許せない心理テスト

最近ふと小説を書こうと思い立ち、文章力を上げる練習を始めました。

とりあえず書く事を日常に取り入れる為に本の模写したり、話が思いつかないので好きな漫画アニメのシーンを文章に直したりしています。
後者の作業でいやでも自分の表現力の乏しさ、知識不足故の背景描写の拙さに落ち込みます。ここから上達するには推敲というものを何度も行い、納得のいく文章に手直ししていくことだと考えているのですが、何度も見直すだけで脳の引き出しにないものを絞り出せたら苦労はしませんよね、ということに気付いてしまいました。

自分がつまずいたものですが、
西部風の街を歩く主人公たちが、何かを相談して歩いているところを腹の音によって横やりを入れられます。そこで何かを食べながら話そう、そう言って直線に並ぶ左右の木造の家々から飲食店を探す……あった、ラーメン屋だ!
というシーンで、いざ文字に起こそうとすると西部風ってどんな風に表現すればいいんだ? 看板を探す主人公をどう書けば? 現実感がまるでなくなってしまいます。
こういったものは新聞や本を読み書きしていく内に身につくものでしょうか? また、意地でも推敲というものを繰り返しやろうとするなら、どう書き直せばいいかさっぱりわからない状態をどう突破すれば良いのでしょうか。

長文になってしまいましたが、相談に乗ってくださると幸いです。

A 回答 (6件)

まず文章の練習についてですが――


『書き写し』は、漢字をひたすら書いて暗記するのと同じく、名文や様々な単語を頭にしっかりと付ける効果があります。
『たくさん読む』も一定の効果はありますが、どうせならば『たくさん書き写す』が良いです。
ただ、それは名文や単語を頭に入れているだけで、それらを頭から引き出して、さらにアレンジして実際に文章にするには別の力が必要です。
そしてその練習法は、基本的に『実際に小説を書く』以外にありません。
こればかりは地道な作業ですが、頑張ってください。


続いて、具体的な各描写ですが――
それぞれうまくいかないのであれば、素直に書けば良いでしょう。
西部風の町は、『西部劇で見たような町』。
看板を探す主人公は、『男は看板を探した』。
例えば――

 クリントは、アーサーらと今後の予定を話し合いながらも、辺りを見回していた。
 なにせ、その町は、クリントに昔の映画を思い出させたからだ。
 荒れ地の真ん中で、木製二階建ての家が並び、回転草が転がり、酒場の看板をかかげている店の扉がウェスタンドアで、道行く人々はテンガロンハットを被ってガンベルトを腰に巻き、道端には馬糞が転がっている。
 まさに西部劇だ。
 クリントも三十歳を超えるが、子供心を思い出して気分が高揚する。
 もっとも、よくよく見れば、ウェスタンドアの酒場以外の店の看板は、『携帯電話ショップ』『コミック専門店』『ユニクロ』などと空気ぶち壊しなものばかりで、クリントは溜め息をせざるを得なかったが。しかも――
「あ、悪い」
 アーサーは言いながらも、にやけた顔で言った。
 アーサーは腹を大きく鳴らし、しかも同時に屁まで出したのだ。
 そのためにクリントの子供心は、あっという間に宇宙の彼方へ飛んでいった。
 もっとも、クリントもここへは仕事で来ていたので、すぐさま現実に戻る必要はあったのだが。
 それに空腹なのはクリントも一緒だった。
 クリントはアーサーに、まずは腹ごなしをしようと提案し、アーサーはそれに満面の笑みで了承した。
 辺りには、やはり空気をぶち壊すように『スシ・バー』『イタリアン』『マクドナルド』などの看板が並んでいた。どうやらこの町に観光とか景観という意識はないらしい。
 ただ、クリントも無理にチリコンカーンなんて食べたくはない。豆は嫌いなのだ。
 今のクリントが食べたいのはアレだ。
 アーサーも何か特定のものを食べたいのか、目を看板から看板へとキョロキョロ素早く移していく。
 クリントも目的の店の看板を探す。
 だがしかし、十分以上歩いても、あの店はなかった。
 『マクドナルド』はあるのに。
 どういうことかとアーサーは憤って意地でも見つけようという様子だったが、いい加減、時間がない。
 クリントは仕事でこの町に来ているのだ。
 ふとクリントが目を右にやると、そこには中華料理屋があった。
 もうここで妥協するのがいいだろう。
 クリントはアーサーの肩を叩く。と。
「ああ!!」
 アーサーが大声をあげ、クリントは思わず半歩下がった。
 だが、アーサーが見ている方向を見て、
「ああああ!!!!」
 クリントはアーサーよりも大声をあげた。
 周りの通行人がこちらを見ていたが、そんなの関係ない。
 クリントたちは、やっとあの店を見つけたのだ。
 アーサーが笑顔で振り向く。
 それにクリントは頷いた。
 そして二人は、そこに見つけた店――ラーメン屋へ走り出した。


――など。
かなりオリジナル要素をぶち込み、推敲もせず、起承転結もない文章になりましたが、特別難しい表現をせずとも、それなりの文章にはなったでしょう。
なので、素直に普通で良いのです。

まあ、うまく書けなくても、結局は慣れです。
頑張ってください。
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この回答へのお礼

模写をはじめてから新しく覚えた単語を何か覚えたての子供みたいに使いたがり、実用している自分がいます。ちゃんと効果があるようで、ちょっとうれしいです。でもそれらを活用するには、別の努力が必要だったのですね。
皆様に色々な意見を頂いたあと、自分が今持てる力を使って単純に率直に、と念頭に置いて書き直したんです。
書き上げたものとtapa様の文章を見比べてみると、自分の発想力の乏しさからほぼ機械的な説明文となってしまいました。
それに比べて、街の様子がそのアニメのシーンのままに浮かぶ描写に、最後の最後で目的の店の名を明かす、それまでの流れがとても面白かったです。
実際に書く積み重ねで改善されていくのでしょうか。例文がとても参考になりました。ありがとうございます!

お礼日時:2017/01/20 21:50

変に引き出しに無いものを引っ張り出そうとすると、やけに難しい言い回しが多くて読みにくい文章になってしまいがちです。

自分の語彙の中で書ける文章から書いていってみてはどうでしょうか。
たとえば漫画などを文章化するにしても、もっと日常に近い作品からにしてみるとか。

模写、というのがよくわからなかったのですが、本を書き写すということですか? 絵ならともかく文章の場合、書き写す時間を使うよりはとにかくたくさんの本を読むほうが近道なように思います。
いろいろな場面の描写を読んで、自分の中に蓄積していくこと。どう書いていいかわからない状況なら、まずはそれが必要では。
書くなら、他人の言葉を写すより自分の言葉で書きましょう。書いて、読んで、推敲して、それらを繰り返すことで文章力というのは上がっていくのだと思います。

あとは、書きながらの話になりますが、辞書を引いたり、検索すること。
あまり使わない単語を使うときなどにはまず辞書サイトでもいいので辞書を引いて、意味を確認してから使ったほうがいいです。案外覚え間違いとかあります。類語辞書なども、言い回しを考えて悩むときには便利です。
また、例えば西部風の景色を描写しよう、と考えて言葉が浮かばなくなったら、「西部劇」で検索すれば映画のレビューだって出てきますし、ウィキペディアを見たって参考になるでしょう。画像なら、赤茶けた大地に低い木造の家屋が並ぶ風景を闊歩する馬たち、そしてそれにまたがるつばの広い帽子を被った屈強な男たち……なんていうのも出てきますよね。イメージを補完するために、そういうものを見るのもいいと思います。

グダグダといろいろなことを書きましたが、参考になれば幸いです。良い小説が書けますように。
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この回答へのお礼

言われてみれば、何でいきなりこの作品を選んでしまったのかという後悔が。
模写に関しては練習法におすすめだ、という記事を参考に取り入れていました。本を読んでそれら知識を増やすにしても、意識の配慮が足らず、せっかく読んだ文の数々が頭に記録されないのは怖いなぁ、というのが動機です。
しかしながら仰る通りで、色々な本に触れる方が手っ取り早そうですよね。
最後の方はとても参考になりました。どう調べればいいのか? そこから先が真っ白になっていたので、とてもありがたいです。さっそく実践して、直せる部分を自分の実力内でやってみようと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/19 18:33

描写が苦手なのですね。


描写の基本はリアリティです。リアリティとは、現実ならどうするかです。

西部風というのは、あなたはでは何を見たとき、あー西部だなぁと思いますか?
荒野?ころころ飛んでいく草?インディアンな感じの人形?
あなたが現実に西部風とおもう物をその西部風のシーンに配置すればいいのです。
銃の描かれた看板があるとか、縦に長いカラフルな帽子があるとか。入り口が木の扉だとか?

看板を探す。あなたは看板を探すとき何をしていますか?
どこを見ていますか?
道に並ぶ看板をすべて見ますよね。
見落としていないか上を見たり下を見たりしますよね。地図があるなら地図と見比べるし、曲がり角にある店や特徴的なものを調べるか聞いてきてそれを探しますよね。
道を尋ねるかもしれません。
そういった行動や、見たものをそのまま書くのが描写なのではないでしょうか。

自分の過去を振り返ってみて
現実的な行動を想像して書くとよいかと思います。
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この回答へのお礼

改めて言われるとその通りでした。自分は目に映るままの情景を文章に表すことが、特に苦手なんだと思います。
解説された通りに思い浮かべるも、まず西部風なイメージで浮かぶものといえばころがる草のみでした。その背景に適した単語が浮かばず、回答者様の言葉ではじめて「ああ、荒野!」と電球マークを頭に浮かべた程です。これはひどい。相当です。
それらの知識をどうやって得ていけるのがが「これからちゃんと成長していけるのか」という不安に繋がり、つい質問してしまいました。
皆さまの回答、とても参考になりました。ご相談に乗っていただき、ありがとうございます!

お礼日時:2017/01/19 11:23

シナリオライターが書く「台本」など参考にすると良いかもしれません。


動作、セリフ、情景など、小説の様に書いてあるでしょう。
また、現地に行かないまでも、新聞、雑誌、写真集などでの取材も必要かと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、台本ですか!探せば無料公開しているところもあるのでしょうか。探してみようと思います。
新聞も手を出しはじめたのですが、取り上げられるニュースの多さに迷ってしまいました。写真を見てあれはこれ、これはこれ、空の色はどうと連想するのも練習になりますかね。

お礼日時:2017/01/19 11:18

読者を捜すこと。

他人は割りと厳しく言う人と敢えて言わない人がいます。読み取り開始ですね。
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この回答へのお礼

何か作品を書き上げたわけでもないので、読者を作るのは難しそうです。
でも、一番効率的な案なのでしょうね。

お礼日時:2017/01/19 11:16

書いたものを音読。

まずはこれ。
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この回答へのお礼

模写の時に読みながら書いているのですが、
音読してから書く。読み上げながら書く。あるいは書き終えた後に読む。どれが正しいのかなぁと迷いながら、結果的に全てのタイミングで声に出してる自分がいます……。

お礼日時:2017/01/19 11:15

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