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日本語を勉強中の中国人です。いろいろ調べたのですが、日本の習慣だと、縦書きの傍線は文字列の右側になるようです。その理由がぜひ知りたいのですが、教えていただけませんか。

私は左側のほうがしっくりくるような気がします。理由は、ものさしを使って引く場合、文字列の右側に傍線があると、ものさしが傍線の左側の文字列の邪魔になって、その文字列が見えなくなってしまうということです。

どなたか納得できる理由を教えていただけませんか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

たぶんですが、歴史的にそういう習慣になっているからです。



日本は昔、中国から沢山の書物を輸入しました。江戸時代まで、四書五経を学ぶのが教養として重要でした。しかし漢文(中国語)はそのままでは文法が違うため日本人には読めないので、かえり点、というの付けて文法の順番を分かりやすくし、さらに送り仮名や漢字の読みを入れて、読みやすくしていたのです。

参考画像
http://www.kobetsu.co.jp/cafeducation/images/art …

この画像を見てもらうと分かると思いますが、漢文の左側にかえり点(レや一・二など)を置き、右側に読みを書いています。

つまり縦書きの日本語において「左側は、返り点に使い、右側が日本語として必要な読みや傍線などに使う」という区分けに歴史的になっているのです。

かえり点は1500年ぐらい前にはすでにありましたので、なぜ左が返り点で、右が読みなのかは分かりません。

ただ、質問者様が「左のほうが自然」と考えているように「漢文をそのまま読む時は左にかえり点があるほうが邪魔にならない」ということだったのでしょう。左にかえり点を置いた結果、右側が日本語としての用途になったのだと推測します。

ちなみに、この読みが右側にくるのは、子供用の本などに使う「読み仮名(ルビ)」も同じで、必ず漢字の右にルビをふります。

日本人は子供の頃からルビをふった本などを読み、中学・高校では漢文をかえり点などを使って勉強します。(上記の画像は高校の参考書からの引用です)

ですから、私も質問者様に指摘されるまで「なぜ右なのか?」とは考えたことがなかったですね。
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2017/07/02 18:41

#1さんのご回答に近いのですが、(ほとんどの人に該当する)右利きの人が文字の左側に線を引こうとすると、手が文字の上にかぶってしまいます。


そうすると、筆や鉛筆などで手書きされた文字が、かすれたり汚れたりする可能性があるからではないか、と推測します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。納得できました。

お礼日時:2017/07/02 18:47

No.4です。

文頭に誤字があります。朱に->主に、です。訂正させてください。
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この回答へのお礼

再びありがとうございます。

お礼日時:2017/07/02 18:46

朱に活版の印刷由来と思いますが、今日では、ワープロなどでは書式指定で選択できるようになっています。

後はお好みですが、世間一般の現状は右優先です。
http://homepage-nifty.com/osiete/s725.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2017/07/02 18:46

右からの文化だったから、縦線も右からなのではないでしょうか。


昔は横書きも右から始まっていました。
昔は定規で線を引く事も無かったですからね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とても参考になりました。ちなみに、横書きも右からってほんとうですか^ ^;

お礼日時:2017/07/02 18:37

学術的な理由ではありませんが、わたしが思うに、


むかしの筆書きで、縦書きの文章を書いているときを想像しました。

傍線を引くとすれば、文章を書いた後となります。
当然、定規などを使わずにフリーハンドで書いたと思われますが、
一度書いた文章に傍線を引くとすれば、右側のほうが自然ですよね。
左側に引くのはかなりきついと思うんですよね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2017/07/02 18:35

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