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化学についてです。
イオンとは、電気的に中性ではない原子、または原子団をイオンという。
と書いてあるのですが

授業では、一つの原子に含まれる陽子の数と電子の数は同じと習いました。
中性でないということは、陽子と電子の数が異なるということですよね?

なぜ、イオンが生成されるのかがよくわかりません! 教えてください!

A 回答 (1件)

原子に含まれる最も外側の電子が何処かへ行くと、電子は電気的にマイナスなので、原子は電気的にプラスになります。

これが陽イオン。

この反対に電子が原子に取り込まれると電気的にマイナスになります。
これは陰イオンです。

電気的に中性でも、原子の種類によって陽イオンになりやすい、陰イオンになりやすいというのが決まっています。

どの原子が陽イオン、陰イオンになりやすいのかは覚えるしかありません。

例えば、水素は電気的に中性ですが、もともと電子を失って陽イオンになりやすい性質を持っています。

原子が電子を放出するには、原子核が電子を電子軌道に束縛している力に匹敵するエネルギーが必要で、これをイオン化エネルギーと呼びます。

電子は光子を吸収したり、原子同士の衝突によりエネルギーを受け取ってエネルギー状態が高くなり、一定以上のエネルギーを超えると軌道を離れて別の原子の軌道へ移動します。

移動先の原子の電子軌道に入った電子は、前に飛び出した時に得たエネルギー分のエネルギーを放出して安定化します。

塩を水に溶かした時などには、眼には見えないけれど、エネルギーの受け渡しが頻繁に起きていて、NaClがNa+イオンと、Na-イオンになって水中に存在します。

この状態が一番安定してるんですね。


原子も人間と同じで、安定が好きなんです。
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