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地上デジタルTV(モード3)のキャリア周波数間隔は約0.992kHzですが、その根拠としてほとんどの書物が 125/126=0.992[KHz] と書いてあります。
125/126 の意味は何でしょうか?
また125と126は単位が記載されていませんが多分同じ単位だと思います、そうするとその割り算になぜ基本単位の[Hz]ではなく[kHz]の単位がつくのでしょうか?
有効シンボル長1008[μS]の逆数(1/1.008mS)がちょうど0.992[kHz]になり、こちらの根拠の方が分かり易いような気がするのですが、それとの関係も教えて頂ければ助かります。

A 回答 (3件)

ご希望の回答になるかどうかわかりませんが、私の見解を述べます。


サブキャリア間隔の求め方は
 ①有効シンボル長の逆数
 ②もともとの周波数帯域幅をセグメント数とサブキャリア本数で割る(No.2の方の求め方)
のどちらからもアプローチできますし、どちらも正しいと思います。

私が強調したいのは無線通信(あるいは放送)でなぜOFDMが用いられているかということです。まず、OFDMの場合にはサブキャリアの本数はFFTのサイズ(=回路規模)にかかわってくるので重要ですが、サブキャリアの間隔は一本一本をRF受信するわけではないので、あまり気にする必要はありません。
それよりも無線通信でエラーが発生する要因の大部分はマルチパスによる

1.フェージング(周波数選択性)
2.シンボル間干渉(ISI)

で、これらの克服技術が重要ですね(おそらくこの辺りは学んでおられると思いますが)
OFDMは1.も2.も解決可能なのでよく用いられます。OFDMの場合には、

1. はシングルキャリアであれば周波数選択性フェージングとなりなかなか受信側で解決しづらいものを、サブキャリアの一様フェージング、つまりサブキャリアの受信強度だけの問題に落とし込むことができます。救えなかったサブキャリアのデータは誤り訂正技術でカバーできます(インターリーブと誤り訂正符号)。

2.はガードインターバルを設けて、そこにサイクリックプリフィクスを付加して干渉領域を判定ウインドウから除外することでISIを防ぐことができます。

このISIの防ぐためのGIを何μ秒にするかが、私は重要と考え、126μsecありきでサブキャリア間隔を計算しました。実際にはすべてが絡み合っていますので①からでも②からでも計算できればよいと思います。
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この回答へのお礼

大変詳しい解説ありがとうございました。いずれにしても本質的なことではありませんので、ベストアンサーにさせて頂いて解決済みとします。

お礼日時:2018/05/01 16:52

6000/14/432=6000/6048=125/126

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単にガードインターバルのパラメーター


長さ126μs
有効シンボル長に対する比1/8
から来ていると思います。

つまり、
サブキャリア間隔Δf = 1/T
ここでT:有効シンボル長
T=ガードインターバル÷有効シンボル長に対する比

Δf[Hz]=1/{0.000126÷(1/8)}
∴Δf[kHz]=1/{0.000126÷(1/8)}÷1000
=1000/8 ×(1/126)
=125/126
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
内容は理解でき、本来の疑問は完全に解消しましたので大変助かりました。
新たな疑問です。結局有効シンボル長Tを計算すための(ガードインターバル長126μS÷ガードインターバル比)の計算ですが、通常見かけるISDB-T伝送信号の規格表には、有効シンボル長とガードインターバル比しか記載されていません。
なぜ規格表に記載されている有効シンボル長の逆数で定義せず、記載されていないガードインターバル長を(有効シンボル長×ガードインターバル比)で一度計算してから、再度(ガードインターバル長÷ガードインタバル比=有効シンボル長)を計算するのでしょうか。モード3に限らずモード1・2とも全く同じようです。
もし理由をご存知でしたらご教示ください。
ご回答がなければ、期限満了直前にベストアンサーで解決済みの処理をします。

お礼日時:2018/05/01 08:51

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