熱とエンタルピーの微分（dQとdH）について

Q = ΔU + PΔV の微小変化を考えると
dQ = dU + PdV
であり、
dQ = dU + PdV + VdP
とならないのは元の式のPΔVは仕事であって、仕事の項においてPは定数だからですよね？

H = U + PV
について、教科書等ではHは定圧における系に熱として加えられたエネルギーとされていますが
dH = dU + PdV + VdP
となるそうです。
定圧下ならば dP = 0 であり
dH = dU + PdV
となるのではないかと自分としては思ってしまうわけですが、
Hは定圧下の値で定義されたとしても
定圧条件下以外においてHを考えることはできる
（圧が変わる状況でdHを扱えば dP ≠ 0 ）ということでしょうか。

No.1 ベストアンサー 回答者： doc_somday 回答日時： 2016/10/30 17:48

>圧が変わる状況でdHを扱えば dP ≠ 0

エンタルピーは等圧下の状態量ですね。それは我々が日常出会っている条件がdＰ=０だからです。
それはほとんどの世界でかわりません、さっきまで0.1気圧次は100気圧の場所は宇宙空間を考えてもあり得ません。
ヘルムホルツの自由エネルギーＦやギブスの自由エネルギーＧはさらに条件が増えてきます。

この回答へのお礼

お答えいただきありがとうございます。
ということは
dH = dU + PdV + VdP
の最後の項は事実上0ということですね。

お礼日時：2016/11/02 18:28