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アドルフ・ヒトラー総統が描いた理想な『帝国』について質問です。

ナチス・ドイツの総統、アドルフ・ヒトラー総統は、自ら掲げる理想な帝国として、『一つの民族、一つの帝国、一人の総統』という理念に基づいた帝国を築き上げるという野望を持っていた。
なぜそのような野望が生まれた背景には、ヒトラーが生まれたオーストリア、当時の「オーストリア・ハンガリー帝国」は、様々な民族を持つ多民族国家であり、常に分離独立問題を抱えていた。
そのような国内事情が原因で、ヒトラーにとっては、多民族国家は、本来あるべき国家を汚すことであり、上記のような野望が生まれた原因になったのですが、ここで質問です。
ヒトラーが描いた理想な帝国のように、広大な領土を持ち、しかも一つの民族・人種しか住まない帝国というのは、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

「アドルフ・ヒトラー総統が描いた理想な『帝」の質問画像

A 回答 (2件)

メリット



それが完成した場合、国家解体がおきにくくなります。
ユーゴスラビアが、単一民族ならばあんな状態にはなっていません。
最近では、イングランドとスコットランドが分裂する危機が発生しましたが、これも他民族ネイションの国家解体のリスクと言えます。



デメリット

その過程で、国家解体のリスクが増大します。

日本のように、アイヌ人や琉球人のように少数で、しかも主権国家を形成する能力も意思もなく(意思がないのが特に重要。意思があるだけでテロや紛争が頻発する。中東の少数民族のテロが多いのは、アイヌ人や琉球人と違って、主権国家を持とうとする意志が強い民族が多いから。)、多くの日本に住む民族は天皇を中心に歴史観や民族意識を共有しているような国ならば、単一ネイションを成功できますが、殆どの国はそんな状態ではありません。

ましてや、当時のドイツの勢力圏では、主権国家を持つ能力のある民族も沢山いますし(もともと国を持っていましたから)、その意思が強い民族も沢山います。紛争リスクが増大します。結果的に内政が不安定化します。

ただ、もしもその紛争リスクをやりきれば、その後は安定します。




実は、これを現在やっているのが中国共産党です。

チベットは既に完成していますが、それより前は、満州民族などの民族浄化を行っていました。清王朝は、満州民族を中心とした多民族国家でしたが、現在の中国の満州族は1000人ほどです。満州や内モンゴルなどで民族浄化を行った成果として、現在は漢民族が主流の土地となり、その地域での民族紛争のリスクは低下しました。現在は、ウイグル人などを浄化中です。

民族意識は、時として結束する精神的支えになり、それが民族自決の原動力となります。国際的には、ウッドローウイルソンが民族自決を肯定して以来、民族自決は圧制を強いる帝国と、それに立ち向かう少数民族と言う美しい印象で語られるようになりました。圧政を行う側とすれば、それら少数民族が存在するだけで不安要素となります。その不安をなくす方法が民族浄化政策です。それをやりぬいたのが現在の中国です。
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>一つの民族・人種しか住まない帝国



ではなくて、「一つの民族・人種が、他の劣等な民族・人種を支配して統治する帝国」でしょう。

ヨーロッパには、伝統的に「階級社会」があります。優秀な一部のエリートが、劣った民衆を統治・支配する社会です。
ヒトラーの描いた社会もその延長線上で、「優秀な一部のエリート」がドイツ民族のナチス党という思想です。

ですから、日独伊三国同盟を結びましたが、日本など頭から信用も信頼もしていませんでした。
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