
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
反応がないので、原文をコピーしました。
以下、「方丈記」の最初の部分です。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。
知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。あるいは露落ちて花残れり。残るといへども朝日に枯れぬ。あるいは花しぼみて露なほ消えず。消えずといへども夕べを待つことなし。
タイトルが「方丈」という小さな庵(いおり)であるところから考えると、
「すみか」が主で、住む人は従。
「水の流れ」が主、「うたかた」(泡)は従。
「朝顔」が主で、「露」が従。
ということに、なります。しかし、結局はどちら消えてしまう物だいう発想(無常観)がこの「方丈記」のテーマです。
No.3
- 回答日時:
原文をゆっくりイメージして声に出して読むと分かりますよ。
ソノアルシトスミカト無常ヲアラソフサマイハゝアサカホノ露ニコトナラス。或ハ露ヲチテ花ノコレリ。ノコルトイヘトモアサ日ニカレヌ。或ハ花シホミテ露ナヲキエス。キエストイヘトモ夕ヲマツ事ナシ。
朝顔に露が宿りますが、露に朝顔が宿る訳ではありませんよね。
人に家が宿ったら可笑しいでしょう?
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