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認知心理学や脳神経科学から見た議論・討論が得意な人、また論理的思考が得意な人というのは、どのような認知の状態、思考回路を有していると思われますか。
普通、物事を的確に処理できるようになる場合、勉強・学習を積み重ねていかなければならないと思います。
様々な学問分野などにおける大量の知識や方法論・技法を習得する中で、論理的な思考法が蓄積されて物事が重層的に関連付けられて多面的に考えられるようになるのではないでしょうか。
それなくして、めちゃくちゃ頭が良くなった人、その分野において精通した人なんて学者にしろ、政治家にしろ、将棋の棋士にしろ、いないんじゃないでしょうか。
そうすると、議論・討論が得意な人というのは、そうした事実や、経験・定説からの原因から結果への関係性を豊富に持っているということになるのでしょうか。
これをもう少し、本格的にというか、認知心理学や脳神経科学の見地から言いますと、どのような状態の表現と言い表せますでしょうか。
もちろん、だからといって、単純に個別の知識を多く持っていることが、即、優秀な思考力を培うことにもならないのではないかとも思います。
例えば、クイズ王だからといって、ディベートが得意だとは限らないでしょう。
もうひとつ聞きたいのは、結局、討論が得意になるためにはどのような、プロセスを踏んでいけばいいと思いますか。
政治や世の中のことについて、日常的に自分の意見を言えるように考えるクセをつけるのもいいですが、技法・方法論を体系化したした書籍・Webサイトなどがありましたら教えて頂きです。
といいますのも、どうも調べてもディベートの仕方を書いた本を見ましても、一般的なディベート選手権などの試合の形式的な進行の仕方などについて大幅は紙面が割かれてあるだけで、肝心で実質的な相手を論破するための戦略・手法について緻密に具体的に書かれてあるものが見当たらないからです。

A 回答 (4件)

それなくして、めちゃくちゃ頭が良くなった人、その分野において精通した


人なんて学者にしろ、政治家にしろ、将棋の棋士にしろ、
いないんじゃないでしょうか。
  ↑
将棋の棋士などは、小学生の頃から
大人の高段者を凌駕しているのが普通ですが。

ある名人が、言っていました。
直感こそが一番重要である。
読みは、その直感が間違えていないかどうかを
確かめるに過ぎない。
子供の時は、その直感力を鍛えないと強く
なれない。



議論・討論が得意な人というのは、そうした事実や、経験・定説からの
原因から結果への関係性を豊富に持っているということになるのでしょうか。
   ↑
なると思います。
ただ、将棋は別でしょう。
将棋が強いから、議論に強いとは思えません。
ワタシは、議論なら藤井さんに勝てる自信があります。



これをもう少し、本格的にというか、認知心理学や
脳神経科学の見地から言いますと、どのような
状態の表現と言い表せますでしょうか。
   ↑
人間の脳は、大きく三つから構成されています。
 性欲、食欲など本能を司る生存脳。
 喜怒哀楽を司る感情脳。
 理性、計算を司る思考脳。

生存脳は動物も人間も共通です。
感情脳は人間が最も豊かです。
思考脳に至っては、人間の独壇場です。

この思考脳は、鍛えれば鍛えるほど発達
します。
議論に強いひとは、この思考脳が発達している
んだと思います。

しかし、発達しているから議論に強い、とは
必ずしも言えないでしょう。
頭は良いが、口下手、という人もおります。

それこそ、質問者さんが指摘しているように
知力の総合力だと思います。



肝心で実質的な相手を論破するための戦略・手法について緻密に
具体的に書かれてあるものが見当たらないからです。
  ↑
法学をお勧めします。
法学というのは、元来、そうした議論のための
学問だったのです。

○人を殺したら死刑だ。

人とは何か。

母の胎内で細胞になり、鳥みたいな格好になり
・・そうやって産まれてくる。
どこまで胎児でどこから人なのだ。

死者は人ではない。
では、どこまで人で、どこから死者なのか。
人間の死は、脳死、心臓死、各細胞の死、という
段階を経るが、どの段階で人でなくなるのか。



○人を殺すことは悪いことだ。
これを議論する。

1,人とは何かを明らかにし。
2,殺すとはどういうことかを明らかにし。
3,悪いとはどういうことかを明らかにし。
4,「1」「2」と「3」が論理必然の関係に
 あることを論証する。


こういうことを、詳細に議論していくのが
法学です。

幕末、日本一の論客と言われた、川路 利良が
英国人法律家と議論して、完敗したことがあります。

その英国人曰く。
「しょげることはない。君は私に負けた訳では
 ない。
 数百年の歴史を経て議論されてきた法理論に
 負けただけだ」
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
川路 利良のエピソードはたいへん興味深かったです。
もう少し深く調べてみたいと思いました。
西洋では何百年も討論の技術を蓄積してきたのですね。
日本では確かにあまり、江戸時代などそんな話も聞きませんね。
また、棋士でも将棋は恐ろしく強くても、羽生のような人ですらディベートの達人や論客のような人と何かの世の中の論題について討論しても、後者に分がある。
論理学などではなくて、法学のほうが議論の向上には役に立つと。
学校教育でも、個別の様々な分野については習うわけですが、それらを通して共通の考え方というか、汎用的にあてはめられる論理的な考え方というものを取り出して、教えられていないというのが不思議です。
せいぜい、そうしたいろんな教科を習う中で、個人が独自に抽象的思考を無意識的にというか磨いているだと思います。
あと、少し話を広げてというか思い切って質問致しますが、釈迦、キリスト、日蓮などの聖人と言われる人がいると思います。
こられの人と、現代の討論の技術を身につけた人が対論した場合、論題にもよると思うのですが、どのような展開になると思われますか。
不思議に思いますのは、昔のプラトンなど古代の哲学者も、たいへんな智慧を持った人だと思うのですが、当時は現代に比べれば、到底、学問的なことも知識的なことも、ほとんどなかったようにも思えるのですが、どうして知性を磨けたのかと思います。
ある意味、今の東大生の方が知識的なものはプラトンよりもあるのではと思いますが、では東大生が何かプラトン以上に高邁なことを言えるのか。
また、もし差し支えなければ、tanzou2さんはどのような経歴・御職業につかれていらっしゃる方なのでしょうか。
tanzou2さんであれば、例えば、攻撃が最大の防御とばかりに自分の不利な点は棚に上げて、こちらのどちらかといえば小さな落ち度を責めて強弁をはかり、足の引っ張り合いをすることで問題をうやむやにしようとする相手に対してはどのように対処されますでしょうか。
いろいろ長文になり失礼しましたがよろしくお願いいたします。

お礼日時:2018/05/14 02:12

すみません、科学的な見地からの回答ではありませんが…



野球にしても将棋にしても、何にしても先天的な才能もさることながら、子供の時に
その本質の部分を体得する、ということが大きいのではないかと思っています。

近年では、そうした教育の部分が発達しているので、大きく才能を開花させる若者が
出てきているのではないのでしょうか?

先日、王貞治氏の「一本足」になる前の打撃の映像を見ましたが、あまり才能を感じ
るものではありませんでした。
その後、荒川さんとの「猛特訓」で才能を開花させるに至るのですが、子供のころに
良い指導があれば、そんなに苦労しなくてもよかったのかも知れません。

さて、議論・討論ということについても同様のことが言えると思いますが、日本人と
いうものは実感として、あまり論理的ではないと思います。
近年は少し変化してきたと思いますが、そういう文化なのだと思います。ですから、
議論・討論において力をつけるためには「特訓」が必要だと思います。

橋下徹氏の映像を少しまとめてみた時があって、その時に感じたことは、「道理」
(彼にとっては法律とか行政の仕組みなど)をきちんと理解し、少しもブレがないこと
です。
ケチョンケチョンにやられる若い記者などは、それらの理解が甘いのでしょう。

大事なことは、そのものに対する深い理解が第一だと思います。
それから、論理的な思考ということについては、論理学などを勉強するよりも、それ
を目的とした書物を読むのがいいと思います。

例えば、「論理トレーニング101題」 野矢茂樹著。
実は私もトレーニング中。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
橋下徹氏は代表的な論客ですね。
橋下氏は、特別にディベートの訓練をしたことがあるのでしょうか。
それとも、もともと討論の素質があって、同じように最高学府まで勉強してきた人たちと比べて、特別、討論の才能が花開いたと言えるのでしょうかね。

お礼日時:2018/05/14 02:18

知識は一般の人でも相当な量を頭に蓄えています。


議論。討論にたけている人は 蓄えられた知識を如何に素早く的確に引き出せる(Retrieve)かだと思います。
relational patern searchとでも言う能力があるのではないかと思います。
ある意味でinnateなものだと考えますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
innateとはもともと持っている才能、先天的なもののようですが、それが本質的にどのようなものなのか、解明されていたら知りたいです。
最近、人工知能でディープラーニングなどが出てきていますが、将来、議論に特化したAIが出てくるのか注目しています。

お礼日時:2018/05/14 02:23

話をするのは、相手のことをもっとよく知りたいからではないでしょうか。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かにその目的があってということはありますね。
またよろしくお願い致します。

お礼日時:2018/05/14 02:25

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