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先日、山形の友人のところに遊びに行ったとき
家督制度という言葉を耳にしました。

単純に財産相続の総称かと思ったら
そうではなく、本家を中心に分家、
その親族までも統合するシステムの総称?
というような説明を受けました。

私の家は親戚づきあいも殆どない家です。
周囲もほぼそんな感じで、
家族といえば親兄弟しか思いつきませんので
大変珍しく思いました。


家督制度とはどのようなものであるか、またそのメリット、デメリットなど、教えていただけませんか?

A 回答 (2件)

こんにちは。



家督制度なのか分かりませんが、

 本家を中心に分家、
 その親族までも統合する

らしきものが田舎にあります。(統合なのかはよくわかりません)

親からの又聞きですが、田舎には本家・分家のグループがあって、新しく家を分けるのにはグループの許可が必要らしいです。

血のつながりよりは、昔の家意識で判断するらしく、ある家の家長が子供のないまま亡くなったときには、その妹(離婚して戻ってきた)の長男に後を継がせるかどうかで散々揉めたそうです。理由は「一度家を出た女の子供だから」です。

そこまでこだわるのには、共有財産の分配という理由もあると思います。グループで保有する山などを売った場合、家の数で割るそうです。

こんな感じなので、デメリットは時代にそぐわないということでしょうか。他の地域から来た人だと、とても束縛される気がすると思います。

メリットは、困ったときの助け合いだと思います。
祖母が亡くなったときには、たくさんの人がやってきて、お通夜・お葬式の2~3日、ご飯の支度を3食全てやってくれました。
家の人はお葬式のことを決めるだけです。
そして、全てが片付いた後、宴会をしてもてなしました。

都市部では外食ができるので必要ない制度ですが、何もない田舎ではこれがないとツライと思います。

本家のお嫁さんを「本家の姉さん」、家の家賃を「年貢」と言っているような田舎です (^ ^;)

参考になるでしょうか?
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この回答へのお礼

実体験からのお話、ありがとうございます。

友人の家はまさにそんな感じでした。
日本式の単位(俵、貫目等)で数えたり、
標準でかまどがあったりと、
同じ日本とは思えない事ばかりでした。

ただ、私がそこで聞いたお話では、家督制度は
財産を個人の采配で分配できない、ではなく、
財産は家督と称される一人に
一括管理させるシステムでした。

一族で共有するのも、分散を防ぐ手ではありますから、
地域によって違うのかもしれませんね。

大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2004/09/06 20:30

 こんばんは。



 昔は家が共同生産,共同消費の共同体でしたから、家の財産はできるだけ分散を防ぎ、いつまでも家が続くようにしなければなりませんでした。
 そこで家の財産の管理者である家長が死亡すると新たに家屋を管理する家長が必要となり、その要請にこたえるために、家督制度という長男子単独相続制度が生まれてきました。

 ところが現代では、工業の発達にともなって、家はしだいにその生産性を失い、単なる共同消費の共同体となってしまいました。
 家族員はみんなそれぞれ思い思いの職業について収入を得、それによって自分または自分と配偶者と子の生計をたてていかねばならない世の中になったのです。
 そして、家族みんなが自分で自分の家庭の生計をたてていくことになれば、家の財産の永続も、職業の世襲も不可能になります。これが現代の家族の姿です。
 
 そこで、相続制度もこの家族の形態に見合うように変化しなければなりませんでした。
 このため、現行民法はこのように考えて、配偶者に相続権を認めるとともに、諸子均等相続制を採用しています。

 以上のことから、メリット、デメリットというより、時代を背景にした制度だと言う事ですね。
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この回答へのお礼

財産の分散防止は大きな理由なんでしょうね。
友人の実家は農家ですから、
農地を一族で管理するのは
現在でも妥当なのかもしれません。

ご指摘のように、現行の法律とは
相容れない部分も多くありますので
それによって生じるお家騒動など、
色々想像してしまいますね
(^^)

参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2004/09/06 20:04

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