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質量M、距離rの物体から受ける重力加速度は
GM/r^2
(Gは重力定数)

これをrで積分すれば重力ポテンシャルになります。

∫GM/r^2 dr = -GM/r + Const.

無限遠点を基準、すなわち、
無限遠点での重力ポテンシャルをゼロとすれば、
r→∞ のとき、-GM/r→0 なので、Const.→0
よって、

重力ポテンシャル = -GM/r

です。これは、質量あたりの位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)です。

ここから更に地球全体の持つ重力エネルギーを計算するにはどうしたら良いでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    ご回答有難う御座います。

    >重力は「引力」なので、「無限遠点での重力ポテンシャルをゼロとすれば」という仮定が間違っています。引力の場合には、無限遠が「最大値」になりますから。

    「高校物理 運動と力79 万有引力と位置エネルギー」 家庭教師のトライ 動画 を見ますと、宇宙の果てを”0”にすると言ってます。

    言われる通り、1/r r→0にすると無限大になります。無限大の困難ですね。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/12/25 15:49
  • どう思う?

    質問と関係ないのですが、下記の動画を最初見たとき、「この先生、真面目で、ちょっと怖そう。」ってイメージがありました。

    【高校物理】 電磁気64 導体棒の起電力、ローレンツ力による証明 (16分)

    でも、

    【高校物理】 運動と力01 速さと速度 (16分)

    を見て、イメージが一変しました。徳川家康には驚きました。「おちゃめです。」

    どの動画を見ても、すごく解りやすいです。

      補足日時:2016/12/25 16:09
  • どう思う?

    ご回答有難う御座います。

    >「地球」自体がエネルギーを持つのではなく、地球の質量の作る「重力場」がポテンシャルで、そこに持ってきた質量がエネルギーを持つのです。
    >なので、「地球全体の持つ重力エネルギー」ということには意味がないのではありませんか?

    下記HPの球対称性の

    2/3*Pi*G*p*(r^2 - R^2)

    の式を、積分して、r=Rを代入すれば

    -4/9*Pi*G*p*(R^3)

    になります。これがエネルギーになるのではないでしょうか?


    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E5%8A%9B …

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/12/25 19:10
  • つらい・・・

    やっぱり間違っていました。撤回します。

      補足日時:2016/12/25 19:13

A 回答 (4件)

>これは、質量あたりの位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)です。



はい。M が地球の質量ですよね。

つまり重力ポテンシャルが
  Φ(r) = GM/r
ということですよね?

地球中心から R の距離に質量 m の物体を持って来たときに、その物体の持つポテンシャルエネルギーが
  Ep(R) = Φ(R)*m = GMm/R
になります。

「地球」自体がエネルギーを持つのではなく、地球の質量の作る「重力場」がポテンシャルで、そこに持ってきた質量がエネルギーを持つのです。
なので、「地球全体の持つ重力エネルギー」ということには意味がないのではありませんか?
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No.1です。

すみません、酔っ払っていて、ウソを書いていましたね。

>地球中心から R の距離に質量 m の物体を持って来たときに、その物体の持つポテンシャルエネルギーが
>  Ep(R) = Φ(R)*m = GMm/R
>になります。

は間違いです。これは「中央に正電荷を置いて、そこに正電荷を近づける」という「排斥力」の場合の「無限遠からそこまで、排斥力に逆らって正電荷を持って来る」ときの話であって、重力のような「引力」の場合とは違いますね。

 重力は「引力」なので、「無限遠点での重力ポテンシャルをゼロとすれば」という仮定が間違っています。引力の場合には、無限遠が「最大値」になりますから。

 中心からのある距離 (=R0) を基準にして、そこから「引力」に逆らって R (>R0) まで引き離す仕事が「ポテンシャルエネルギー」になります。つまり、質量 m の物体のポテンシャルエネルギーは
  Ep(R) = ∫[R0→R][GMm/r²]dr
     = [ -GMm/r ][R0→R]
     = -GMm/R + GMm/R0
     = GMm( 1/R0 - 1/R )
     = [ (R - R0)/R0*R ]*GMm
ということです。
 「単位質量」に対する R=R0 を基準にした「ポテンシャル」は
  Φ(R) = Ep(R) /m = [ (R - R0)/R0*R ]*GM
となります。

 R = R0 + h で h << R0 の場合には、
  Ep(R) = [ h/R0*(R0 + h) ]*GMm ≒ h*GMm/R0²
なので、GM/R0² = g と書けば
  Ep(R) = mgh
というおなじみの式になります。

 ここで、基準点の R0 をゼロにすると重力の大きさが「無限大」になってしまうので、R0 近傍は「特異点」として除外しないといけません。まあ「ブラックホール」のようなものです。

 実際の地球では、地球表面の内部では重力の大きさは「1/r²」には従いませんので、基準の R0 として「地球の半径」とするのが普通です。

 いずれにせよ、これもNo.1に書いた通り
>「地球」自体がエネルギーを持つのではなく、地球の質量の作る「重力場」がポテンシャルで、そこに持ってきた質量がエネルギーを持つのです。
ということには変わりはありません。
この回答への補足あり
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No.2です。

No.2に書いた

>実際の地球では、地球表面の内部では重力の大きさは「1/r²」には従いません

は、地球の質量が「地球の中心1点に集中しているわけではない」「地球の体積全体に質量が分布している」ことによります。
詳しくは、こんな質問&回答などを参照ください。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2941092.html
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No.2です。



>「高校物理 運動と力79 万有引力と位置エネルギー」 家庭教師のトライ 動画 を見ますと、宇宙の果てを”0”にすると言ってます。

確かに「間違っています」とまで言うのは「言い過ぎ」かもしれませんね。「基準点をどこにとるか」の話なので。

No.2の式で分かるとおり、R=R0 を基準にした「ポテンシャル」を
  Φ(R) = Ep(R) /m = [ 1/R0 - 1/R ]*GM   ①
と書けば、基準位置 R=R0 でのポテンシャルは
  Φ(R0) = [ 1/R0 - 1/R0 ]*GM = 0
になります。あくまで「R=R0 を基準にした」ということです。

①では、R → ∞ にすれば
  Φ(∞) = GM/R0
です。これだとゼロにはなりません。

「どこをゼロにするか」という「相対的」な話ですから、無限遠をゼロにするには
  Φ'(R) = Φ(R) - GM/R0 = -GM/R
とすればよいのです。でもこれだと「地球に近づけば近づくほど、負のポテンシャルエネルギーの絶対値が大きくなる」ということになるので、常識的には理解しにくいですね。

①式であれば、ポテンシャルエネルギーは「基準位置 R0 でゼロで、R (>R0) が大きくなるほど大きくなる」という「Ep = mgh」の感覚に近くはありませんか?

 物理では「実際に起こっている現象を正しく想像する」ことが大事なので、No.2のように考える方が「分かりやすい」かなと思った次第です。
この回答への補足あり
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