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古典の「亀買ひて放つこと」の本文にある、
「いみじき大切のことありて、まうけたる亀なれば、いみじき値なりとも、売るまじき」
この中に出てくる「いみじき」はなくても通じるのに、なぜあるのでしょうか?
これの最後のまじきがなぜ連体形で終わっているのでしょうか?
「手をすりて」という言葉を2字の熟語で表すとしたら、どうやって表すことができますか?

A 回答 (1件)

「いみじ」は形容詞なのですが、「大変~だ」という意味を表します。

「いみじき大切のことありて」の場合は「大切」という言葉が続いていますから、「大変大切な」と受け取ればいいのです。「いみじき値」の場合は「大変な値段」でも分からないことはありませんが、「大変高い値」とした方がよく分かります。
 「いみじき」はなくても通じるわけではありません。

>これの最後のまじきがなぜ連体形で終わっているのでしょうか?

 そうですね。係り結びでもないのに、連体形で終わっていますね。これは「連体形止め」で、一種の感動的表現です。
 《この時代(中世)に起こり始めた文末の終わり方です。このことが次第に普通になり、とうとう文の終わりは終止形ではなく、連体形で終わると言うことになります。この時代から始まった、終止形と連体形の同一化(終止形は無くなって連体形同じ形になる)は近・現代語の特徴となりました。》(《 》の中は今は分からなくてもかまいません)
 
>「手をすりて」という言葉を2字の熟語で表すとしたら、どうやって表すことができますか?
 両掌(てのひら)を開いて、軽くこすり合わせてください。何か連想できませんか。そう「合掌」ですね。
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