準・究極の選択

日本では、環境教育があまり浸透していないような気がします。
環境教育の現状と、諸外国の環境教育について知りたいです。
環境教育が進んでいないという事を問題視して、我々は今後どうすべきかというところまで意見を聞きたいです。

A 回答 (2件)

環境教育はまだあまり浸透していない・・ということについては賛成です。


でも、環境教育の範囲は非常に広いですから、どのような種類の環境教育なのかによって、どうすべきか・・については意見が分かれるところだと思います。

例えばですけど、森を守るという観点でみた場合でも、人工林を守るのか、自然林を増やしていくことなのか、立場によって大きく変わってしまうように思います。

人工林は人の手が入らないと荒れてしまうわけです。
なので、人工林は木を伐採して、利用し、植林して育成する・・というサイクルを作らなければ環境破壊が進んでしまうのですけど現状では安い外材・外国産の家具等に完全に押されてしまってます。
私の住んでいる地方の県庁所在市では、かつて48社あった木工・家具会社のうち、46社が倒産していまして、近くの山々は荒れ果ててます。(小さい会社はまだ若干生き残っていますが。)
一見すると緑があるようですけど、中に入ると生物の多様性がなく、「緑の砂漠」というような状態になってます。

なので、地域の山々の環境を守りたいと思って、保育現場と木工業者とでコラボして、玩具や遊具を開発するプロジェクトを立ち上げたところです。
それも目指すところは環境を守るためであって、産業的な活動ではないつもりなのですが、一見すると違う感じになってしまいます。当然、子ども達への「木育」も推進していくのですけどね・・・。

ドイツの場合は、世界中で有名な玩具・遊具メーカーがいくつもありまして、高価な木製遊具・玩具を作ってます。
日本の幼稚園・保育園の園長先生達にもドイツメーカーのファンがたくさんいまして、一つ数万~数百万するような木製遊具・玩具もかなり売れています。
世界中に売れているので、それを支える森の育成もしっかりできています。
こういう木材が必要だから、ブナをこのくらいの面積、植林するとか、ケヤキを・・というような計画的な人工林の育成・利用をしていて、そのことを子ども達にも教育しているそうです。(環境教育の一貫として)
木工業者さんの話だと、木材加工機械の分野でもドイツは世界一だそうです。
(私は保育園・幼稚園の理事長をしているので、外国製の遊具・玩具をありがたがる業界の傾向を嘆かわしく思ってます。)

自然林を増やすということだと、また、違うアプローチがあると思います。

環境教育というと物凄く範囲が広くなってしまいますから、なんとも言えませんが、まずできることは、身近な環境問題を子ども達に知らせて、理解してもらうようにすることではないかと思います。
あと、大人自身が環境問題に取り組んでいる姿を子どもたちに見せることが重要では・・。
口だけでなく・・・。
だと思います。(自分自身の反省を込めて・・)
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そんなことはない。


現段階では、小学校の教科書を見ても環境問題についての記述が確認されます。あなたの考える「環境」がどんなことなのかはっきりしないが、「浸透していない」のは事実だとして、ではいったい何を浸透させるべきなのか、あなたは解っているのでしょうか。小学生や中学生にむかって
「ガソリンを使うと大気中の二酸化炭素が増えてしまうから使わないようにしよう」とか言えばいいのか。
考えていただきたい。
もっとも重要なのは、直面している問題に対して有効な打開策が社会的にアナウンスされていないことです。
そして、(これが真に重要だと思うが)環境(自然・安全など)を守ろうとすれば多大な負の経済効果を生み出すことです。
現在のところ、多分あなたも含めて、「負の経済効果」を負ってまで環境問題が改善されるべきだと考えていない。
2060年には地球の平均気温が1℃ないし2℃上昇すると考えられています。
ちなみに恐竜は1.5℃地球の平均気温が下がったのち絶滅したと考えられています。以上。
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