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ヒクソン・グレイシーの誤解について。

ここ20年の格闘技における伝説や実績などで、彼ほど誤解されている人もいないと思います。
みなさんの意見を教えてください。

ヒクソンに関するコメントで多いのが(それも、何も知らずにマスコミが流しただけの内容をそのまま受け売りで行っている人たちによる)、以下の 点です。

①弱い選手としか戦わなかった。倒したのは日本人ばかり
②ルールを変更要求してくる
③勝手に神格化されているが、本当に強いのかどうかわからない

まず、①について。
PRIDEはヒクソンがいなければ誕生しなかった企画ですが、
日本国内をメインで放送し、開催する以上、日本びいきになるのは当然ですし、
そうなると、感情移入がしやすい日本人を対戦相手に持ってこられるのは当然です。
道端でやるガキの喧嘩ではないのです。
スポンサーが付き、広告費を出し、興行として成立させないといけないわけです。
そういった事情も考慮せず、マスコミが流したプロパガンダに簡単に乗る姿を見ると、
「勉強してから言え」と思わざるをえない。
※ プロパガンダという言葉が分からなければ、ググりましょう
PRIDE発足前、ヒクソンが日本にやってきて、アリとも戦ったアントニオ猪木の元へ行き、
対戦を要求しましたが、猪木はそれを断っています。これに対して、「猪木が逃げた」と
いちいち言うのでしょうか?
ヒクソンのことをごちゃごちゃ言うのでしたら、最低限、調べてからにしてほしいものです。

②のルール変更についてです。
さて、①で興行としての成立の話をしました。
ヒクソンが要求したのは、肘打ちなし、です。肘打ちは顔面からの流血率も高くなり、
ひどい場合はR指定となってしまいます。
それに、対戦相手もOKしているわけです。同じルールで戦うわけです。
ヒクソンだけがハンデをもらって試合をするわけではないのです。
それを言えば、ヒクソンは10歳近く若い相手と戦って毎回勝利しています。
年齢が高いのは通常不利に働くわけです。それは考慮しているのでしょうか。
マスコミの情報を都合よく鵜呑みにするだけの外野がとやかく言うのは、おかしなものです。

③実際のヒクソンの強さについてです。
よく「400戦無敗の証拠はない!」や「格下とばかり戦っている」「相手を選んでいる」
などという批判にさらされますが、では、彼が誰に負けたのか明確に答えることができる人が
いるのでしょうか?
10年ほど前テレビで「10代の頃試合で負けたことは何度もある。兄弟たちにもやられた」
と気にする風もなくサラッと言ってのけています。
ヒクソン自身がこだわって吹聴しているものではないのです。
ましてや自分を神格化させようとしているわけでもありません。
彼はあくまでも自然体です。森の中で、自然の中でトレーニングする彼の姿と、連戦連勝の姿と佇まいを指して「仙人のよう」などとして形容し、神格化させていったのは、ヒクソン本人ではなく、あくまでマスコミによるものです。
ここで幾つか、現役最上級の選手たちがヒクソンのことをどう思っているか、載せてみます。
ブラジリアントップチームのパウロ・フィリオがヒクソンと練習後の感想を聞かれ、こう答えています。
「あれほどまでに寝技に詳しい人は初めて会った」と。
同じくブラジリアントップチームのヒカルド・アローナもヒクソンを尊敬し、その寝技の凄さを絶賛していました。
ムンジアル無差別級の優勝者であるファービオ・グーシェフがある日ヒクソンと練習したら、
最初の40分で1本取られ、その後は5分に1度のペースで1本を取られたと語っています。
息子のクロンは、公式戦51連勝&51連続一本勝ちの世界記録保持者ですが、そのクロンでも
父ヒクソンには全くかなわないと言っています。
総合格闘技ではどうかわかりませんが、こと寝技、柔術に関しては、世界の頂に位置するものと考えられます。
また、5年ほど前に引退宣言する前まで、ヒョードル(当時は無敗)との戦いを2つのイベント会社から持ち出されてます。怪我のため断っていますが、ともに、億を超えるものすごいビッグマネーです。当時、40半ばの男にです。
桜庭選手や他の選手(外国人含む)でこれだけの価値を見出されるファイターが他にいるでしょうか。
これがヒクソンの凄さです。彼の価値です。

話が変わりますが、ヒクソンの元嫁さんとの離婚についてです。
このヒクソンに関する質問欄での投稿で、「元嫁に責任を取れ」みたいなことを言っている馬鹿な輩がいました。
しっかりと調べてないからそんな間抜けなことを言うのです。
ヒクソンは元嫁との離婚の際、家や億を超える貯金から、何もかも全て渡し、去っています。
裁判上、引き渡しは資産の半分でいいのに関わらず、です。
かっこいいじゃありませんか。

ヒクソンへの一方的な踊らされた意見が多いため、正すためにも投稿させていただきました。

A 回答 (1件)

高田や船木との試合をテレビで観戦しただけですが、やはりヒクソンは、けた外れに強いと感じました。

どうやって寝技にもちこむか、相手の抵抗を利用しつつ、どう仕留めるかという試合運びが鮮やかで、詰将棋を見ているようでした。試合が終わってから観なおすと、ヒクソンがいくつも先を読んで試合をコントロールし、勝つべくして勝っていることがよくわかります。
全盛期のヒクソンと闘うなら、(佐川幸義のような達人は別として)木村政彦あたりを連れてこないと、勝ち目がないのではないでしょうか。

よく知らないのですが、日本の格闘技ファンの間で、ヒクソンは人気ないんですか? ユーリ・アルバチャコフのときも思ったことですが、相手が外国人というだけで、優れたものを認められない人がいるのは嘆かわしいことです。
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