なぜ、日本の公教育費は少ないんですか？

なぜ、日本の公教育費は少ないんですか？

No.3 ベストアンサー 回答者： 泳山 回答日時： 2016/07/21 21:45

ＯＥＣＤ先進諸国28か国の内、学校教育費の対ＧＤＰ比率で最も少ないのが日本3.4%、ワースト２がスロベキア3.7%、主な国ではスペイン4.1%ワースト４、韓国4.3%ワースト６、アメリカ4.8%でほぼ平均、北欧３カ国とデンマークは5.7%-6.8%とほぼ日本の２倍です。

日本も1985年までは世界の平均レベルで大学の授業料も今ほど高くありませんでした.
しかし、バブル崩壊後小淵内閣が公共事業に国家予算を重点的に配分した分、教育予算を減らし世界でも最低レベルの公的教育費の少ない国になり果ててしまいました。

なぜ自民党政府が建設業だけがうるおう公共事業にお金をつぎ込んだかのか。それは地方の建設業経営者は自民党の強い支持者層で、彼らが潤うとますます集票してくれるので選挙で自民党議員が当選しやすくなるからです。大学の授業料を上げても日本国民は耐えがたきを耐えて保守的な国民性のため、さほど自民党票は減りません。また旧社会党、民主党の創成期は政権をとる気がないため、大手のマスコミも本質はつかないので教育費を減らすことが大問題にならなかったのです。この教育費の私的負担の増加が少子化の原因となり国の成長力を奪ったことは明白で戦後の最大失政という政治学者もいます。しかし時はすでに遅しで日本は自民党とともに心中し、衰退の一途をたどるしかありません。

この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、ありがとうございます！

ただ気になったのは…建設業と自民党の癒着というのはもっと大昔から、というイメージだったんですが、ハッキリしてきたのは小渕政権からだったんでしょうか？やはりバブル崩壊が引き金になったってことなんですかね？

あと、公教育費が少ないのは、政府の中の教育族、すなわち教育政策関連の利権勢力の力が弱いから、と言う話も聞いたんですが、そういう側面もあるでしょうか？それなら教育族の力を強めようというのも変な話ですが。

お礼日時：2016/07/21 23:13

No.2 回答者： hateha2_goo 回答日時： 2016/07/16 13:31

人道的人類主義　　　第二に、あなたがたの世界は利益によって麻痺しています。

共産主義も、進歩と努力をしたいという気を起こさせるのに、十分なニンジンを人間に与えることには成功していません。
　あなたがたは平等に生まれついています。これは聖書にも書いてあることです。為政者は、あなたがたが財産の面で、ほとんど平等に生まれてくるようにしなければなりません。知性もろくにない子供たちが、父親が蓄えた富のおかげで豪華な生活をし、それに引き換え、天才たちが空腹で死にそうになり、食べるためにどんな卑しい仕事でも引き受けざるを得なくなり、人類全体に利益をもたらす発見を可能にするような仕事に就けなくなるというのは、許しがたいことです。
　これを避けるためには、私有の財産制度を廃止する必要があります。しかしだからといって、共産主義を樹立するわけではありません。
　この世界はあなたがたのものではないのです。これも聖書に書いてあります。あなたがたは賃借人にすぎません。ですから、すべての財産は、四十九年間賃借するようにすべきです。これは、遺産の不平等をなくします。あなたがたの遺産や、あなたがたの子供への遺産は、この世界全体のものなのです。もしもこの世界を住み心地のよいものにするために、あなたがたが結束することができれば、の話ですが。
（　ラエル著 真実のメッセージ　）
　　　https://oshiete.goo.ne.jp/qa/6808758.html
＊


　上記「人道的人類主義」ならば、私有の財産制度を廃止できる。　四十九年間賃借のあとは共同社会に返還される　よって、現行で不評極まりない税金無しでも 人道的 に循環していく 国家財政 が確立するのではないでしょうか。
　すべて、人類の教育費みたいになったりするのでは。

No.1 回答者： tanzou2 回答日時： 2016/07/16 08:39

なぜ税金を使うことが出来るのか、といえば

それは、効果が私益を超えて社会、国家の役に
立つという前提があるからです。

教育は、それを受ける個人の利益だけでなく、
広く、社会、国家の役に立ちます。
だから、教育に税金を投入する公教育が
許されるわけです。

以上を前提に。


教育族の力が弱いからです。
つまり教育関係で利権を得る政治的勢力が
弱い、ということです。

なぜ弱いか、については諸説あります。

日本人は、教育を公の為と考えず、私益の
為と考えるから。
教育を受けるのは、社会や国家に貢献するから
なんて考える日本人は少ないから、というものです。

その昔、吉田松陰は勉強中蚊を叩いたせいで
教師である叔父に半殺しにされたそうです。
教育は公のためにやるものである。
蚊を殺すのは、私益に過ぎない。
私益を公に優先するとは何事か、ということです。

日教組が強いから、という説もあります。
利権を得ようとしても、日教組が強く、
思うとおりにならない。