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創世記の六章にはこうあります。
「さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。
神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした」
ここでいう「神の子」というのは何でしょうか?
教えてください。

A 回答 (3件)

神の子の素性についてですが、彼らが人間の女性を妻にした結果産まれたネピルムと呼ばれる特殊な子供に注目するなら理解できます。

創世記には彼らは特殊な存在で当時の社会で「力があり名のある人たち」であったとその存在の特殊性を伝えています。では、その父親は単なる人間で神の崇拝者だったのでしょうか。それはあり得ないでしょう。創世記の6章は有名なノアの洪水の記録の部分です。もし「神の子」が神の崇拝者の人間だと言うなら、それはまさにノアのような人と言うことになります。しかし、ノアの息子達は決してネピルムといわれるような特殊な存在では無かったと記録されています。つまり、「神の子」は人間ではない存在、つまり霊的存在・天使のような存在と言うことになります。

「神の子」が天使ではないと言う考えはキリストが述べたように「御使いは天ではめとったり嫁いだりしない」と言う事実を根拠としています。しかし、これは「しない」という事であって「出来ない」訳ではありません。男性同士は結婚しませんが「男性同士で結婚する」人はいますね。そういう事を「倒錯行為」と思う人がいるとしてもです。

聖書の記録によるとマリアに受胎告知を行った天使ガブリエルがそうであったように目に見える人間の肉体を自由につけることが出来るわけです。その他、人間の体を身につけた天使が食事をすることについても聖書は記録しています。

そういう事を認識すれば、人間の体を身につけた天使が女性と結婚して性的関係を持ち天使と人間の混血を生み出したと言うことがfoetidaさんが取り上げた聖書中の記述の意味だと考えられます。

しかし、当然のこととしてこれは本来結婚しないはずの天使という立場を考えれば「倒錯」であり「道徳に反する」行為です。それで、創世記6章ではネピルムの存在を神が洪水によって当時の世界を滅ぼそうと考えた原因の要因であったと述べています。

ネピルムとその父親「神の子」のその後についてですが、

このように、人間と御使いの混血であるネピルムは普通の人間よりも体格(かなり大きかった)体力・知力などが優れていたと考えられます。だから聖書の創世記では彼らのことを当時の「有力者」と表現しているのです。しかし、これらの存在はノアの洪水によって滅ぼされてしまいました。「神の子」は元々天使ですから洪水で滅ぶことは無かったものの、ペテロ前書3章にあるように彼らが神によって処罰され拘束を受けて人間と交渉をもてないようにされたと述べられています。

しかし、ギリシャ・ローマ神話または日本の古事記のようなものまで、世界中で半神半人のような神々が様々な「好色・貪欲・放縦・好戦的」で彩られる神話を繰り広げ、その話が伝えられています。これは人類史の初期に地上に実在していたネピルムがそのモデルであり、その名残だと考える人もいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おもしろいですね。
ちょっと気になったのは創世記のこの記述です。
『「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。』
アダムからノアまでの人々の寿命が長いのは、彼らが特殊な存在であったからであるようにも思えますが、その点はどのようにお考えになりますか?
もしよろしければ教えてください。

お礼日時:2004/09/14 16:46

下記への追加です。



元々アダムは死なない人間として完全な命を持つものとして神様が創造したと書いています。しかし、禁断の木の実を食べて神に逆らったために完全な命を失ったいきさつが創世記には記録されています。しかし、元々完全な生命力があったので生命力は今と比較にならないほど強かったと思います。アダムを始め、ノアの世代までは人間の寿命は平均して900歳と聖書は記録しています。ところがノア以降は急激に短くなりイスラエルの祖であるアブラハムにもなると180年弱となりダビデやソロモンの時期になると今と変わりません。

原因としてはノアの洪水後の地球環境が激変したためではと思います。神は洪水後にノアに対して動物性蛋白の摂取を許可されますが何らかの必要があってのことだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある。」
という記述があったので、元々寿命があったのかなーと思っていました。
両方セットで食べるべきものだったですかね。
参考になりました。

お礼日時:2004/09/14 21:10
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
サイトごとに記述が違って、どれが通説なのかよくわかりませんでした。しかしながら、どのような考え方があるのかは解りました。
参考になりました。

お礼日時:2004/09/14 05:09

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