその度にやります。
ご回答ありがとうございます。
1.
>みんな違って、みんないい。
:
ですね。
異質という認識自体、その本質は、おそらく危険の察知だと思います。
◎みんな違って、みんないい。◎
と思えるための根拠が必要になるかと思うのですが、その点、もう少し言及していただければありがたいです。
2.
>プラス私は、とりあえず相手を許します。
:
◎許し◎
これはキーワードになりそうですね。
ただ、なぜ許さなければならないのか、という根拠がやはり必要になると思うのですが、
>そこにたどり着くには、いろいろ
:
あった内容を少し開陳していただくわけにはいきませんか。
No.3
- 回答日時:
人間は基本的に自分が善だと思いたがるものであり、逆に自分と違うものを善と見なすと自分が善でなくなってしまうという恐怖感があり、他者を排斥してしまう行動をとりかねないと思います。
自分に自信を持ち、自分が異質と感じるものの存在も受け入れるようにする事が、自らの排斥感情を薄める指針になると思います。
自らに向けられた排斥感情に関しては、まぁ人がそう思うのは仕方ないと思うしかないですね。
異質なものの要因が犯罪行為でない限りは、確固たるものではないので、自分の自信を崩すものでもありませんし。
ご回答ありがとうございます。
1.
◎自分に自信を持つ◎
これはひとつのキーワードになりますね。
ただ、どういったことに自信を持てば良いと思われますか。
ある方面では、明らかに自信を持っているような人が、異質なものに対して極めて敏感だったりすることは多いと思います。
>自らの排斥感情を薄める
:
ということから、もう一歩踏み込んでいただけるとありがたいです。
2.
>自らに向けられた排斥感情に関しては、まぁ人がそう思うのは仕方ないと思うしかないですね。
:
なるほど。
◎諦観◎
ですか。
これもひとつのキーワードになりそうです。
そして、諦観するためにも自信が必要であると。
自信を持っていれば、両局面で有効である、ということですね。
そうすると、やはり、どういった自信を持てば良いのか、という点が、さらに重要になってきそうです。
もう少し具体的に考察してみてくれませんか。
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#6さんから「何かわかりやすい事例を」という要請がありましたので、少し補足させていただきます。
散歩の途中でよく見かけるホームレスのおっちゃんがいるのですが、彼に対してあからさまな侮蔑の言動をとる人も、たまにいまして、これは、その人にとっても、おっちゃん自体にとっても不幸な事態ではないか、と思うわけです。
しかし、そういう言動を取る人も、言ってみれば、思わず、そうしてしまうのでしょう。
おそらく、そこには何らかの無知が存在している。
それに起因するなんらかの誤謬が、そこに発生しているのだろう。なぜなら、ホームレスを侮蔑する(一見、優位に見える)側自体が幸せな気持ちになれるはずはないのだから。
といったようなことを探ることで、「異質」に対する問題の解決が少しは見えてくるかもしれません。
>怖いのは信念にもとづいて行動するひとです。社会に貢献しない者だとして攻撃します。信念とまでは言へなくても大なり小なりそんな気持ちがあるのではないでせうか。
:
たしかにそうですね。
ただ、悲しいかな、そういう方は、その信念がどこから出てくるのか、ということに関して無知なのだろうと思うわけです。
人は、常に乗り越えられそうな壁を探し、それを乗り越えることによって成長しようとするものです。
小学生などが(社会的に)弱い立場のホームレスを壁として乗り越えたがるのは、そのためです。
言ってみれば優越感を覚えるわけですが、自我未発達の場合、大人でも同様のことをするのは、きわめて自然な理屈でしょうね。
>献身的で周囲の人への愛情にあふれた生活をしてゐたのに、運悪く騙されて人生が転落したのかもしれません。
:
どんな生活をしていたとしても、彼を貶めるのは真理に反する、というのが私のスタンスです。
>「反省」というのは、他人から排斥的な行為を受けたとき、自分になにか非があるのかなと内省するということです。
:
補足質問にお答えいただきありがとうございます。
わかりましたが、しかし、順序が逆のようにも思いますねえ。
たしかに、
◎怒るタイミングを逸してしまう◎
可能性はありますが、
◎見極めは難しい◎
でしょうし。
「おかしい人 変わった人」という質問タイトルではありますが、誰しも、このような評価を受けてしまう局面はあると思います。
その場合にどう対応するのか・・。
難しい問題ではあります。
>職場ではなるべくさうなるやうに仕組んでゐます。人間の歴史を動かしてゐるのも、偉人以外では案外、馬鹿だと蔑まれてゐる者なのかもしれません。
:
はっきり申し上げて、あなたは、自分ほど賢い人間はいないと思っておられますね。
馬鹿だと必要以上に強調なさることから、それが良くわかります。
つまり、「いいえ、あなたこそが本当の賢者です」と誰かに言ってほしいのだが、そう言われないことが怖いので、あらかじめ、自分自身で水準を下げているわけです。
反動形成と呼ばれる、自我防衛機制のひとつです。
他人であれ、自分であれ、偽りに対しては拒絶反応を示すように人間はできていると思います。
素のままでいいんじゃないですかね・・。
あれこれ小細工せずに。
>実社会に出て現実の世界を知るようになると屁理屈に興味がなくなり、現実の世界で自分がどう対処すれば良いかを考えるようになる。
:
それで良いのだ、とおっしゃるわけですが、ここは、完全に見解の相違のようです。
こうした、
◎人類の種としての系統発生◎
から脱しきれないからこそ、世界は混迷から抜け出せないのではないでしょうか。
おそらく、
◎人類の進化◎
についての考え方に食い違いがあるのでしょう。
もうひとつ、cyototuさんが勘違いされていると思う点ですが、
論理的整合性と「真理」とが必ずしも合致するわけではない、ということです。
人間は理性的に論理を駆使する一方で、本能という制御が難しいものも同時に抱えています。
これらを制御する役割が自我なわけですが、制御が万全というわけではありません。
つまり、論理的不整合が人間にとっての「真理」となる場合も極めて多いということです。
少し補足しておきますと、
>「人間はどうあるのか」の事実の分析が先、その結果、「どうあるべきなのか」の理念が後。
:
に同意するのは、あくまで、
▼「人間はどうあるのか」の事実の分析が先行、その結果、「どうあるべきなのか」の理念が後。▼
という順序の問題としてです。
「人間はどうあるのか」の事実の分析が優先、その結果、「どうあるべきなのか」の理念が後。
といった、重要性の違いを意味する内容であるなら不同意ですので念のため。
いずれにせよ、ホームレスのおっちゃんが他者から侮蔑の目を向けられて不快に感じているとしたら、あるいは、ホームレスのおっちゃんに侮蔑の目を向けて満足しているような人々の卑小な精神に対して、哲学が、人間の可能性という観点から何らかの答えを出せないものか、というのが質問の趣旨です。
散逸構造自体は、極めて興味深いもので教えていただいたことには感謝しておりますが、それはあくまで「どうあるべきか」を探るための、ひとつの手段にすぎないし、そうであるべきではないだろうか、という感想を持つ次第です。
つまり、「どうあるべきか」を排除した「どうあるか」はあり得ない。
とはいえ、
>その判断を下すための情報が今までも今後も驚くほど少ない状況で判断しているんだということを認識しながら前に進んでいるんだということを顕在的に意識していくこと
:
も、安易な「どうあるべきか」が氾濫している現状に着目すれば、極めて重要。
どちらも重要でしょうが、どちらに力点を置くのか、あるいは折衷案は無いのか、といったことになっていきそうな気もしますね。