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現代文の山椒魚について教えてほしいです!

「諸君」を使っている意図を教えて下さい!
分かる方いましたらおねがいします。

A 回答 (3件)

「山椒魚 」は、山椒魚から見た人間社会を描いています。



つまり、実は「山椒魚であるかどうか」の必然性はありません。
「山椒魚」という語り部(ストーリーテラー)が1人称で書かれているため、山椒魚の立場(目線)で「諸君」と書かれているのは、わかりやすく説明すると、「山椒魚」という「あくまでも客観的に人間社会を俯瞰(ふかん)出来る存在として、総じて人間社会を「諸君」と呼んでいます。
山椒魚を、山椒魚では無く、身近な昆虫に例えても、この作品は成立します。
ただ、山椒魚は目が見えない爬虫類なので、その点、他の昆虫などとは違う、という点に心がけて読むと、何故、他の生物では無く山椒魚なのかが理解出来るでしょう。
後は、質問者様の国語力にかかっています。応援しています。頑張って解読してください。
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多くの人々をさす語。

主として男性が、同輩ないし、それ以下の人々に対し、軽い敬意あるいは親愛の念をもって用いる。皆さん。あなた方。代名詞的にも用いる。 「 -の健闘を祈る」 「学生-」(大辞林)

「山椒魚」は小さな穴の中の物語である。読者はその穴の奥を覗き込み、そこに閉じ込められた山椒魚、海老、蛙を観察するかたちになる。

さてその穴の中から、外の読者に語りかける言葉が「諸君」である。上記の辞書にあるように、「軽い敬意あるいは親愛の念」をもって用いられている。
敬意は、読者が穴の外にいて自由だからであるが、「親愛」は何か? 同じ仲間、身の上だからである。読者もまた山椒魚同様に、閉塞した状況から脱し得ず、所詮は非自由を抱えて生きるしかない存在だからである。敬意にしても「軽い」敬意であるのは、やはり同じ認識が作者にあるからだろう。
さらに「それ以下の人々に対し」とあるのは、何故か?山椒魚は、自らが自由でないことに気づいているが、読者はそれに気づいておらずあたかも自由であるがごとく生きていることを無邪気なことと感じ、その気持をこの言葉に託したものであろう。

「山椒魚」は昭和4年に、過去の原稿「幽閉」を全面改定して発表された。芥川龍之介が「何とない不安」を理由に自殺した二年後である。大正デモクラシーが終わり、軍靴の響きが聞こえはじめ、昭和12年のシナ事変勃発へと続いていく時代だ。
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「分かる、分からない」ではなく、「想像できるかどうか」ということです。



そういう「想像力」を養わないと、これからの人生がつらいですよ。
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