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お世話になっております。
タイトルの通りですが、「男性の浮気性」に触れた有名な和歌を探しております。

私なりにも調べているのですが、もしご存知のものがあれば教えてください。

「男は浮気する生き物で全くしょうがないなぁ」というあきらめの意味のものでも、「あの人が浮気してしまって悲しい」というようなものでも結構です。

和歌と、簡単な対訳をいただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (6件)

toroporiさん、こんにちは。


>「男性の浮気性」に触れた有名な和歌を探しております。

そうですね。百人一首で、女性が詠んでいる歌は、大体男性の心変わりを嘆いた歌が多いのでは、と思います。

53.右大将道綱母
「なげきつつ 独り寝る夜の あくるまは いかに久しき ものとかは知る」

これは、夫の帰りを待つ妻の、寂しい、待ちくたびれた感情を表しています。
当時は通い婚だったので、結婚していても夫が通ってこなくなる場合も多かったですよね。当時の女性はかわいそうだなあ、と思います。

38.右近
「わすらるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の をしくもあるかな」

「わすらるる身をば思わず」なんて、そのまんまですよね。
忘れられてしまう・・・それは、仕方がないことです。
でもね・・あの日、命を賭けて愛しぬくって誓ったじゃありませんか。
その命は惜しくないんですか?(それでもあなた、私をお捨てになるのね?)といったところでしょうか。
やっぱり、女性はかわいそうだな・・と思います。

45.謙徳公

「あはれとも 言うべきひとは 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな」

これは、男性がつれなくなった恋人に贈った歌のようです。
君ほど、僕のことを想っててくれる人はいなかったよ。
そんなことに気がつかない僕はバカだったよ。
でも、もう遅いのかい?僕は一人でわびしく死んでいくしかないのかい・・

女性だけでなく、男性も随分めめしいですね。

56.和泉式部

「あらざらむ この世の外の 思ひ出に 今ひとたびの 逢う事もがな」

私はもうすぐ消えてゆきます。もう一度、あなたに会いたい・・

59.赤染衛門

「やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな」

今夜来るって言ってたから、待っていたのに、全然来ないから、夜が更けちゃったじゃない。
傾く月を見るはめになってしまったわ、という意味ですよね。
約束していた男性にぶっちされたことを嘆く歌だと思います。

この他にも色々あると思うのですが、ご参考になればうれしいです。
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2つぐらいどうでしょうか?




53.右大将道綱母

なげきつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

あなたが今夜も来ないので淋しいのです
黒髪よりも長い夜明けがどんなにつらいか
浮気なあなたにはわからないでしょうね

* あなた = 夫


72.裕子内親王紀伊

音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の 濡れもこそすれ

あなたが浮気なお方ってこと噂で聞いています。高師の浜の波は打ち寄せたら
すぐ引きます。
私も、うっかり好きになって悲しみの涙で袖を濡らさないように気をつけ
なくては・・・
 ↑
これは、中納言藤原俊忠の恋文の歌への返答ですが、おしゃれな断り方ですよね。
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この回答へのお礼

素敵な歌をたくさん教えていただきありがとうございます。
ひとつひとつをじっくり読んでたのしみました。
丁寧な訳もありがとうございます。

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2004/06/29 09:45

 #1です。

再度お邪魔します。

 百人一首でしたら,

 「忘らるる 身をば思はず 誓ひして 人の命の 惜しくもあるかな」(右近 作)

と言うのがあります。

 現代訳は(色々解釈があるようですが) 

 「忘れられてしまう私の身のことはかまいません。それより,「心変わりしない」と誓ったあなたの命が,神罰で失われるのではないかと,それが惜しく思われてなりません。」

です。

 「人の命の惜しくもあるかな」という言葉の本意は,裏切られた女の精いっぱいの強がりなのか,神仏に捧げた誓いを破った相手に下る天罰を想定して,「そのうちばちが当たるから,せいぜいお気をつけあそばせ。」と皮肉たっぷりの忠告を送ったのか。女心は怖いですね。
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あまり詳しくないのですが、いくつかありますよ。


書き出しておいたメモが見当たらないので、とりあえず手元にあった百人一首から1つだけ。

音にきく たかしの浜のあだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ(祐子内親王家紀伊)

評判の高い高師浜のいたずらに寄せ返す波にはかからないようにしましょう、袖がぬれるでしょうから。(浮気で有名なあなたのおことばは心にかけないようにしましょう。きっと涙で袖を濡らすことになるだろうから)

他にも浮気者のあなたのことばは信じられませんというような内容のがあったような記憶が…メモがどこに行ったやら…もっと探してみますが、古文の専門家の人の登場を期待しています。失礼しました。
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百人一首です。

私のとても好きな歌の一つです。
 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
  人の命の 惜しくもあるかな
訳;あなたに忘れ去られる私自身のことは何とも思いません。ただ私への愛を神に誓ったあなたの命が、誓いを破った罰を受けて、縮められはしないかと心配に思われるのです。
 
どうでしょうか。
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 こんにちは。



 多分,無いのではないでしょうか。(自信はありませんが。)
 なぜなら,百人一首や和歌が盛んであった時代には,高貴な方には,一夫一妻という概念は無かったですから,浮気という概念も無いということですね。(心変わりを嘆く歌でしたらあるかもしれませんね。)
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この回答へのお礼

そういえばそうですね。
浮気=当たり前、でしたね。あのころは。

源氏物語を読んでいながらすっかりそのことを忘れていました。

心変わりを嘆く歌でも結構ですので、もしご存じでしたら教えてくださいますか。

お礼日時:2003/11/30 14:53

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