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No.3
- 回答日時:
ガラス管がある振動数の音に共鳴する時、開口部には中でできる定常波の腹、
底部には節がくるというのは教科書どおりです。だから共鳴している時のガラス管の長さは
腹から節までの長さでなければならない。そのためには
定常波の腹からすぐとなりの節までが波長の1/4だから、4分の1波長の奇数倍となる
必要があります。問題の場合4/1波長の3倍の51cmが(2)の選択肢にあるわけだから
その長さの管内にできる定常波は⑤のようになるわけです。
つまり3倍振動とは、4分の1波長の3倍の振動ということです。
No.2
- 回答日時:
No.1です。
少し補足します。>「閉管」では「上下の動き」は制約されて「変位できない=波の節」であり、「開管」では制約がないので「自由に変位できる=波の腹」です。
と書きました。
「閉管」では間の長さ方向に空気分子が変位できないので「波の節」になるのは分かりやすいと思います。
「開管」では、そこまで「狭い管の中」での分子間の摩擦によって抵抗が大きかった空気が、管の外は「ほぼ抵抗ゼロ」になるので、その部分で「変位が最大になる」ように振動するので「波の腹」になります。ただし、正確には「管の端」そのものが「腹」になるのではなく、少し外側の位置が腹(変位最大)になる「開口部補正」が必要です。
そして、この「波の抵抗(インピーダンス)が変化する地点」で、一部の波は反射されて管内に戻り、進行して来る波と合成されて「定在波」を作ります。この「定在波」が問題の図に書かれている波形ということになります。
管の内部にきちんとした定まった振動数の定在波を作り、かつ効率よく外部に波を放出するために、管楽器、特に金管楽器では開管部を「ラッパ」の形状にしています。昔の人は、経験的に、あの形がそれに適していることを見つけたのでしょうね。
問題の図に書かれた振動モードが、金管楽器の音程を決める原理になっています。金管楽器を演奏する人は、同じ指(同じ管の長さ)でもいろいろな音(倍音)が出ることを知っていると思います。
木管楽器は、管に開いた「指孔」を塞いだり開けたりして、「開口部」や管内の「節・腹」の位置を作り出すので、波のでき方はもう少し複雑です。
No.1
- 回答日時:
「波」の「振動モード」ですね。
下端が「閉管」、上端が「開管」ということです。
音波は「縦波」ですから、図でいえば空気の圧力波は「空気分子の上下方向(進行方向)の振動」の「粗密」として伝わります。
「閉管」では「上下の動き」は制約されて「変位できない=波の節」であり、「開管」では制約がないので「自由に変位できる=波の腹」です。
ということで、①(基本振動モード)、⑤(第2次振動モード)のように振動します。
この振動モードを理解していないと、(2) の共鳴は判断できませんね。
↓ 参考サイト
http://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/wave/koyuu/kit …
ここでは、音速340m/s、振動数 500 Hz なので、波長は
λ = 340 / 500 = 0.68 (m) = 68 (cm)
(2) の選択肢の中で、波長 68 cm の波が共鳴するのは、下端が「節」、上端の開口部が「腹」になる
〇 1/4 波長の 17 cm
× 1/2 波長の 34 cm
〇 3/4 波長の 51 cm
× 1 波長の 68 cm
ということになり、この中では⑤51 cm です。
従って、51 cm の管にできる波は⑤(第2次振動モード)ということになります。
(4) は、上端の管口部の実線の波形は、「振幅の右側→振幅の左側→振幅の右側に戻る」で「1周期」です。つまり「振幅の右側(実線)→振幅の左側(破線)」では「1/2周期」ということです。
「これはこの場合ではないですよね?」の意味が分かりませんが、まさしく「この場合がそうです」。
つまり、「1/2 周期=T/2」ですから、
T = 1/500 (Hz) = 0.002 (秒)
より 0.001 秒です。
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