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1.よく山道に水子のお地蔵さんが何体もならんでありますが苔が生えてて手入れもされてないままあるのは何故ですか?
お墓ならもう少し行きやすいところにあってもいいと思います。
2.よく山道にポツンとお地蔵さんが1体あるのは何故ですか?
3.よく山道に小さな家のような中にお地蔵さんがいるのは何故ですか?

A 回答 (2件)

水子とは限らない。



昔から地蔵は「弱い立場の人に手を差し伸べてくれる仏」として知られており それ故 水子や女性 農民にはとても人気があった。
しかし 当たり前だが「弱い立場の人」は そんなにお金を持っていないから 精一杯の小さい地蔵を建てる。

もともとが生活に密着した仏で 道や田畑の傍にいる。
生活が辛い人 子供を失った人 間引いた人 爺婆を捨てた人も 手を合わせる。
道を歩きながら そっと止まって手を合わせ 救いを 成仏を祈る。

いつしか時が経ち 彼らも鬼籍に入れば それらの手入れをするものもいなくなり 苔むした地蔵のみが残る。
が その由来を知っている者は 形が崩れ何かわからなくなるまでは壊さない が祟るものではないので 土地の管理の都合で移動されたりする。

そうして風化し 土塊となった地蔵も 数多くいたのだろう。
貴方の近くにも 昔はきっとあったはずだ。
こういったことで 区画整理されない土地には地蔵が残っているところが多い。

地蔵は人ともに在り 手を差し伸べる仏で 傍らにいてそっと見守るものなので 小さな家のような祠はいらない。
移動されて寺が管理する事になった地蔵か または神仏習合により神様とともに祀られるようになったものか 祈願として家が作られたものかだろう。
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お地蔵さん=お墓、という発想からして間違っています。


お墓はご存じの通り、遺骨を納め、故人を弔う、それに伴い先祖からの家族の絆をつなぎ続けるシンボル的な意味合いで存在します。
片やお地蔵様は、仏の世界での1つの位「地蔵菩薩」を指しますが、安産を守護する「子安地蔵」、災難にあった人の苦しみを身代わりになって引き受けてくれる「身代わり地蔵」、集落や村の境界や道の辻を守る「道祖神」、中絶、流産、死産してしまった胎児の供養「水子地蔵」など願いを地蔵さまに託し形にした物です。そこには遺骨は納められていません。

山道に奉られているのはこの先の説明しました道祖神の役割だったり、中にはその近辺で遭難やケガ、事故死した人を弔うと共に、二度と同じ不幸を生まないようにと安全祈願のために置かれている物もあるでしょう。

墓石も地蔵様も、自然(仏の意思)に逆らわず、という意味で「自然のまま」として苔むした様を尊重する考えもあるでしょうし、逆にお守りするという意味で小さな小屋を建てる場合もあるでしょうが、いずれもそれを奉った人の心や願いの表れであり、何が正しいといった物とは違うのかと思います。
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