
市民社会と公民圏との二階建て構造なる国家という社会形態を採ったとき 次のみっつ
の種類に分けてみた。
(α) 対話型:日本社会
(κ) 民衆暴君型:アフリカ型社会
(ω) 競争型:西欧社会
以下にこれを説明した文章をかかげます。その中から 韓国社会については むしろこ
の《アフリカ的段階》なる要素を色濃く持っているかも知れないのではないかとたづね
てみます。ふと思いついたもので 気軽に問うものです。
セヲル号沈没事件や これまでの大統領が任期を終えたあとには 石持て追われるかの
様相を呈しているところを捉えて 思い浮かんだものです。どうでしょう?
*
§ 0 用語の設定
社会形態は いやしくも国家と称するようになるならば 市民たちの第一階とそして公
民圏としての第二階とから成ると考えられ この一階と二階との社会力学的な関係のあ
り方によって 市民一般の生活のありさまや生活態度としての思想やが かなりの程度
において規定される。こう考えます。
市民圏= 第一階: S 圏: 市民 S
公民圏= 第二階: A 圏: 公民 A
これら互いの力学関係: A ‐ S 連関制・・・(α)
こういう用語で説明して行きます。
§ 1 国ゆづり型としての A‐S 連関制
§ 1-1 日本における国家は 《国ゆづり》型であるゆえ 市民 S らは おとな
しい。もともとおとなしく けんかをするほどに仲良しであった。
その中から出た公民 A らは 特に優秀であったゆえ 人びとは社会というヤシロにも
特別な神棚をこしらえてやりもっぱらその空中庭園に住まわせた。この第二階となる神
棚にまつりあげたことになる。
優秀であるうえに品行方正で申し分のないほど人間的な人間たちであったが ただひと
つ玉にきずなのは つねに人びとから注目を浴びていなければ落ち着かない。お山の大
将型であったことだ。
市民らは かれらに根負けして それならと言うので神棚をわざわざこしらえて そこ
を棲み処とさせた。人権を限定するような檻に住まわせたとも言えるのだけれど これ
が のちのち或る意味でわざわいともなった。
§ 1-2 市民 S らの中には この第二階への出世志向が流行り病いのごとく起こり
(=アマアガリ・シンドローム) ひとつには とうとう A 者公民たちにこびへつらう
ようになり ひとつには ゆすり・たかりをはたらき甘い汁を吸おうとするようになる
者が出た。
このお二階さん志向――そして別様に言えば お上意識; つまりは アマテラス予備
軍症候群――が絡んでくると 仲間どうしのあいだでも いざこざが絶えなくなる。
簡単に言ってこういうわけで 市民 S 者のあいだには まっすぐな心持ちにもとづく行
動と どこか歪んだところのある振る舞いとそれら両面が見られることになる。
§ 2 A と S とが《競争型》なるその連関制
§ 2-1 つまり西欧の市民 S は そして公民 A も 誰もがおのれの中にお二階さん
志向(または アマアガリ欲望)を持つ。すなわちひとりの個人がその内面においてあた
かも《 A = S 》としての市民 S であり この市民 S が同じく《 A = S 》としての公民
A と成るという傾向を有する。こう推し測られる。
§ 2-2 すなわちこの競争型とは
(ω) 欧米型(または遊牧民型): A ( A=S ) ∽ S ( A=S ) 連関制
である。相似形の記号( ∽ )の意味は つねに転覆(回転=レヲ゛リューション)が起
こり得るということを表わす。
言いかえるとその社会では 第一階においてすでに 《人は人に対して狼なり。( Homo
homini lupus. )/ 万人の万人に対するたたかい( bellum omni contra omnes. )》と
いう市民(《 A = S 》なる市民 S )どうしの意識の流れが関係し合っている。
そのような個人としての・ワタシとしての意識が互いに日常においてすらも対立しがちで
ある。そしてそのいわゆる弁証法的展開が ふつうに見通されているのではないか?
§ 3 (α)および(ω) 両者の比較対照
日本市民が このアマアガリ志向に対して《くにゆづり》をしたと言う時 それは非戦論
であり そうだとすれば それに対して欧米市民は 主戦論に立つものと考えられる。
土地に縄を張って ここはおれのものだと宣言したとき 言葉たくみににしろ力づくでに
しろ その土地を獲ってしまえば 自分のものになると考える傾向なのだろうか。
日本市民は これこれはおれのものだと主張するときに どういうかたちにしろ争うこと
は 人間の弱さから来ると考え それならと言って 非戦論を採った。いちどゆづったら
その神棚に挙げてしまったのだから おいそれとは返せとは言えない。言わない。おとな
しい。ただ それだけのことだと考えられる。
ただしそのアマアガリ・シンドローム(末は博士か大臣かの出世症候群)の感染具合いに
応じて 波風の立つこともある。
§ 4 さらに三つ目の A - S 連関制
これは 《アフリカ的段階》と呼ばれるもので ひとことで説明するなら 市民らに絶対
主権があるようなかたちである。
(κ) アフリカ型:S (=じつは A ) ∽ A 連関制
◆ (『アフリカ的段階について』 ヘーゲルを解剖学した世界観?) ~~~
http://y-bat.txt-nifty.com/doyo/2009/01/post-8de …
マルクスはインド・ヨーロッパ語圏の外にアジア的共同体を見出したが、吉本〔隆明〕は
そのアジア的段階より前の段階としてアフリカを見出している。
( a ) そこには殺生与奪権を独占し自由に行使できる王(* A )がいる。
( b ) しかし、民衆(* ――《〈じつは A 〉なる S 》――)は豊穣と生活の保障と
引き換えに王(* 権力)を認知しているのであって、不作や疫病があれば王は民に殺され
てしまう。
( c ) 生命の等価交換(という原始的なシステム)の上に成り立っていた頃の世界が
そこにはある。
( d ) 民衆(個人 S とその共同性)と王(権力と象徴= amaterasity アマテラシテ)
は等価なのだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
☆ このアフリカ型(κ)は 特に( b )の特徴にかんがみて 民衆暴君型である。日本は
対話型(α) 西欧は競争型(ω)であろうか。
暴君民衆(κ)の場合 大統領が辞めたあと そのおこなった不正を暴き地に落とす。日本
が敗戦国になったのを見ると 自分たちはあたかも戦勝国であるかのように 日本を何が何
でも――しかるべき批判とそれに尾ひれをつけた中傷誹謗とによって――どぶの中に落とす。
か?
いささか色あせた話題ですが それでもこれからどうなるか? 民衆暴君型(κ)が どうな
るか? 日本は どうするか?・・・
大衆とは何か? 歴史認識とはどういうことか? の問いに棹差しつつ。・・・

No.1ベストアンサー
- 回答日時:
人類は狩猟、遊牧、農耕、海洋、採集に分かれて特徴があったと思う。
日本列島にはすべての特徴を持つ人々がたどり着き留まり、融合し独自の文明を形づくった。
しかも多民族によって破壊されることもなくその文化文明を敗戦迄は維持できた。
歴史的にみて日本は独特な民衆と国家であったことは間違いないと思います。→対話型a→敗戦により一度滅亡→米国占領下にもかかわらず対話型aの民族性は亡びず→今後は?チャイナ圏の危険性?
西欧米国圏下のK→アフリカ、中東
チャイナ圏のK→チャイナ、ノースコリア
ロシア圏のK→ロシア、中央アジア
東南アジアサウスコリア→チャイナ圏から離脱できない?
台湾インド→a に親近感
西欧圏→競争型w植民地政策→旧植民地からの逆移民流入を止められない?
東欧→西欧圏弱体化、ロシア圏へ逆戻り?
英国→西欧圏から離脱、どこへ?
米国→移民&黒人奴隷国家→軍事経済大国→チャイナ系国家に?
チャイナ人口の脅威に対して対抗策を持たなければ、チャイナ圏に飲み込まれる国が増えると思う。
ご回答をありがとうございます。
★ 今後は?チャイナ圏の危険性?
☆ これが ありましたね。
★ チャイナ圏のK→チャイナ、ノースコリア
☆ サウスコリアも これから当分の間はねちっこい問題であるか
と思いますが こちらの方面もいっしょに考えねばならないもので
はありました。
チャイナの場合には 国民はまだ何らかの希望が持てるかも分かり
ません。権力圏(公民圏)の権力闘争である色合いがつよいように
思われます。
★ 米国→移民&黒人奴隷国家→軍事経済大国→チャイナ系国家に?
☆ これはちょっと分かりづらいですね。つまり 最後の一項につ
いてです。
たとえば アメリカには大義名分があるのだと思います。
中国共産党にもあるのでしょうが あまりにも容易に変身します。
アメリカは まだ多少は――二枚舌をつかい続けて来ているのでし
ょうが まだ――整合性は保つように思われます。西欧諸国の人間
の系譜として。
ですから
★ 英国→西欧圏から離脱、どこへ?
☆ これも さほどには離脱の問題が 文化的に問題を起こすとも
見られない。(大陸とブリテンとは 流儀が違うと言いますが)。
ほかにも国々を挙げてもらっています。
ロシアがどうなるのかも興味がありますが ひとまづ今回は まだ
まだ概括的なものでしょうから しっかりと進むという地点に立っ
たことでよしとしましょう。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
西欧型の我の強い対立・議論で妥協点を目指すのが、
国境が流動的な大陸文化と、土地に固定せず移動し
まくる遊牧文化の重合であり、日本の日和見・集団
主義は、同じ顔ぶれゆえ妥協的な島国文化と、土地
に定着して年周期で生産する稲作農耕文化(特に
モンスーン地域のジャポニカ米)重合だと言えるなら、
アフリカは、大陸文化に融通無碍で情緒的な狩猟採集
文化が重合したものだ。

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