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動名詞の慣用表現というのはたくさんあります。しかし、不定詞の名詞用法の慣用表現というのはありません。なぜですか?

A 回答 (2件)

不定詞というのは本来、原形のことで、


動詞の名詞形のようなものでした。

それに to がついたものが to 不定詞、
しばしば単に不定詞というものです。

つまり、前置詞の to と同じく to +名詞であり、
前置詞句と同様、副詞的に働くべきもので、
ある場合には前の名詞にかかるように形容詞的に感じられる。

名詞的用法というのはその後、to が単なる指標のようになって、
to 原形でまとめて名詞として主語や目的語になったものです。

主語や目的語として文の機能上働くだけのことで、
特に慣用的な表現は生まれにくくなります。

一方、動名詞の方は名詞としての機能が強く、
かつ、分詞との混合でさまざまな慣用表現が生まれやすくなっています。

たとえば It is no use ~ing というのは
There is no use/point in ~ing と
It is of no use to 原形
という文法的に説明できる2つのパターン
との混同から生まれたものです。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。名詞としての性質が高いので、そこに no とかをつけることもできるのですね。

お礼日時:2016/09/10 14:48

考えられる理由ですが、不定詞は「未来志向」で、これからどうするという内容を表現しようとします。


I decided to walk to the hotel.
動名詞は「一般論」を述べようとします。
Do you fancy going out anywhere?
「慣用表現」は「一般論」を述べます。
この差は微妙で気付かない人も多いと思いますが、native には大きな差なのです。
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