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No.1
- 回答日時:
真鍮に耐熱性を期待するのは難しいです。
常温付近で用いるものが多いです。真鍮は銅Cu-亜鉛Zn合金で、7-3真鍮(Cu70%-Zn30%)や6-4真鍮(Cu60%-Zn40%)などがよく使われますが、
銅の融点は約1085℃と高くある程度の耐熱性を期待できそうなのですが、
もう一方の合金元素である亜鉛の方が耐熱性に悪い影響を与えます。
亜鉛は加熱により蒸発してしまう性質があり、真鍮となってもその性質は変わりません。
真鍮を加熱する事により亜鉛が蒸発する脱亜鉛挙動を示します。
半田ゴテ程度の加熱で真鍮線等を炙ってみると、亜鉛が蒸発して表面に銅が残り、真鍮の色から赤銅色の銅の色に変化する様子が観察できます。
私が学生の頃、友人が真鍮の脱亜鉛の性質を使ってフィルターへの応用の基礎研究をしていました。
真鍮で何かものを作るときは、成形は基本は冷間加工なのですが、鋳物や加熱をしての加工も行われています。
ですが、脱亜鉛の性質があるため、熱が掛かる環境下での使用は推奨できません。200℃くらいが限界だと思います。
固体内の拡散現象等があるので、200℃を超えると一気に亜鉛がなくなる訳ではありません。徐々に時間を掛けて亜鉛が無くなっていきます。
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