No.2ベストアンサー
- 回答日時:
木材に重い材や軽い材がありますが、どんな木でも圧縮して押しつぶすと比重は1.5になります。
つまり木材が軽いか重いかの差は空洞が多いかどうかの差です。アカシアマンギュームの気乾比重(大気中においた自然の状態・・つまり水分がある程度含まれている状態)が0.65ですから、これを完全乾燥して絶乾状態にした時の比重はその10%ダウンとすると比重は0.59となります。例で説明しますと、例えばここに100cm3の体積の材料があって、それが全部水であれば、その重さは100gとなりますが、同じ100cm3でもこれがアカシアマンギュームだとするとその重さは、気乾状態で65gです。これを電子レンジに入れて絶乾状態にすると59gになりますが、先ほど木材の細胞そのものの比重は1.5と言いましたが、そうするとこの100cm3の中で木材の細胞の占める割合は、59/1.5=39となり、残りの100-39=61cm3が空洞だと言うことになります。もし木材が生えていて、春先で水分を猛烈に吸い上げていて、残りの空洞がすべて水で満たされている場合としますと(実際にはそんなことはありませんが)、残りの空洞61cm3が水ですので重量は61gとなります。すると木材の細胞の重さ59gと水が一杯詰まっている重さが61gですから合計120gの重さになり、この100cm3の木材の比重は1.2だと言うことになり水に沈みます。故に伐採時は水に沈むと言うのは、空洞の部分に水が貯まっている状態と言うことになります。
以上のとおりですから、理論的にはすべての木材は空間の中に水が満杯状態であればすべての木材の比重は1を超えて水に沈みます。しかし実際にはそこまで水が満杯になることはないので、ある程度重い材で、伐採時に水を含んでいる比率が多い場合は比重が1を超えて水に沈むと言うことになります。
そのため、伐採直後のアカシアマンギュームが比重が1で水に沈むと言うことであれば、先ほどの100cm3のアカシアマンギュームでいうと細胞の重さが59gで水の重さが41gと言うことになり、空洞61cm3の中で水が41g(と言うことは41cm3)ですから、伐採されたアカシアマンギュームの空洞の中は67%が水が入っていると言うことになります。
この回答へのお礼
お礼日時:2017/05/13 10:31
分かりやすい説明ありがとうございます。
とても良く理解できました。
ご回答のおかげで、真比重と絶乾比重ということばも知ることできました。
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