都道府県穴埋めゲーム

ADS の女性について。当事者または、親しい方に質問です。


ADSは発祥率が少なく(人口割合1.5%程?)、加えて男性が多いということで、なかなか悩みを相談しにくい状態です。

具体的には、日常生活における過ごし方や、恋愛や仕事での相談など...



おすすめの書籍や映画、グループなどございましたら、お手数ですがご教示下さいませ。

A 回答 (2件)

いろいろな方の意見を求めていらっしゃると思うので、同じ人間が回答して申し訳ないのですが、


不要であれば無視しておいてください。



ASD当事者の女性です。


ASD・自閉スペクトラム症に関しては男性を基準にして考えられていたという説が10年以上前からあり、
最近ではその説が有力になっています。

ASDの診断基準は基本的に男性向けに作られているため、
女性のASD者は少し違う特徴が見られたり、女性のほうが自閉症の特徴がマイルドで分かりづらい場合が多いです。

自閉症は男性に多いと言われていましたが、
診断基準を女性ASDに合わせれば、女性の自閉症者数もぐっと増えて男性とそれほど変わらないのではないかと言われています。

真偽の程は分かりませんが、自閉症が男性脳の極端なケースだという説もあります。
女性よりも男性のほうがもともとコミュニケーションを苦手とする人が多かったり、
女性のほうが社会的により高いコミュニケーション能力を求められることから、
男性ASDと女性のASDと比べたときに、女性のほうが自閉症の特性が薄くなるということだそうです。
(※8年くらい前ですが、診断を受けた後、図書館で発達障害や自閉症と名の付く本を片っ端から全部読んだときに書いてありました)


例えば、
男性が「自分、不器用ですから」と言ってコミュニケーションやマルチタスクが苦手だけれども優秀な技術者だったりすると社会的に認められますが、
女性が同じことをしてもなかなか認められません。やはり男性よりも愛想や愛嬌を求められます。

女性特有の人間関係、集団意識、PMS・PMDD(ホルモンの周期に影響される)、社会で男性以上に高いコミュニケーション力を求められる等、
女性ASDならではの困り事があるので、
「女性の」自閉スペクトラム症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害
などをキーワードに探されるとよいかもしれません。


映画やドラマ等で描かれる自閉症やアスペルガー症候群(ASD)は男性をモデルにつくられているものが多いと思います。
他の女性当事者にお会いしたこともありますが、女性でメディア等からイメージするようなベタなASDはあまり見たことがありません。



・本題の「悩みを相談する場」に関してですが、
女性ASDの知り合いをつくるには当事者会に参加してしまうのが早いと思います。
地方在住などで難しい場合はSNSを利用すると便利です。
Twitterで女性当事者に話し掛けてみたり、自分で女性ASD特有の悩み事についてつぶやいていたら、誰かが話し掛けてきてくれることもあります。
気に入ったブログがあれば、その方に話し掛けてみてもよいと思います。
また、「発達障害や自閉スペクトラム」と名が付く講演会に行ってみると、当事者に会えたりします。
(私は人見知りでなかなか自分から話し掛けられないので、Twitterをよく利用していました)


・おすすめの書籍や映画などについては
本は図書館で気になったものを全部読んでしまってはどうでしょうか。
女性向けの「ASDとは」と説明するような本、当事者が書いた手記、事実を基にした小説など、いろいろあります。
最近ではマンガもたくさん出ています。


参考になったというよりも個人的に面白かったものは、
ドナ・ウィリアムズ、河野万里子/訳 『自閉症だったわたしへ』 女性ASD
トリイ・ヘイデン  『シーラという子』『よその子』 これに出てくるシーラ(シーラという子)やラドブルック(よその子)は恐らく女性ASD
無限振子 『精神科医となった自閉症者の声無き叫び』

テレビドラマですが
『The Big Bang Theory』 これに出てくるSheldonは男性ASDをモデルにしている
参考になるというよりもコメディで気軽に見られて面白いドラマです

映画は
『レインマン』サヴァン症候群
『Temple Grandin』女性ASDの学者
『グッド・ウィル・ハンティング』自閉症ではなく天才だが、心に傷がある
『カッコーの巣の上で』自閉症は関係ないが、精神病と人間の尊厳について考えさせられる
『ショーシャンクの空に』自閉症や障害には全く関係ないけれども「希望を捨ててはいけない」と思わせられる


『TED talk』 というプレゼンテーション動画が見られるサイトで
ASDについてのスピーチがいろいろと見られて、これは本当に参考になります。

『youtube』でも確かASD(当時はアスペルガー症候群)の女の子が2人でおしゃべりしているものがありました。


本でも映画でもありませんが、
私は Martin Luther King Jr. 牧師の『I Have a Dream』のスピーチに物凄く支えられました。
人種差別撤廃を求める史上最大級のデモで行われた演説で、非暴力不服従などを説いています。


本や映画以外にも
他の動画やスピーチも勉強になったり、勇気付けられたりするかもしれません。


自助グループはたくさんあってお薦めのものは、ごめんなさい、分かりません。
まずは最寄りの所から当たってみてはどうでしょう。
合う・合わないもあるので、評判を調べてみたり、連絡を取ってみて嫌ならやめたり、
一度行ってみて自分が必要とするものではないと思えば行かなければよいだけなので、いろいろ行ってみるという方法もあります。
そこまでの余裕がなければ、Twitterでやりとりするだけでも効果はあると思いますよ。
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この回答へのお礼

分かりやすく詳細に、ありがとうございます!やはり女性と男性では、少し違いが出てくるのですね。
メモに写し、少しずつ出来ることを探していこうと思います。

お礼日時:2018/05/29 11:37

少し前は(今も?)言語性優位の女性ASDのことをAspergirls(アスペルガール、アスパーガール、アスピーガール)と呼ぶ人もいました。


少し昔の情報になるかもしれませんが、そういったキーワードで検索してみてもよいかもしれません。

男性のほうが症状が「分かりやすい」ので「診断を受ける人が多い」というだけで
実は女性のASD者も多いので、そういう意味での仲間というか同志はたくさんいますよ。

女性のほうが「見えにくい」「見つかりにくい」だけです。




女性のASD(広汎性発達障害・HF-PDD、アスペルガー症候群、高機能自閉症)に関して説明している書籍が今はたくさんあると思いますが、
ASDについて詳しく知るということを突き詰め過ぎると、自分のQOL(生活の質)を上げるというところから焦点がずれてしまうことがあります。

私は診断を受けた後、いろいろな図書館にある発達障害関連の本を全て読んだり、インターネットで英語の記事や論文まで探して調べまくっていたのですが、
当事者の方のブログか何かで

「自閉症傾向のある人は疑問を持ったことについてあれこれ調べるということにはまりやすい。
自分はどうすればいいのだろうというところから、発達障害って何だろうと勉強しまくる人が多い。
けれども、気を付けないと迷宮にはまる。
ASDとは?を突き詰めるよりも対策を研究するほうがQOLはアップしやすい」

というようなことが書かれていて、はっと気付かされ、
そこからASDに関する専門的な本や記事を読みまくることをやめて、とにかくQOLを上げるということを考えました。


何が言いたいかというと、
そういう失敗をする人もいるので気を付けてくださいということです。
私よりしっかりされている方でそのような心配は不要なのかもしれませんが、念のため、同じ失敗をされないほうがよいと思うので。
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この回答へのお礼

「迷宮」に別の探し物をしたときにはまった経験があります。QOLの向上、とても大切な意識なので気を付けたいと思います。

お礼日時:2018/05/29 11:41

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