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看護師をしている者です。
患者に挿入されている管について、患者本人に話をする際に“お管”という表現をしていました。これは丁寧語、あるいは美化語として扱われると思っていました。(お箸やお花、お傷、などと同様かと、、)
しかし、先輩看護師から、「管に丁寧語使うなんておかしいでしょ?恥ずかしいよ」と指摘を受け、腑に落ちません。

正しい言葉遣いをする為にも是非とも正しい使い方を教えて頂きたいです>_<

A 回答 (9件)

まず、


>管に丁寧語使うなんておかしいでしょ?

という先輩看護師の指摘は誤り。
おそらく、その先輩看護師は、丁寧語と尊敬語の区別がついていないようにも思われますが、いずれにせよ、管は患者の持ち物ではないのだから敬語を使うのはおかしいと言ったのでしょう。
文化庁は、平成19年の文化審議会答申 [ 敬語の指針 ] で、敬語に関して従来の3分類から5分類に改めていますが、それは、こうした勘違いを無くすのもひとつの目的であったと思われます。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/so …
その敬語の指針では、【ものごとを,美化して述べるもの。】という定義で美化語という分類をつくりました。(21ページ)
「物」に対して丁寧に言う必要はないが、美化して言うほうが好ましい場合がある、ということ。
お示しになった、お箸 や お花 などは、この分類に含まれる。

ただ、すべての「物」に「お(ご)」をつけて美化語にできるわけではありません。
敬語の指針29ページでは、【ただし 「お」のなじまない語もあるので 注意を要する 】と注釈されています。
しかし、「なじまない語」という極めてあいまいな表現が示すとおり、どのような語に「お(ご)」を美化語として使ってはいけないか、といった「厳密な規定」はない。
また、これはシチュエーション次第で使うと自然になったり、逆に不自然になったりします。

たとえば、「お酒とおビール、どちらにします?」という表現の場合。
一般家庭で(妻から夫に対して)使われるなら、かなり上品な(または気取った)家風という印象を与えることでしょう。つまり、一般人相手には、過剰敬語として忌避される可能性が高い。
しかし、小料理屋の女将が客に対して言っているなら極めて自然でしょう。
では、「お酒とビール、どちらにします?」という表現ならどうか。
これは、ほぼ一般家庭的な表現として認識されると思います。
しかし、小料理屋の女将なら、若干丁寧度が不足かな、という印象を与える。
最後に「酒とビール、どちらにします?」という表現ならどうか。
これは、一般家庭でも、かなり乱暴な表現に受け止められると思います。夫が尻に敷かれてる印象すら与えることでしょう。
小料理屋の女将なら、ツケの溜まっている嫌な客に対して喧嘩腰で言ってると思われてもしかたのない表現。
このように、美化語というのは、まったく無ければ問題が生じますが、かといって使いすぎてもよくない。

そうすると、先述しましたように、「厳密な規定」はないので、「お管」という表現が、その場に「なじむ」ようなら使って良いですし、そうでなければ使わないほうがよろしい、という結論になるでしょう。
これが「正しい使い方」です。
今回の場合、「お棺(おかん)」と発音が全く同じなので、特に病院にはなじまない表現と言えるように個人的には思います。
ただ、患者に対して丁寧な表現をしようとする姿勢は、そのまま大事になさってください。
解決策としては、「おくだ」と表現すれば特に問題はないでしょう。

なお、一度、上記<敬語の指針>に目を通されてみてください。
わたしは、ほぼ、これだけで敬語の勉強をさせてもらいました。役所の作ったものにしては、なかなか読みやすいですし、また、わかりやすく書かれていると思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧なお返事ありがとうございます!
とても勉強になりました。恥ずかしい言葉遣いをしていたのか、と不安だったので、とても安心しました。
補足ですが、「管=くだ」と解釈して頂ければと思います。

お礼日時:2017/03/09 21:48

「お」をつければ、丁寧語、または美化語、という認識が間違いかも?。


お花、お茶 お菓子・・・・・、それぞれセットで丁寧語、お傷、無理に「お」を付けただけ、丁寧語でも、美化語でもありません。
日本語の感性を身につけることなく、文法を優先してしまうと、そんなことになります。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
なるほど、、確かに一理あると思いました。勉強させて頂きました。

お礼日時:2017/03/09 21:50

ま、お注射とはいうので、皆がつかえばそうなりますよ


とりあえずはいまのところ質問者さんが少数派というだけです
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丁寧語(今は「美化語」と呼ぶことが多い)にはっきりした基準はありません。

自然に身についていくものなんでしょうね。医療用の器具としての「管」はたしか「カテーテル」と呼んだと思います。看護師だったら知ってる言葉ではありませんか。普通の人のように「管」と呼ぶだけでも恥ずかしいのに、「お管」はないでしょう。
 ちょっと厳しい言い方をしましたが、病院で働く人は医師に習って、医療器具などに関して丁寧語に気を遣わない方がいいでしょう。「お傷」じゃなしに「傷口」。「お手」じゃなしに「手」(両手、左手など)でいいのではないでしょうか。「聴診器」「体温計」「枕」等々。「おむつ」は「むつ」という言い方はしないので仕方ありません。「お花」は医療とは関係ありませんね。
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私も、お管と言いません。


病院でその言葉を看護師さんから聞いたら、嫌な想いをします。
丁寧語って相手のことを思って使うんですよね?相手に嫌な想いをさせるのでは、せっかくのあなたの丁寧語が台無しです。
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たしかになんでも”お”を、つければいいってものじゃない。


マナーの先生に、”色”に”お”をつけて”お色”は間違いですって言われたことがある。
でも、”お色”ってつかうよね。老舗のデパートとかでも・・・。
”よろしかったですか?”っていうのには抵抗がある。
”よろしいですか”で、”かったですか”はいらんだろって。
でも、まったく気にしない人もいる。
まちがった日本語が、一般に浸透してみとめられることもあるしね。

とりあえず、”管”に”お”はいらないよ。
法則って、説明するのは、難しいんだよね。
指摘されたら直せばいいとおもうよ。
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何でも「お」を付ければ丁寧語になるのではありません。


お箸と言いますが、おスプーン、おフォークと言いますか?
お医者とは言ってもお看護師とは言いません。
管もそれと同じです。
既に日常的に「お」を付けて成り立っていう言葉以外に、「お」を付けよう思わなければ失敗しませんよ。
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美化語というのは定着しているものとそうでないものがあり、定着していない言い方の場合は、先輩が「おかしい」と感じたように、「敬語表現として過剰」と、相手に違和感を与えることもあります。


「お管」がどの程度一般的に使われているか、試しにGoogleで"お管"と検索すると、約3,980件と出てくる検索結果は、pdfファイルの文字の自動読み取りで、「お箸」等のほかの文字列を間違って読み取ったものばかりです。つまり、「管(くだ)」の美化語の「お管」というのは、一般的には使われていない表現だと言えます。
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おを付けるてけないは微妙ないのでは時がありますが管がに関しては管ですね〜!


個人的には挿入の方が恥ずかしいかも(*^^*)
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