「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

世界史の時間に習ったことをふと思い出したのですが、ルターが破門されたとき、ザクセン選帝侯がルターのことを保護して、そこでルターは聖書の翻訳に没頭したということでしたが、なぜ、ザクセン選帝侯は、そういう立場のルターを保護しようと思ったのでしょうか?ただかわいそうだったから?それとも、何か理由が?調べても分かりませんでしたので、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 神聖ローマ帝国皇帝カール5世に対する牽制策の一貫として、ザクセン選定候は、ルタ-を庇護したのが第一の目的でしょう。

諸侯の皇帝に対する独立性の主張です。
 2番目に、当時ローマ教皇&カトリックが腐敗しており、貧しく、純朴で、統一がとれていないドイツにつけこんで、免罪符だけでなくなんのかんのと献金を毟り取るイタリアに対する反感も根底にあったと考えられます。この気持ちは、他の国にも共通し、イギリスのヘンリー8世等もローマ教会への献金等が中央集権の阻害になると判断し英国国教会が出来た要因となっております。
 質問者の指摘のとおり、単なる同情心でルタ-を庇護したわけではありません。
 

この回答への補足

ありがとうございました。まあ、本人に聞かないと真実は分からないですけどね。でも、hakuin963180さんのご説明ではちょっと納得がいきません。だからといって別にルターを保護しなくても・・・。って感じです。

補足日時:2004/08/20 16:51
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これは一般論ですので、本当の理由かどうかわかりません。

その前提で書かせて頂きます。
当時のヨーロッパにおいて、領主はその領内におけるさまざまな権益を持っているわけですが、同時に教会も同じような権益を持っていました。
つまり貴族と教会による二重支配という状況になっていたわけです。
領主も教会もそれぞれが領民に課税をしていました。
ルターはそういった状況に反対したわけで、領主としては極めて賛成しやすい思想なわけです。
教会の権益をなくして、自分たちがすべての権益を独占できるわけですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうすると、ルターって教皇以上に説得力があったってことになりますね。No.2さんと同じように、ルターを囲うことで、皇帝への反逆の中心軸にしようとたくらんだと推測できますね。ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/23 17:00

当時のドイツは神聖ローマ帝国、というもののそれぞれ諸侯たちが強力で、自分の領地を支配し、小さな国がたくさんあるという状態でした。


神聖ローマ皇帝という肩書きはあれど力はそんな諸侯たちNO1ってかんじで、ザクセン選帝侯はNO2だったわけで、皇帝とは対立関係があったのです。
隙あらば皇帝を倒してやるぜ、と思っていたところにルターが現れ、皇帝と対立し始めた。どうやら民衆も彼を支持している・・・これはチャンス★ってわけです。

私は授業でこう習ったのですが。
わかりにくい説明ですいません、少しは参考になればうれしいです・・。
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この回答へのお礼

なるほど。ありがとうございました。すごくわかりやすいです。

お礼日時:2004/08/23 16:58

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