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aーリノレン酸・オメガ3という不飽和脂肪酸の含有量の問題です。

A 回答 (2件)

日本食品標準成分表に「あまに油」は載っていますが、「くるみ油」はなく「くるみ(煎り)」だけが載っています。


その脂肪酸組成をみると、くるみに含まれる多価不飽和脂肪酸は、α-リノレン酸(n-3系)よりも、リノール酸(n-6系)のほうが圧倒的に多いことが分かります。

どの食用油にも色々な種類の脂肪酸が含まれています。その成分組成(構成比率)が違うだけであって、どの脂肪酸も「脂質」であることは同じです。
特定の種類の栄養成分をせっせと摂取するのと同時に、ほかの種類の栄養成分も合わせてせっせと摂取していることを忘れてはいけません。

参考までに、くるみの脂肪酸組成データ、それを脂質100gに換算したデータ、その他の食用植物油のデータの比較表を図に示します。
栄養成分(可食部100gあたり)
・くるみ/煎り 674kcal、水分3.1g、たんぱく質14.6g、脂質68.8g、炭水化物11.7g、灰分1.8g
・食用植物油(全種) 921kcal、水分0g、たんぱく質 0g、脂質100.0g、炭水化物0g、灰分0g


市販の食用植物油の栄養成分データは、生産者や販売者が独自に(自社内や民間分析機関に委託して)分析したものです。
栄養成分の含有量や品質は、各商品の原料植物の品種や産地や栽培者によっても、製油業者の抽出・精製方法などによっても違いがあるし、もともと公正性・正確性の保証はありません。

とくに、健康情報雑誌の提灯記事や広告、通販サイトの宣伝情報は問題が多いようです。特定の栄養成分や機能性成分だけをピックアップして、栄養的な価値をことさらに強調したり、特別な効能・健康効果があるように想像させる文言が散りばめられています。食品の効能・効果をうたうことは違法なので巧妙に回避しています。そういった情報を鵜呑みにしたり振り回されないように注意してください。


最近、全国の消費生活センターに「えごま油」に関する消費者からの相談が急増しているということで、元締めである国民生活センターが市販品20銘柄を試買してテストした報告書を発表しています。
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-2016 …

下記は報告書本文の「消費者へのアドバイス」の抜粋です。
「くるみ油」や「ココナツ油」など、他の健康志向食品いついても同様の注意が必要といえるでしょう。

7.消費者へのアドバイス
(1)えごま油はn-3系不飽和脂肪酸を多く含む植物性油脂ですが、脂質全体の摂り過ぎにもつながるため、過剰摂取に注意し、バランスのよい食事を心がけましょう
(2)えごま油にはほぼ無色のものから褐色のものまで、ばらつきがありました。またα-リノレン酸の割合が低いものがありましたが、見た目や表示等からは品質が分からないことを知っておきましょう
(3)えごま油は劣化が早いため、低温で光の当たらないところで保管するなど、開封後の保管条件に気を付け、早めに使い切るようにしましょう


「日本食品標準成分表2015」(文部科学省)より、抜粋。
「クルミオイルの栄養価値は亜麻仁油に近いで」の回答画像2
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あくまでwebでヒットした一部の資料です。


http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=fMUe4WSi_ …

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=NmdbIP8QA …

調理方法や摂取の条件で体内へ取り入れられる量も変化絶大です。念のため。
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この回答へのお礼

資料ありがとうございます。

お礼日時:2016/08/27 18:28

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